安田記念の前哨戦。本番を占う上でも興味深い。本命には、新興勢力のサクラゴスペルを推す。
今シーズンは(1)(1)(9)着と、充実ぶりは目を見張らせる。9着も重賞初挑戦(しかもGI)の高松宮記念で強豪相手に0秒5差と善戦。メドを立てたのだから大したもの。<4105>と、まだ底を見せていない4歳馬でプラスアルファは測り知れず、これはアドバンテージ。強調材料はまだある。東京千四はここまで3勝を挙げている十八番の条件。自在に動けるスピードと、センスの良さが備わっているのは心強い限り。差し切りが決まる。
当面の相手は、高松宮記念2着(クビ差)のサンカルロ。終いの破壊力はメンバー有数で嵌れば怖い。穴は、短距離に慣れてきたサダムパテック。昨年の皐月賞2着馬で実力はここでは互角以上。一発逆転があって不思議はない。
◎15サクラゴスペル
○2サンカルロ
▲12サダムパテック
△1アグネスウイッシュ、14グランプリボス
☆東京10R「立川特別」(芝1600メートル)
◎ハングリージャックは、道悪馬場では未勝利馬にも勝てない。と、陣営が強調するほど下手。前々走13着は道悪に尽きる。前走の汐留特別は感冒のため出走を取り消しているが、道悪馬場だったことを考えれば良い休養になったといえる。実際、取り消しの影響を感じさせない仕上がり状態にあり、良馬場なら期待できる。
ミヤビファルネーゼ、サトノタイガー(いずれもオープン)相手に(3)(2)着した実力はここでは明らかに上位。<1200>と、得意の東京千六で確勝だ。
◎13ハングリージャック
○10コルノグランデ
▲3ヴィジャイ
△6エーシンミズーリ、8ヒラボクインパクト
☆東京9R「夏木立賞」(芝2000メートル)
1戦ごとに地力強化の跡を示す、ロジサンデーをイチ押し。
前3戦((2)(1)(4)着)は全て道悪馬場にも関わらず、メンバー最速の上がりを発揮しておりこの点は特筆されていい。身上の切れ味は良馬場でこそ真価発揮される。差し切りが決まるとみた。
◎4ロジサンデー
○8レッドシャンクス
▲11ショウナンタケル
△6マイネルヴェリタス、9ナリタポセイドン
☆新潟11R「八海山特別」(ダ1200メートル)
休み明け2戦目で上積みの大きい、コスモパイレットが狙い目。
その前走3着(0秒6差)は道悪馬場も響いた。今度は乾いた力の要るダートが望めるし、チャンスは十分だ。相手は、逃げ鋭いヤマニンアストレア。距離短縮でガラリ一変のシーンがあっていい。連続2着中のワンダーキラメキも圏内。
◎2コスモパイレット
○7ヤマニンアストレア
▲ワンダーキラメキ
△5スイートエスケープ、6ラヴリードリーム
☆京都11R「都大路ステークス」(芝1800メートル)
2連覇に向けて万全の態勢が整っている、ネオヴァンドームをイチ押し。距離、コース実績など総合力でライバルに水をあけており、期待して大丈夫。相手は、ガンダーラ。前走(0秒1差(3)着)が好内容だったし、得意の京都(4勝)なら好勝負必至。穴は、デキの良さが目立つミッキーパンプキン。
◎14ネオヴァンドーム
○1ガンダーラ
▲4ミッキーパンプキン
△3ゴールスキー、15オールアズワン
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。