>>『鉄腕DASH』登場の後輩ジャニに「わざとらしい」「必死すぎる」の声 TOKIOからは好評もなにわ男子に批判?<<
メンバー7人は個性的で、関西ジャニーズJr.歴17年9か月で歴代最長の藤原丈一郎は、オリックス・バファローズの大ファン。イケメンだが知識が乏しい高橋恭平はギャップ萌え、コスメマニアの大西流星はあざとかわいい担当だ。
NHK朝ドラに現ジャニーズで唯一2作品に出演した西畑大吾は、第二の二宮和也。モデルさながらの容貌で、Snow Manの目黒蓮と「消えた初恋」(テレビ朝日系)にダブル主演として熱演中の道枝駿佑は、ビジュアル担当。最年少で衣装プロデュースをしているのは長尾謙杜で、今後バラエティ番組で人気が出そうな大橋和也がリーダーだ。
グループは、売れるべくして売れた。デビュー前に行った初のアリーナツアーは、70倍を超える倍率。昨年は初の全国ネットで初冠バラエティ番組「なにわ男子と一流姉さん」(テレビ朝日系)がスタート。今年に入り、ABCテレビ・テレ朝系の「第103回全国高等学校野球選手権大会」と関連番組のテーマソングに新曲「夢わたし」が起用されるなど、デビュー前と思えない活躍。デビュー発表の7月28日は「なにわの日」。デビュー日の11月12日は所属レーベル会社「J Storm」の設立20周年記念日で、大安より縁起がいい天赦日(てんしゃにち)だった。
この先、勢いはさらに増しそうだが、「なにわ男子」結成の通達は信じられないほど地味で、あっけなかった。事務所関係者からのメールだったのだ。「その文面も、『お疲れ様です。なにわ男子というグループができます。メンバーは○○……』と7人の名前が書かれていて、『頑張っていきましょう』と締めくくられていたとか」(スポーツ新聞の芸能記者)
当時の関西ジャニーズJr.はジャニーズWESTがデビューした後で、「焼け野原」と形容された。そんな中で誕生した7人組は、大きな期待をかけられなかった。しかし、18年いっぱいで滝沢秀明さんがタレント活動を終えて、ジュニア勢の育成などを主とする会社の代表に収まると、風向きが変わった。なにわ男子以降のグループも活況を呈し始め、今では4グループが存在する。
東京のようにスタジオがないため、会議室を借りて練習するなど、恵まれない環境をバネにしてきた。先輩のコンサートが決まり、そのバックダンサーとして選出されるとレッスンに参加するが、声がかからなければフェイドアウト。そんな中、生き残ってきた奇跡の7人組。大みそかまで全力全開だ。
(伊藤由華)