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安倍首相の責任にもなりかねない河井議員夫妻の“買収疑惑”

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提供:週刊実話

 昨年7月の参院選選挙を巡り、河井克行前法相と妻の案里参院議員の進退に注目が集まっている。4月2日までに広島県安芸太田町の小坂真治町長が、河井前法相から参院選公示前に現金20万円を受け取っていたことを明らかにした。さらに、広島県内の複数の首長や議員が、現金授受で続々と広島地検の事情聴取を受けている。

「広島地検は3月、河井夫妻が徹底抗戦で守ろうとした携帯電話を押収した。そこには、驚くべきことに河井夫妻がカネを配った相手や金額などを示唆するリストが残されていた。20人くらいの地方議員や首長の名前が出てきているようです」(全国紙遊軍記者)

 事情に詳しい広島の地方議員が明かす。
「参院選挙前に克行氏や案里氏から会食に誘われた首長や有力議員は多数いた。会食後に河井夫婦が現ナマ入りの封筒を差し出して『よろしくお願いします』などと言ったそうです」

 地元紙の『中国新聞』によると、参院選当時に現職だった県議64人と広島市議54人の全118人に、河井夫妻が現金を持参してきたかどうかを取材したところ、何と12人が認めたという。その中の1人が冒頭の安芸太田町の小坂町長だ。
「金額は10万円から50万円とまちまち。河井前法相と案里参院議員が直接渡したというから、実に大胆というほかありません」(同・記者)

 元検察関係者が言う。
「カネを渡した趣旨は表向き、県議会選挙の当選祝いなどということだが、渡した時期は案里氏が参院選に出馬表明した後。選挙の票の取りまとめを依頼した買収の疑いが強く、2人ともアウトになる可能性が濃厚です」

 さらに、安倍政権を揺さぶっているは、案里陣営に自民党本部から選挙資金として他の候補の10倍に相当する約1億5000万円が投入された点だ。

「当時、選挙応援に出向いていた安倍事務所の秘書らが何らかの形で買収に関わっていたら、安倍首相にも責任問題が及ぶ」(同・関係者)

 安倍首相は「前門のコロナ」、「後門の案里」といったところか。

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