大手広告代理店スタッフは「民放ドラマが40本あるとして、主役からバーターの脇役まで決めることができるほどの影響力を持てるのが、ジャニーズ13本、オスカー13本なんです。続くのがホリプロの3本。あとはアミューズやスターダストでも1本程度。ジャニーズとオスカーが圧倒的なんですよ」と明かす。
SMAPや嵐など視聴率を見込めるジャニーズが強いのは分かる。しかし、オスカータレントの主演作は視聴率的には振るわないケースが多い。上戸彩、武井咲、剛力彩芽など、「低視聴率女王」という不名誉な称号を与えられることがあった。それでも、事務所として持っているドラマ枠の数はジャニーズと同じ程度だという。いったいどういうことか。
「CM出演数つまりスポンサーを持ってこれるということです。上戸も武井も剛力もCM女王の称号を持っており、それぞれレギュラーCM企業は常に10数社。それだけスポンサーを持ってこれる。ちょっとぐらい視聴率が悪くても、自分たちのラインで持ってきたスポンサーですから、ドラマが打ち切られることもあまりない。打ち切りがないということは、テレビ局としてもありがたいから、安心して使えるんです」と前出スタッフ。
CMスポンサーが多くついているということは、スキャンダルがないということ。オスカーは「20歳以上ならデビューから5年、10代なら25歳まで恋愛禁止」という鉄の掟が、CM獲得に生きているというわけだ。もちろん、浮気なんて、論外だろう。