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ウクライナ大統領国会演説の動きで思い出される、感動を呼んだブータン国王スピーチ

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画像はイメージです

 ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンライン演説を行う動きが出ている。ウクライナ政府が日本政府を通じて打診を行っており、与野党は受け入れる方針と報じられている。

 ゼレンスキー大統領はすでに日本時間16日夜にアメリカ連邦議会でオンライン演説を行い、そこでは「真珠湾攻撃」と「9.11同時多発テロ」を引き合いに出し注目を集めていた。同17日午後にはドイツ連邦議会でもオンラインで演説している。

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 これまで日本の国会では各国の要人が演説を行ってきた。中でも人々の記憶に強く残り、感動を呼び起こしたのが2011年11月に行われたブータン国王、ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下の演説だろう。

 来日のタイミングは、同年3月11日に発生した東日本大震災から約半年後。そのため、演説には「皆様が生活を再建し復興に向け歩まれるなかで、我々ブータン人は皆様とともにあります」「いかなる国の国民も、決してこのような苦難を経験すべきではありません。しかし仮に、このような不幸からより強く、より大きく立ち上がれることができる国があるとすれば、それは日本と日本国民であります。私はそう確信しています」といった震災復興への力強いメッセージが盛り込まれた。

 当時、国王は31歳の若さであり、そのイケメンぶりが話題となった。さらに演説は英語で行われ、アメリカとイギリスへの留学経験を生かした流暢な喋りも注目を集めた。

 このフィーバーには思わぬ後日談もある。同年末の『笑っていいとも! 年忘れ特大号』(フジテレビ系)では劇団ひとりがブータン国王、AKB48の秋元才加が同時に来日した夫人のものまねを披露し、炎上する事件も起こった。それだけ日本人の間にブータン国王の存在が尊いものとして印象付けられていたためかもしれない。

 ゼレンスキー大統領の国会演説も、ブータン国王のような感動を巻き起こすことになるのかは気になるところだ。

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