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中国爆買いサッカーにトドメを刺すイニエスタの一言

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提供:週刊実話

 バルセロナFCからやってきた世界的名手、アンドレス・イニエスタの存在感は、やはり別格だ。

 「7月22日に開催されたイニエスタのデビュー戦、ヴィッセル神戸対湘南ベルマーレの試合は、クラブの公式発表によれば、神戸のホームゲームでは今季最多の26146人。指定席は完売で、当日に自由席が追加されました」(スポーツ紙記者)

 そのイニエスタは7月28日に“一時帰国”してしまった。クラブや選手たちの話を集約すると、今回の帰国と8月初旬の再来日は当初の予定通りとのことだが、神戸戦でひともうけしようともくろんでいたアウェー側のクラブは「だったら、最初から知らせてくれよ」と愚痴の1つも言いたい心境だろう。

 「前売りの払い戻しが殺到するのも覚悟しているそうですが、帰国中のイニエスタの発言次第では、Jリーグは“スター軍団”に好転するかもしれませんよ」(専門誌記者)

 近年、年俸が高騰して契約先を失った元代表選手といえば、中国リーグ移籍が既定路線。中国リーグが希望額を出すからだ。

 「でも、実際に中国リーグ入りした元代表選手たちは、そこでの生活をあまり気に入っていません。中には移籍を後悔している選手もいるのです」(同・記者)

 理由はいくつかある。中国は都市部と地方で、インフラの差があり過ぎる。ホテルなどの衛生面はもちろんだが、買い出しにも苦労させられているという。

 「農薬を使い過ぎて形がイビツになったり変色している野菜が平然と並べられていたそうです。『身長が伸びる』などとデタラメなことを言って売っていた品物もあるとか。中国の治安、衛生面の悪さは欧州選手の間でも話題になっています」(同)

 今、Jリーグ本部では外国人選手枠に関する“意見交換”が始まっている。3人+アジア人枠1人+Jリーグとの提携国枠1人で、1クラブ最大5人となっているが、「撤廃、もくしは拡大して」という意見が出始めているという。各国の一流選手が「中国よりも安全で衛生的な日本で」と考え始めていることはJリーグ本部にも届いているからで、外国人選手枠を拡大しなければ、せっかくのビジネスチャンスも逃してしまうというわけだ。もちろん、資金力が乏しい地方クラブから反対する声も出ているようだが…。

 ともあれ、帰国中のイニエスタが「日本での生活は快適だ」と一言いえば、成り金の中国リーグは失速し、Jリーグは大きな転機を迎えることになる。巡り巡って日本サッカーのレベルアップへとつながることを大いに期待したい。

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