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「ジャニー基金」、緊急搬送の病院で活用 寄付金は年収に比べて控えめ?

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 日本赤十字社が8日、昨年7月9日に死去したジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川さんから5億円の寄付金が贈られ、それをもとに「ジャニー基金」を設立したことを発表した。

 各スポーツ紙によると、ジャニーさんは生前から、「子供たちの将来のために使っていただきたい」との遺志を持っていたことから、同事務所が、「故人の魂がこの世にあるうちに」と、四十九日を迎えた昨年8月26日に寄付。日赤は寄付を基に、昨年12月12日に「ジャニー基金」を設立した。

 同基金は、「明日を担う子供と家族のため」、「救える命を救うため」、「入院患者さんのQuality of Lifeの維持、向上のため」などに関する事業を使途として東京・渋谷の日赤医療センターで活用されるという。

 「活用されることになった病院だが、ジャニーさんが6月に体調不良を訴え緊急搬送された病院。そのままそこに入院して息を引き取ることになったこともあり、今回、基金を活用する病院として白羽の矢が立ったのでは」(週刊誌記者)

 ジャニー氏といえば、まだ原石である無名の少年をスカウトし、数々の少年たちをスターに育て上げてきた。その一方で、一部で少年に対する“ホモセクハラ”を報じられ、裁判で勝訴したもののセクハラが認定されるという“黒歴史”も。寄付の背景には多少なりとも懺悔の気持ちがあったのかもしれないが、金額的にはそれほどでもなかったようだ。

 「巨額の不動産などの財産は生前に遺族に贈与していたようだが、かなりの預貯金もあったはず。以前、高額納税者が公示されていたころ、納税額から計算するとジャニー氏の年収は約9.3億円。おそらく、その年収は亡くなるまでキープしていたはず。もしかすればほかのところへ寄付しているかもしれないが、10億円単位での寄付があってもよかったのでは」(芸能記者)

 ジャニーズの幹部たちは、今後もジャニーさんの遺産を社会貢献に役立ててほしいものだ。

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