その顔触れは、AKBなどの48グループのSTU48、現役大学生演歌歌手の辰巳ゆうと、7人組のダンス&ボーカルグループ・Chuning Candy(チュニキャン)、「楽器を持たないパンクバンド」として話題のBiSHが選ばれた。
「正直、4組のうち飛び抜けたアーティストがいないが、諸々の“大人の事情”で選ばれた感が強い。それでも何とか4組を選ばなければならないので、こういう顔触れになったが、例年以上の新人の“不作”ぶりとなってしまった」(レコード会社関係者)
4組のうち「チュニキャン」はほぼ世間的には知名度がなく、それもそのはずで今年3月発売のデビューシングル「Dance with me」はオリコンの週間シングルランキング48位で売り出しに失敗。今年は同曲しか発売していないにもかかわらず、権威ある新人賞候補に選ばれてしまった。
「メンバーたちは沖縄出身かハーフでビジュアルはモデル並み。所属するのは仲間由紀恵らが所属する大手で、同社の社長がすっかり惚れ込んでしまい猛プッシュしている。その社長は業界内でも力があるので、とりあえず、新人賞候補に入れて花を持たせた。最優秀新人賞は100%なさそう」(同)
BiSHは16年にメジャーデビューし、奇抜なパフォーマンスで人気が浸透。ネットを有効活用している。
STUは今年1月に発売したデビューシングル「暗闇」がオリコン1位を獲得。瀬戸内海7県を拠点とし、ステージは専用船のクルージングとなる予定が、いまだに船が完成せず。
辰巳は氷川きよしらの事務所の後輩で今年1月に「下町純情」でデビューした正統派のイケメン演歌歌手。
いずれにせよ、最優秀はチュニキャン以外の3組から選ばれそうだ。