ロシアのニジニ・ノヴゴロド州で、会社の取締役を務める39歳の男が、出会い系サイトで知り合った23歳の女性を誘拐し、監禁してレイプしたと海外ニュースサイト『Then24.com』と『The News Glory』、『The Daily Star』などが9月4日までに報じた。男は既婚で、2人の子どもがいた。妻と子どもの年齢は不明である。
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報道によると、男と女性は出会い系サイトを通じて知り合い、会うことになったという。男は女性の自宅まで車で迎えに行くので、2人でレストランに行かないかと提案した。女性は提案を受け入れた。なお、男は出会い系アプリで偽名を使い、年齢を3歳若く偽っていたことが分かっているが、男が職業や既婚であることを女性に告げていたのかは不明である。
8月24日の午後5時頃、男は車で女性を迎えに行った。男は女性を乗せて車を走らせたが、すぐに停車したという。車は女性の自宅そばのバス停付近にある駐車スペースに止められた。停車した場所に人通りがあったのかなどは不明である。
男は女性に服を脱ぎ、自分とセックスをするように言った。女性は拒否したが男は折りたたみ式のナイフを取り出し、ナイフを向けて服を脱ぐように脅したそうだ。女性は言われた通り服を脱ぐと、男は引き続きナイフで脅しながら手錠を取り出し、女性の手を背中の後ろに回して手錠をかけたという。
女性が身動きできなくなると、男は女性の足をロープで縛り口にテープをつけ、女性のスマートフォンをオフにした。その後、男は女性に目隠しして再び車を走らせ、とある家の地下室に連れて行ったという。のちに、この家は男が借りたもので、男の自宅から約9マイル(約1.5キロ)離れた場所だったことが分かっている。
男は地下室のベッドに女性を押し倒してレイプした。男は10日間、女性を地下室で監禁したが、男は毎日2回、午前11時と午後5時に女性を襲ったそうだ。女性が自宅に帰らないことを心配した関係者が警察に相談。女性が自宅を出てから10日後、女性は無事に保護された。女性の健康状態についての情報は伏せられている。警察が発見した際、女性は一人で男はその場にいなかったが、女性の証言などから警察は男の身元を割り出して保護の翌日、男を逮捕した。
なお、男は女性と初めて会った8月24日以降、自宅に帰っていなかった。男が帰らないことを心配した男の妻が、逮捕2日前に夫が行方不明だとしてネット上に書き込みをし、夫に関する情報を求めていた。女性を監禁していた10日間、男は女性とともに常に地下室にいたわけではないが、男がどこにいたのかは明かされていない。
このニュースが世界に広がるとネット上では「最低すぎる。女性のことを侮辱しているし、行動全てが異常」「女性をだまして監禁することも頭がおかしいけど、毎日同じ時間にレイプすることも狂っている。男はなにかしら精神的な問題がある」「会社の取締役という役職の人がこんな罪を犯すなんて。仕事のプレッシャーもあったのかも。かといって男のしたことは許されない」「こういう事件があるから出会い系サイトは危ない」などの声が挙がっていた。
なんの罪もない女性を身体的にも精神的にも傷つけた男の犯行は残酷で許されるものではない。被害に遭った女性の心のケアも望まれる。
記事内の引用について
「A resident of Nizhny Novgorod arrested who raped a girl in a garage for 10 days」(Then24.com)より
https://then24.com/2021/09/04/a-resident-of-nizhny-novgorod-arrested-who-raped-a-girl-in-a-garage-for-10-days/
「A suspect in the abduction of a girl in Nizhny Novgorod detained」(The News Glory)より
https://thenewsglory.com/a-suspect-in-the-abduction-of-a-girl-in-nizhny-novgorod-detained/
「Company director 'held and raped online date in torture chamber cellar for ten days'」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/company-director-held-raped-online-24908453