そんな河童の執念のクレーム活動を追ったドキュメンタリー(?)映画『河童皿太郎 信念のクレーマー』の舞台あいさつが24日、短編を中心に上映する映画館「下北沢TOLLYWOOD(トリウッド)」(東京・世田谷区)で行われ、主演の平野靖幸と、共演の吹田早哉佳が登場した。
ネットショートムービーチャンネルで公開された短編映画を一堂に集めたプログラムの一作として、この日上映された『河童皿太郎』。
主演の平野は、体を緑色に塗った河童メイクで撮影していた際、街では「すれちがう人が目を合わせてくれませんでした」と笑いを誘った。しかし、海で泳ぐ場面や、歩道橋の上でたそがれるシーンでは、見知らぬ人からいきなり、「おう、河童じゃねえか、がんばれよ」と声を掛けられたという。
平野のメイクのはがれた個所を数えていたと撮影秘話を語るのは、寿司屋の店員を演じた吹田。撮り終えた作品を振り返り、「いつか、学園もので、純愛をやりたい」と「夢」を語った。
今後の意気込みとして、平野は、「日々精進です。自分の演技を磨いていきたい」「ファンの方が増えてきてくださって、ほんとうに感謝しています。これからも応援していただければと思います」と語り、吹田は、「劇場まで足を運んでくださる方々がいて、ほんとうにうれしいです。これからも、やりたいと思ったことを、どんどん形にしていきたいと思います」とファンにメッセージを送った。(竹内みちまろ)