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休場の白鳳にチラつく“引退”の二文字…角界での孤立もより鮮明に

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提供:週刊実話

 横綱・白鵬が初場所4日目の1月15日、日本相撲協会に休場を届け出た。2日目に遠藤、3日目には妙義龍に完敗し、2日連続で金星を与えており、よもやの3連敗なら休場必至と見られた中での“案の定”の発表だった。師匠の宮城野親方によると、蜂窩織(ほうかしき)による発熱と腰の炎症が休場の理由だという。都内の病院で診察を受けた白鵬は「残念です」と話していた。

「昨年九州場所で43度目の優勝を飾り、連覇を目指していましたが、何やら場所前からイヤな雰囲気はありましたね。正月明けの1月4日、宮城野部屋で朝稽古の最中に起こった“事件”のことですよ。同部屋に所属する西前頭10枚目の石浦と幕下の宝香鵬がダメ押しをきっかけに平手や拳などで殴り合うケンカが発生しました。その場に居合わせた白鵬が『そんなことをしてはせっかくの稽古が台無しになるじゃないか』と言って割って入り、何とか収めたものの、宮城野親方はコトの経緯を相撲協会に報告しました」(相撲記者)

 目下、大相撲界は組織を挙げて暴力追放に取り組んでいる真っ最中なだけに、協会はこのトラブルを重大視。9日に臨時理事会を開き、石浦に1カ月の報酬減額20%とけん責、宝香鵬にけん責、さらに宮城野親方に3カ月の報酬減額20%の処分を課した。

 先に手を出した石浦は、「自分の自覚が足りなかった」と反省しきりだったが、宮城野親方はおそらく不本意だったに違いない。というのも、石浦は白鵬の内弟子。形の上では宮城野親方が師匠だが、真の師匠は白鵬で、そのすべてをお手本にしているからだ。

「つまり、本当に監督不行き届きで処分すべきは白鵬なんです。宮城野親方はとんだトバッチリを食ったというほかありません」(同・記者)

 もっとも、たとえ批判されても白鵬は「オレは関係ない」と言わんばかりに、言い逃れるに違いない。何しろ先場所後、横審から立ち合いのヒジ打ち、張り手について、「43回も優勝している実力者なのにやり過ぎだ。見苦しい」と厳しく指摘されても、「勝てないと生き残れない。禁じ手でもないし」と完全無視を決め込んでいたほど自分勝手だからだ。

 白鵬は6日の稽古総見でも、横審委員の見守る前で稽古相手に指名した新小結の大栄翔を相手にヒジ打ちや張り手をやり放題。これには観戦していたNHK解説者の北の富士勝昭さん(元・横綱)も初場所前のスポーツ紙のコラムでこき下ろしていた。

「63年もこの世界を見ている私も、これほどふてぶてしい横綱は見たことがない。誰かが朝青龍の方がまだかわいいと言っていたが、全くその通りである」

 弟子が弟子なら、師匠も師匠。いい気になって、タガが緩んでいると言っていい。

「このままでは周囲からも浮き上がり、孤立するばかりでしょうね」(同)

 ここのところ白鵬は出場と休場を繰り返している。昨年は二度の優勝を果たしたものの、15日間皆勤は三場所だけ。いよいよ“引退”の二文字がチラついてきたようだ。

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