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ゲームそのまま! 殺人現場にいたオウムの“証言”が注目の米裁判

 「法廷バトルゲーム『逆転裁判』そのままだ!」

 鳥のオウムが証言台に立つというゲームのシナリオそのままの裁判が、米ミシガン州で検討されているから驚きだ。事件は昨年に起きた妻による夫殺しで、検察側は現場にいたペットのオウムが発した言葉を証拠として提出するかどうか思案しているという。
 「オウムの名は『バド』。マーティン・ドゥラムさんが自宅で射殺され、妻グレナさんも銃によるケガを負って倒れていた。現場の状況や、妻が書いたとみられる遺書が発見されたことから、警察はグレナさんがマーティンさんを射殺した後に自殺を図ったのではないかと見ているのです。グレナさんは犯行を否認しています」(在米日本人記者)

 犯人未逮捕のまま1年が経過し、苛立ちを募らせたマーティンさんの両親が新たな“証人”を警察に推薦した。それがマーティンさんの飼っていたバドだった。バドは現在、マーティンさんの元妻が飼育している。
 「バドは『ドント・ファッキン・シュート(やめろ撃つな)』とか、2人のその前後の口論も覚えている模様です。高い声と低い声を使い分ける様子まで再現し、専門家も『これは明らかに男女の口論。実際に聞いた会話が頭に残っているのでしょう』と解説。別の専門家も『オウムは知能が高く、マーティンさんが殺害されたことを覚えている可能性は十分にある』と指摘しています」(同)

 実は動物の出廷は過去フランスである。'08年に「スクービー」という名の犬が、飼い主だった女性がパリのアパートで首を吊って死亡している事件での証言台に“立って”いる。
 '14年には9歳のラブラドール・レトリバーが出廷しているが、仏の動物行動学者などは、犬の証言を採用するのは非科学的だと警告している。

 今回、仮に検察側がバドの証言を採用することを決めたとして、陪審員がどう判断するかが注目される。

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