2010年に放送されたドラマ『Mother』(日本テレビ系)で頭角を現し、その演技力と愛らしさで子役の頂点に上り詰めた芦田。2013年には映画『パシフィック・リム』でハリウッドデビューを果たし、現在は学業と女優活動を並行させている。14歳ではあるが、その将来が期待される若手女優のひとりだ。芦田の朝ドラ登板にネット上からは、「朝ドラ主演も近いんじゃ?」「恋愛作品解禁になったから恋愛要素ある朝ドラでも主演できそう!」「再来年あたりは主演できるんじゃないかな」と期待する声や「喋り方にクセがあるから面白い語りが期待できそう」「安藤サクラが30代だから逆にナレーションで面白くバランスが取れそう」といった意見も多く見られた。
朝ドラのヒットを左右するとも言われているナレーション。現在放送中の『半分、青い。』の風吹ジュンや2016年の『べっぴんさん』の菅野美穂らは、劇中に亡くなった登場人物が同じ役柄のままナレーションを務めた。物語に深みを持たせ、視聴者を共感させる狙いがあるようだ。一方、2017年の『ひよっこ』の増田明美、2014年の『花子とアン』の美輪明宏のように、クセのある声で視聴者とより近い立場からツッコミやコメントをすることで、固定ファンを付けようとするパターンもある。
今月放送された花へんろ特別編「春子の人形」(NHK BSプレミアム)では切ない恋心を表現し話題となるなど、女優としての成長が著しい芦田。果たして芦田の語りは視聴者の期待に応えることはできるのだろうか。芦田が語りを務める『まんぷく』は安藤サクラをヒロインに、日清食品の創業者・安藤百福とその妻の姿を描く。史上初めてのママさんヒロインと史上最年少の語りに注目したい。