本大会には205の国と地域、難民選手団が参加。開会式直前に過去の不適切発言で開会式の音楽担当だった小山田圭吾が辞任、演出担当の小林賢太郎が解任され、出演予定だった竹中直人が出演辞退をしていたと後に発覚するなど、波乱のスタートとなった。8日に全日程を終え、日本は金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個の合計58個を獲得し、史上最多。無観客開催となり新型コロナウイルス感染の影響など心配されたが、多くの感動と興奮を生んだ17日間となった。
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国旗掲揚に合わせて歌われた国歌は宝塚歌劇団の20名の女優が担当。各国国旗を持った旗手の行進に続き選手たちが登場、イギリス代表の選手たちが着用するポロシャツの背中には日本語で「ありがとう東京」と書かれているなど、選手たちがそれぞれに楽しむ様子が映し出された。
ステージに登場した人気スカバンド・東京スカパラダイスオーケストラも話題に。途中ヒップホップユニット・Creepy NutsのDJ松永によるDJプレイを挟み、ヒットアニメ『鬼滅の刃』の主題歌『紅蓮華』の演奏や歌手miletの歌唱を加えた『上を向いて歩こう』、最後には日本でも「第九」として親しまれているベートーヴェンの『交響曲第9番』という全7曲を演奏。ネットのファンの間では「ソロライブでは」「松永とmiletとスカパラとかフェスみたい」などと歓喜の声が上がった。
閉会式はこのあと22時30分まで行われる予定。次の大会開催都市へと五輪旗を引き継ぐ「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」には小池百合子東京都知事とパリのアンヌ・イダルゴ市長が登場予定、初の女性から女性への引継ぎ式として注目が集まっている。