>>トレエン斎藤「意外と自分が勉強になった」 漫才特別講師を務め、小学生の鋭いツッコミに驚き<<
ーー斎藤さんはこのコロナ禍の自粛期間はどんなふうに過ごされていたんですか。
斎藤:基本、ずっと家にいました。お家で娘とダンスをしたり遊んだり、Netflix (ネットフリックス)で韓国ドラマを見たり。家でしかできないことをインスタグラムを通じて発信したり。家族みんなが家にいるっていう機会を貴重な機会と捉えていろんなことをして過ごしていました。
ーー韓国ドラマといえば、斎藤さん、Netflixで人気の『梨泰院クラス』の主人公のヘアスタイルを真似た髪型をインスタグラムに投稿して話題になっていましたね。
斎藤:みんなに少しでも笑顔になってもらいたいという思いでやってました(笑)
ーー芸人の方達はこの数ヶ月、活動を自粛せざるをえず、大変な面もあったのでは。
斎藤:劇場とかが自粛になるとライブで食べている若手とか、僕もそうですけど、みんなの食いぶちはどうかなと心配したりもしました。でも、みんなたくましくてYouTubeに力を入れたり、ディスタンスを取らなければならない中も、柔軟に対応していて、芸人に限らずですけど、みんなのそういった姿に逆に力をもらえたりしました。
ーー斎藤さんはイベント自粛傾向の中、オンラインで、CANVAS主催の『オンラインワークショップ』に参加して、小学生らを対象に「漫才ワークショップ」を行ったことも話題となりました。
斎藤:子供達を相手にやってみて自分も漫才の構成や間について改めて考える経験ができました。自分が子供の頃は漫才にチャレンジするなんて経験はなかなかできなかった。子供たちには今後、こういった経験を通じて楽しいことをどんどん見つけていってほしいと思います。僕もこういう取り組みをこれからも続けていきたいと思っています。
ーーこの期間に公式YouTubeチャンネル『トレンディエンジェルチャンネル(仮)』を開設したりしていましたが、それはこのコロナの自粛期間だからというのもあったのでしょうか。
斎藤:前々からやろうと思っていたんです。でもずっとタイミングを逃していて。どのタイミングでがっつりやろうかと考えて、周りと相談しながらこのタイミングで開設しました。劇場がなくなった分、時間は取れるので、その時間とかを有効に使えるかなって。
ーー芸人さんのYouTube参加が増えていて、その中での参入。失敗したらどうしようとか、そんな不安はありましたか。
斎藤:ありましたけど、自分が好きなものを自由にあげられる場所が増えるわけだから、バズるバズらないは二の次だなって。クリエイティブな部分が出せる倉庫のような場所ができたとポジティブに考えてやっています。
ーー自粛期間が終わり、今後のトレンディエンジェルの活動についてはどのような展望を持っているんですか。
斎藤:僕は海外とかにすごく行きたかった人。ただ、海外に行くのはこういう状況だと、たぶん、1、2年は無理かなって。YouTubeでいろいろ発信していきながら何かチャンスをつかめればいいなと思っています。コンビとしてはこの時期は二人のことをもう一度見つめ直すいい機会にもなったんです。、オンラインを通じて何か発信していくことにも今後は力を入れたいです。
ーーコンビでの打ち合わせも現在はオンラインでされているんですか。
斎藤:そうです。昔からそうしていればよかったという感じです。家にいると娘とかがいるんで寄ってきたりして大変だったりもしますけど、双方行ったりしなくて済むので、カジュアルにネタ合わせができて、メリットの方が多いです。こないだ久しぶりに劇場にも立ったんですけど、ネタとか結構忘れていたり、人に見られることに緊張を感じたりして驚きました。徐々に慣れて、どのくらい先になるかはわかりませんけど、早く満杯のお客さんの前で漫才をしたいなという気持ちになりました。あと、僕はダンスが好き。ダンスとかもやっていきたいなって。英語や韓国語も勉強しているんで、そういうことも発信していければいいなって思っています。
ーーちなみに語学力はどのくらいのレベルなんですか。
斎藤:韓国語は全然はじめたて。英語はペラペラではないですけど、海外に行って話そうという気になるくらいのレベルかな。
ーー海外進出するならアジア圏を目指すんですか?アメリカなどを狙うんですか?
斎藤:いや、僕はヨーロッパですよ。やっぱり。イギリス人になりたいんで(笑)韓国語に関しては、韓国の文化にいろいろと触れる中、自分が思ったのと違うなという部分がたくさんあったんです。韓国からオンラインで活動するスターも今たくさん出てきていて、世界を見て活動している彼らの姿勢にすごく刺激をもらっています。そういうことから興味が湧いて勉強しているんです。こういう時期ですけど、いろんなことをポジティブに捉えて実行し、これからも頑張っていきたいと思っています。みなさん、応援よろしくお願いいたします。
(取材・文:名鹿祥史)