TBSショップなど都内3カ所で販売を開始。8月中旬からはネットでも扱っている。こちらは、9月中旬から下旬にお届けという異常人気ぶりである。
「TBSショップと東京駅の店舗には、開店前から行列ができるほど。追加生産が追いつかず、買えずに帰る人もいます」(ショップ関係者)
饅頭は半沢の決め台詞である『倍返し』の焼印が押され、黒糖入りのやわらかい皮の中にこしあんが入っている。
オマケとして、“半沢直樹の名刺ステッカー”が封入され、9個入りで840円(税込み)。だ。そのステッカー目当てによるマニアの大量買いもあるという。
『半沢直樹』関連では、他に名刺キーホルダー、ストラップ(税込み1050円)も売られているが、ネット販売ではこちらも1カ月待ちである。このように、ドラマのヒットは関連商品という副産物を売る力を持っている。
「ドラマとのメディアミックスで売れたのが『家政婦のミタ』です。主演の松嶋菜々子が持っていたドクターズバッグは、ネット価格6万5000円で販売し申し込みが殺到。サイズを小さくした廉価版3万8000円、スーパーの買い物用5800円等も売り出した。お陰で、松嶋にも3〜5%のマージンが入ったようです」(テレビ誌担当記者)
今回の饅頭やキーホルダーのマージンはどうなっているのか。
「マージンはだいたいが10%。それをTBSと原作者が分ける格好になる。ただ、売値が安いので、いくら大量に売れても、それほどの金額にはなりません」(前出・ショップ関係者)
今後もさまざまな種類の半沢グッズが販売される予定らしい。だが、不動産事業から饅頭まで販売してもTBSはそれほど利益には結びつかない。饅頭を売るより、全体的に視聴率を上げるしか再浮上の方法は残されていないといえよう。