例によってペースはスロー。こうなれば折れ合いがついたものが有利なのは明白。岩田・ジュピタは先行集団の直後を追走。3コーナー過ぎでは早めに仕掛けて出た。直線は上がり3F34秒7の切れ味を発揮し、後続を振り切って快勝した。勝ちタイムは3分8秒7(良)。
「前走が重苦しかったので、マイナス10kgはちょうどいい具合でした。折り合いもついていた。長い距離は得意だし、これで本番が楽しみになりました」と岩田騎手。友道師も「(アドマイヤ)オーラがドバイに行っているので、あとは任せてくれということですかね」と笑顔いっぱいだった。
ポップロックが4着に敗れたことで、「天皇賞・春」の勢力分布図はメイショウサムソンが出走予定の「産経大阪杯」待ちとなった。