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タバコの臭いに激怒し上司を足蹴り 47歳千葉県印西市職員、そのいきさつに同情の声も

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画像はイメージです

 11日、千葉県印西市の都市建設部建設課に勤務する男性主査(47)が、上司を足蹴りにしたとして減給処分を受けたことが判明。その理由と行動が賛否両論となっている

 印西市の発表によると、職員は昨年7月28日の土曜日、住民の家を訪問する予定で休日出勤。その出発前、上司は職員駐車場で喫煙していたのだが、主査はこの行為に激怒し、車内で注意を与えたところ口論に発展。車を止めたうえで、上司の腹を足蹴りにした。

 この2人は反りが合わなかったようで、今年7月に上司が主査の勤務態度などを課長に報告し、事態が発覚。この事案について、主査は「住民に休日に時間を取ってもらったのに、タバコの臭いがするのは礼に欠くと思った」と暴行に至った理由を説明している。

 印西市はこの行為が地方公務員としてあってはならない行為として、9月10日付けで減給10分の1(3か月)の懲戒処分としたことを発表。公式サイトで、市長が「全職員に対し改めて、服務規律の確保及び全体の奉仕者としての自覚を再認識するよう徹底する」とコメントを発表した。

 この処分に、ネットユーザーからの声は賛否両論。「暴力は良くない」という見方は共通しているものの、非喫煙者からは主査の言う、「人と会う前にタバコ臭い体になるのは失礼」「上司の意識が低いことは疑いようのない事実」「主査の話のほうが筋が通っていると思う」「被害から1年ほど経過して事態を告げ口するなんて卑怯」という論理に理解を示す声が。一方、喫煙者からは「そんなことで怒られては困る」「仕事前に一服するのは当然のこと」「上司の方が主査の態度に我慢していたのでは」という声もあった。

 親と上司は選べないというが、処分を受けた主査が上司の能力や振る舞いに不満を持っていたことは間違いない様子。しかし、通常どのような会社でも、上司に不満を持つケースはあり、日本人は大抵の場合我慢してしまう。

 その不満をストレートに口にし、「相手への礼節を欠く」という理由で暴力を振るう部下と、そのことを我慢し1年後に訴える上司。性格が合わなかったことだけは間違いなさそうだ。

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