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ハッシーの地方競馬セレクション(12/17)「第65回全日本2歳優駿(JpnI)」(川崎)

 勢いがある馬は違うね〜! 先週浦和競馬場でおこなわれた「第52回ゴールドカップ(SIII)」。本命に推した工藤阿須加のように勢いに乗るリアライズリンクスは、好スタートを切るとハナを主張して先頭へ。道中は折り合いも付きグッと脚を溜める。3コーナー入口ではペースが上がると、押してハナを守り直線へ。2番手にいたソルテとは手応えで劣っていたが、コーナーの立ち回りの巧さが功を奏して突き放すと、最後は再び詰められたものの凌ぎ切り1着。流石勢いに乗っている馬は違いますね。6連勝で初重賞制覇を飾り、今後ますます勢いを増してくるでしょう。

 さて、今週は「第65回全日本2歳優駿(JpnI)」が川崎競馬場でおこなわれます。2歳ダート戦線唯一のJpnI競走で、今後のダート路線を占う意味でも重要な1戦です。地方、中央の意地と意地がぶつかり合う闘いは見逃せません!

 2歳ダート王に輝くのはこの馬。高いスピード能力を武器に2歳ダート王を狙うワンダフルラスター。初戦は圧倒的なスピードの違いで優勝すると、2戦目は敗れたものの前走は2番手から抜けだして凌ぎ切る着差以上に強い競馬。アメリカ生まれの高い身体能力…まさにケイン・コスギのようです。今回は初の左回り、ナイター、マイル、テン乗りと初物尽くしではあるものの、鞍上がムーア騎手ならその不安も杞憂に終わると見ます。

 対抗はディアドムス。芝では結果が出なかったもののダートに変わって一変。未勝利戦を2着馬に0秒9差付ける圧勝を飾ると、プラタナス賞ではスピード能力が問われる馬場になってしまい5着に敗れましたが、前走の北海道2歳優駿では地方特有の力のいる馬場が合い0秒8差を付ける圧勝。今回も地方の力のいる馬場が味方をし、上位争いの可能性は高いでしょう。

 ▲はタップザット。こちらは2戦2勝と負け知らず。力があることはこれまでのレースぶりを見ればわかりますが、コーナーを逆手前で走るなど荒削りな部分が多いのも事実。能力が高いことは認めますが、今回は荒削りな部分を割り引いて3番手評価とします。

 以下、ようやく本来の調子を取り戻してきたウインバローラス、クラバズーカーまで。

◎(3)ワンダフルラスター
○(7)ディアドムス
▲(9)タップザット
△(10)ウインバローラス
△(4)クラバズーカー

買い目
【馬単】6点
(3)⇔(7)(9)(10)
【3連単】9点
(3)→(7)(9)(10)→(4)(7)(9)(10)

※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。

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