だが、この“3歳差”というのは大きな間違い。実際の悟空と悟飯の最終的な年齢差は、“12歳”なのである。
順を追って説明しよう。悟飯が生まれたのは、悟空が20歳のときだ。この時点で2人の年齢差は約20歳差となる。
その後、悟空は2度死ぬ。1度目はラディッツを倒すため、自らを犠牲にピッコロの魔貫光殺砲で打ち抜かれたとき。
そして2度目は、セルの地球爆破を阻止し、セルもろとも自爆たときだ。1度目は約1年弱、2度目は約7年弱死んでいたため、悟空はトータル約8年間死んでいたことになる。
『ドラゴンボール』における世界観の設定上、死んでいる期間中は肉体が年を取らない。そのため、2度目にこの世に戻ってきたときは、実年齢より約8歳若い状態である。よって、悟空と悟飯の年齢差は、20歳差から8歳分差し引いた12歳差となるのだ。3歳となれば、ほぼ兄弟ともいえる年の差。そう考えれば12歳差は許容範囲内か?
いや、最初の『金八先生』で杉田かおるが演じた雪乃が妊娠、出産したのが15歳。さらに志田未来が一ノ瀬未希役で熱演したドラマ『14歳の母』の双方は、社会的に大きな反響という名のバッシングを受けた。そして、悟空はこの2作品を下回る12歳差のお父さん…。バッシング受けなくて良かったね!