田中は堂林から「新井さんが辞められて、1枠空いているのでどうですか?」と振られると「丁重にお断りします」と答え、会場はファンの笑いで包まれた。
護摩行は今年引退した新井貴浩選手が、毎年オフに鹿児島県の最福寺で行う恒例行事で、過去には清原和博や金本知憲など、多くのアスリートが行っている。野球ファンにとってはおなじみとも言えるが、ネット上では以前からその効果について懐疑的な意見が広がっている。
「護摩行は燃え盛る炎の前でお経を読む修行で、野球ファンにとっては“冬の風物詩”と言ってもいいでしょう。カープの新井は14年連続で参加していますが、もともとは金本知憲に誘われたのがきっかけです。今年はチームメイトの堂林翔太が参加しましたが、ファンからは『そんなことより練習しろ』『火傷したらどうするんだ』などと言われ、物議を醸しました。一歩間違えれば失明の危険もあることから、行事への参加の是非については疑問の声が絶えませんね」(スポーツ紙記者)
危険性もさることながら、護摩行が行われる最福寺についてもさまざまなウワサが囁かれている。
「最福寺は現在の住職である池口恵観によって新設された寺で、池口住職は北朝鮮との親交が深いことでも知られています。過去にはたびたび北朝鮮を訪問していて、『金日成主席観世音菩薩像』を同国に寄付するなどし、勲章の授与も受けています。また、2013年には、競売にかけられた東京千代田区の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)本部ビルを45億1900万円で落札し、朝鮮労働党幹部から土地と建物が第三者に渡らないよう要請を受けていたことも明らかになっています。北朝鮮との関係が深いことから、キナ臭いウワサが流れたこともありますね」(全国紙記者)
ネット上では「堂林、おまえ顔より尻に火が付いてるよ!」「実際、身体には良くないよね。その分、練習すればいいのに」「護摩行で野球がうまくなるなら誰も苦労はしない」「あれは新井のファンサービスだろ」など、厳しい意見が多数を占めている。
もはやプロともなれば、野球に対する向き合い方も確固たるものがあり、他人がとやかく言うことではないだろうが、選手への思いが強ければ強いほど、ファンが心配する気持ちも大きくなるのだろう。
護摩行の是非はともかく、結果的に選手が大活躍すればファンも納得だが…。