両作品はいずれも、「警察ミステリー界の巨匠」と呼ばれる今野敏氏が原作。「機捜235」は月曜プレミア8でシリーズ第3弾まで放送され、主演の中村梅雀と共演の平岡祐太の2人の「機捜バディ」が視聴者から好評で、その人気ぶりから満を持して初の連続ドラマ化。
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今回、同作とコラボが決定した「警視庁強行犯係 樋口顕シリーズ」は、2003年のテレビドラマ化以降、シリーズ第12弾まで放送され、2021年に初の連ドラ化。今作でも、主演の内藤剛志をはじめ、樋口班の佐野岳、片山萌美、小松利昌といったおなじみの顔ぶれが集結。
日々起こる難事件を機動捜査隊が痛快に解決しながら、シーズンを通して「機捜バディ」と樋口班のメンバーがタッグを組み、警視庁最悪のコールドケースに挑むという。
「玄人好みのドラマファンに愛される2作品で、テレビ朝日系の人気シリーズ『相棒』と視聴者層はかぶっているはず。それなりの数字を取りそうな感じで、もしコラボが成功すれば今後もコラボ作としてシリーズ化されるのでは。そうなったら、他局も追随するはず」(テレビ誌記者)
アイデア勝負のテレ東らしい戦略となったが、このコラボは両作品にとってメリットがあるというのだ。
「別々にドラマ化した場合、撮影日数も予算もかかる。それを1つのドラマにしてしまえば、撮影日数も予算も抑えることができる。原作者が同じなので許諾も取りやすいが、今のところ他局はなかなか考えつかなかったような面白い企画」(テレビ局関係者)
初回の視聴率が注目される。