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激白!ヤクザに惚れた女たち「もう普通がよく分からない」(4)

★「会えない時間が愛を育てる」

事務職・高橋みな子さん(仮名・30歳)

 旦那はいわゆる“懲役太郎”で、あたしと結婚してから5回も刑務所に入っているんですよ。それもませるだけ孕ませて、子供の出産のときには必ず社会不在なので、さすがにわざとやってるんじゃないかと疑うレベルで(笑)。

 ただ、これだけ短期刑を繰り返してる受刑者って、ほとんどがシャブ中や窃盗(罪)だと思うんですけど、旦那の場合はすべてが喧嘩による傷害罪。いい年こいて恥ずかしいには違いないんですが、組のみなさんも「あいつだけは本物だよ」なんて褒めてくれるので、まだヤンチャな年頃なんだなと自分自身には言い聞かせてます(笑)。

 それに「服役囚は刑務所に入っている時間分、時が止まる」とはよく言ったもので、旦那は本当にガキなんですよ。特に嫌なのがあたしを束縛しようとすることで、女友達と飲みに行くにしても「なんて店に行くんだ?」「男はいねぇだろうな?」と、めちゃくちゃ面倒なんです。

 顔を合わせれば喧嘩ばかりしますし、家にいたらいたでましいので、あたしっていわゆる“亭主元気で留守がいい”タイプなのかも(笑)。そういう意味では、常に社会不在の旦那とは相性抜群ですね。

「会えない時間が愛育てるのさ」なんて歌詞もあった通り、刑務所に入っているときだけは旦那とラブラブなんですよ。子育てと仕事が忙しいのでなかなか面会には行けませんけど、手紙だけは毎日欠かしません。内容は完全に中学生レベルのラブレターで、あとから読み返すことなんか恥ずかしくて絶対にないですけど、会えないという状況にお互い萌えるんでしょうね。

 ホントに西野カナ(『会いたくて会いたくて』)の世界ですよ(笑)。

 おまけにそういう(手紙の)やり取りを繰り返しているうちに、脳内で旦那が美化されてくるというか、例えばテレビとか観ていても「この最近人気の俳優さん、うちの旦那に似てんじゃね?」みたいな。

 まぁ、実際に刑務所から出てくると、顔は全然そんなことないんですけど、規則正しい生活と不正運動で必ずマッチョになって帰ってくるので、正直それだけでうれしいです(笑)。

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