思想に偏りがあるといわれる玉川氏は、度々発言が物議を醸す。一方で、熱烈な支持者がいることも事実である。そこで今回は、そんな玉川氏の発言を振り返ってみたい。
①韓国軍のレーダー照射事件で「レーダー照射は危険じゃない」
今年1月の韓国軍のレーダー照射問題を取り上げた際、ゲストの元海上自衛隊海将の伊藤俊幸氏に対し、玉川氏は田母神俊雄氏がツイッター上で「よくあること」と書いたことを根拠に、
「田母神氏がレーダー照射しても危険ではないと言っている。ロックオンされてもいろいろ解除しないとミサイルは打てない。ミサイルを打ってくるということはありえない」
と独自の思想で激しく問い詰める。理路整然と「それは間違い」と話す伊藤氏に対し、玉川氏は「だから聞いてんですよ。レーダー照射っていうのは危険なのか危険じゃないのか?」、さらに「戦闘地域ではない。友好国でも危ないのか?」と問い詰めた。この行動は、ネットユーザーはもちろん、スタジオにいた羽鳥慎一からも苦言を呈されてしまった。
②「コメンテーターは感情論ではなく一線を引け」
5月、川崎市で発生した無差別連続殺人事件について、『ひるおび!』(TBS系)でコメンテーターの立川志らくが「1人で死んでくれ」と発言したことに、玉川氏は激しく憤りを見せる。
そして、志らくのコメントについて、
「個人の会話ならいいけど、僕たちコメンテーターなどテレビに出る人は、感情論ではなく一線を引いて発言しなければならない」
とコメンテーターとしての在り処を語った。
もっともな意見ではあるのだが、韓国軍レーダー照射事件についてのコメントなど、自身もかなり感情的になった発言が散見されるだけに、「お前が言うな」「あなたが言えることですか」など、一部ネットユーザーから批判が殺到することになった。
③「医者というプロなら舌ガン早期に疑い、見逃すのを避けてほしい」
堀ちえみが口腔がんに冒されてしまった様子を見た玉川氏は、医師の仕事に憤りを持ったようで、
「医者というプロなら舌ガン早期に疑い、見逃すのを避けてほしい」と発言する。
これに、一部視聴者は「医師といえども、がんを早期発見することは難しい」「無責任なことを言わないでほしい」などと批判が入り、炎上を招いた。
思想の偏りや過度な責任追及など、視聴者から「何様だ」という批判が集まる玉川氏だが、そんな彼の炎上発言が番組のウリになっていることも事実。これからも『サンデーモーニング』(TBS系)の張本勲氏とともに、「炎上芸」で番組を盛り上げていくのだろう。