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稀勢の里 大記録を打ち立てた白鵬と真逆 負け方に協会が失望

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提供:週刊実話

 大相撲秋場所は、横綱白鵬(33)の5場所ぶり41回目の優勝で幕を下ろした。

 14日目には前人未到の幕内通算1000勝も達成。記録ずくめの場所を、14回目の全勝で締めた白鵬は終始ニコニコ顔だった。

 「最高に気持ちがいい。4月にオヤジが天国に旅立ちまして、寂しい思いもしましたけど、これでいい報告ができる」(白鵬)

 だが、この場所の真の主役は、9場所ぶりに15日間フル出場した稀勢の里(32)だった。
「負けが込み、横綱の面目を失うようであれば、即引退」と、退路を断った上で出場した稀勢の里。その“明日なき闘い”をひと目見ようというファンで両国国技館は連日、札止めの超満員。幕内にかかった2160本の懸賞数とともに、こちらも最多記録を更新した。
「大相撲人気がちょっと落ちてきたところで、稀勢の里の人気のすごさを改めて見せつけられた感じ。『稀勢の里さまさまだな』と、協会首脳は胸をなで下ろしていました」(担当記者)

 ただ、肝心な成績はいまひとつ。序盤、ヒヤヒヤするような際どい相撲ながら5連勝したアドバンテージが大きく、なんとか10勝5敗と勝ち星を2桁台にのせたものの、完全復活とはほど遠い成績だった。
「6日目からの10日間の成績は、勝ったり負けたりの5勝5敗。序盤の5連勝がなかったら…と思うとゾッとします。気になったのは、その負け方の悪さです。5敗とも一方的に攻め込まれ、なんにも抵抗出来ないで負ける“完敗相撲”ばかり。あれでは救いようがない。千秋楽に豪栄道にあっけなく突き落とされた相撲を、NHKで解説していた元横綱の北の富士さんも、『まるで(大敗した)場所前の稽古場みたいだ。こんな相撲を見せられると、また来場所も心配しなくちゃいけないんじゃないか』と、ため息をついていました」(大相撲関係者)

 稀勢の里の人気が頼みの綱の日本相撲協会・八角理事長も手放しでは喜べない。千秋楽の役員室では、さっそく注文をつけることを忘れなかった。

 「まず、立ち合いで当たってからの圧力を戻したいね。負けた相撲は全部、押し込まれている」
 11月11日から始まる今年最後の九州場所も同じような相撲だったら、再び引退論が囁かれ始める。横綱なのに、毎場所ハラハラ、ドキドキするのは、本人もファンも、もうコリゴリ?

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