もともと、ものまねタレントやラジオDJとして活動していた三四六氏。東京出身だが、2001年から拠点を長野に移し、地元局で冠番組を多数持っている。妻はタレントの網浜直子で、芸名は、師匠と仰ぐ千春と、もともと柔道選手として将来を嘱望されていたことから、柔道小説の主人公・姿三四郎が由来であることが知られている。
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同選挙区では、TBSの記者出身で有名キャスターだった立憲民主党の現職・杉尾秀哉氏と激戦を繰り広げている。
「長野では16年、19年、21年補選と野党統一候補が自民に3連勝中。今回は日本維新の会の手塚大輔氏が割って入ったことで、与野党一騎打ちの構図は崩れたが、全国紙などの序盤情勢調査では、杉尾氏と三四六氏のデッドヒート。網浜さんは候補者の妻として裏方に徹していて、選挙期間中は主に三四六氏と分かれて県内の支援者を回るなど万全のサポート体制」(地元紙記者)
同誌によると、参院選公示日の6月22日、千春が自ら「弟のような存在」と語る三四六氏の応援のために、冬季五輪の会場にもなった長野市の「ビッグハット」前に登場。
熱弁をふるうと、時間にして約40秒、自身が作詞・作曲した代表曲「大空と大地の中で」のあまりに有名な一節を口ずさみ聴衆から拍手を浴びたという。その後、松本駅前の街頭演説でも千春は同じ歌を熱唱したが、専門家によると、法的に問題のある行為なのだとか。
プロの歌は、本来有償で提供するが、候補者を当選させる目的で有権者にサービスとして無償提供していれば、公選法第221条で規定された買収及び利害誘導罪に該当する可能性が。3年以下の懲役または禁錮または50万円以下の罰金が規定されているというのだが……。
「もともと、千春は親交が深い鈴木宗男参院議員の応援で何度も歌っているが、こういう記事が出たのは初めて。三四六氏の対立陣営がリークしたと思われても仕方ないだろう」(芸能記者)
ほかの歌手も選挙応援の際には気を付けた方が良さそうだ。