今週発売の「女性セブン」によると、押尾容疑者は取り調べを受ける中、当初はふてぶてしい態度を取っていたが、遺棄致死罪の話になってくると、落ち着きがなくなり、ついには激しい胃痛を訴え始め、警察病院に連れていかれたという。
「病院で検査を受けたところ、胃が荒れて、穴があいた状態だった」(捜査関係者)
強気なキャラで知られる押尾容疑者が実は弱気だったわけだ。
押尾容疑者は逮捕される5日前にロスから帰国したばかりだったが、企業の社長らとラスベガスに行っていた。押尾容疑者にはタニマチが複数いたことはよく知られている。社長たちと会うときには非常に従順な態度をとっていたらしい。銀座のクラブに元国会議員とやってきた押尾容疑者は、下座に座ってすぐにお酌。ホステスたちには議員を持ち上げてみせ、平身低頭という様子だったそうだ。
「東京・自由が丘の寿司店に財界人と来たときは“家族のために仕事を頑張りたい”と言って体を90度に曲げておじぎしていた。ハリウッドデビューのためには体作りが大切だから、お酒もたばこもやらないと語っていた」(居合わせた客)
しかし、その反面、タニマチがいない時にはまったく違う態度だった。クラブでは酒を浴びるように飲んで、ホステスたちとイッキ大会を展開。「“負けたらお持ち帰りな”と言って何人もつぶされていました」(目撃者した客)
さらに、被害者女性の異変を感じた際、彼が六本木ヒルズの部屋から電話した相手は十数人といわれている。そんなヘタレな押尾容疑者だが、その要因は中学時代のある経験にある、と同誌は指摘している。
「父親の仕事の関係で、4歳から12歳までアメリカにいた押尾容疑者は、帰国後入学した中高一貫の中学で、下級生が使ってはいけないトイレに入って、高3生20人ぐらいに囲まれ、ボコられた。それから彼は体を鍛えるようになった」(知人)
日本語がうまく話せず、助けてくれる友人もいなかったという。シカトされたり、変なウワサを流されたり、学校に通えない状態になったことすらあった。
一度延長された押尾容疑者の拘置期限は24日まで。とにもかくにも今後、事件はどんな展開をみせるのか、気になるところだ。