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土地込み1000万円以内のマイハウスも夢じゃない? 今注目の“タイニーハウス”とは

 最低限のモノだけを持ち、シンプルな暮らしを送る「ミニマルライフ」が流行してしばらく経つが、アメリカで火が付き日本でも広まりつつあるのが「タイニーハウス」と呼ばれる家での生活。直訳すると「小さな家」という意味のタイニーハウスは、いったいどんなものなのだろうか。

 タイニーハウスとは、その名の通り小さな家。大きく分類すると4種類ほどあり、それぞれ「マイクロハウス」、「トレーラーハウス」、「ドームハウス」、「コンテナハウス」と呼ばれている。日本で家を持とうとする場合、土地購入とは別に、建築費が2000万円〜5000万円ほどかかると言われているが、タイニーハウスの場合だと、たとえば35平米のトレーラーハウスであれば500万円前後で購入することが可能。建築費用300万円台のマイクロハウスが続々登場している上、ドームハウスに至っては「30平米ほどで85万円以下で建築できる」とうたうメーカーもあるほど、ローコストなのだ。

 さらに土地も、都会以外ならば100万円以下で購入できるケースも決して少なくない。実は都内から電車で2時間以内の範囲でも100万円以下の土地は多くあり、タイニーハウスの建築費用と合わせて数百万円以内に収めることは難しくないプランなのだ。

 また、タイニーハウスの中でも現在最も注目を集めているトレーラーハウスは、外観や内装は家そのものなのだが、「トレーラー」という名前の通りタイヤが付いている。そのため、その土地に飽きたら家ごと引っ越しすることも可能。さらに、あくまで車両扱いになるため、不動産取得税や固定資産税の税金もかからない。エンジンがなく自走はできず、車検はもちろん、自動車税もない。税金を大幅にカットすることができる。

 もちろんタイニーハウスにもデメリットはある。収納スペースは少なく、部屋数も少ない。プライバシーがなくなる恐れもあり、トレーラーハウスは車両のため住宅ローンを使えずオートローンしか選択肢がなくなる。設置予定場所までの道の幅が4メートル以上ないと運ぶことができない、トレーラーハウスのけん引に50万円前後かかることもデメリットだ。

 しかし、お風呂やトイレなど、最低限の生活をする機能はもちろん備えてあり、シンプルな生活を実現できるタイニーハウス。値段の高さからマイハウスを持つことを諦めている人は検討してみてはどうだろうか。

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