送検容疑は、昨年8月30日午後午後0時20分頃、同県朝来市内のコンビニエンスストア店内で、買い物をしていた客の20代の女性のスカート内を、セカンドバッグに仕込んだ小型デジタルビデオカメラで動画撮影した疑い。
警察の調べに対し、巡査部長は「仕事のストレス解消と、性的欲求を満たすためにやった」と容疑を認めており、なんと「5年前から12台のカメラを使って、150〜200回盗撮した」と供述しているというから、筋金入りの常習犯だった。
巡査部長の容疑が浮上したきっかけは、盗撮用靴の販売会社が摘発されたこと。昨年7月、京都府警がカメラを仕込んだ靴を販売したとして、府迷惑行為防止条例違反(盗撮)のほう助容疑で、インターネット通販会社の社長らを逮捕した。
その際、府警は約1500人分の販売先名簿を押収。そのなかに、巡査部長の購入履歴が残っており、県警が事情を聴いたところ、盗撮行為を認めた。自宅のパソコンからは、盗撮したと思われる動画や画像のファイル約150点が見つかった。
県警の吉塚潤一郎監察官室長は「警察官としてあるまじき行為で、被害者を始め、県民に深くお詫びします。事実関係に基づき、厳正に処分した」としている。だが、現職警察官が約5年間も盗撮行為を続けていたのに、停職1か月では甘すぎでは?
(蔵元英二)