同商品といえば、販売元である「ハズキカンパニー」の松村謙三会長兼CEOが昨年、一部メディアで出演している芸能人に支払った高額ギャラを暴露。
松村会長によると、年間契約で渡辺には2億円、菊川にはキャスティングの手数料も含めて7500万円、舘には8000万円、武井には7800万円をそれぞれ支払ったというのだ。
「テレビCM等の広告宣伝費として約50億円を投下しているだけに、松村会長はかなり強気です。CMの撮影現場でも自らが陣頭指揮をとり、本来ならばタブーであるCMギャラをあっさりと暴露してしまいました」(広告代理店関係者)
現在放送されている同商品のCMは、女優の武井咲がおととし7月期に主演したテレビ朝日系「黒革の手帖」で演じた高級クラブのママよろしく、黒地の艶やかな着物姿を披露。ドラマ仕立てで、クラブの客の役を小泉孝太郎と舘が演じ、「ハズキルーペ」の性能の高さをアピール。クラブのホステスたちが椅子に置かれた同商品を次々と尻で踏み頑丈なことをアピールしているのだが…。
同誌によると、商品の売りは耐荷重100キロで価格は1万円ほど。しかし、仕様書を見ると、「耐荷重60キロ」と書かれており、85キロの愛用者が踏んづけたところ破損。耐荷重に関する“偽装疑惑”が浮上しているというのだ。
同誌に対し、販売元は「実際の仕様よりもあえて低い基準を設定することがある」と通販業界の不文律を説明。松村会長は「お尻で踏む演出は私の発案」とコメントし、今春から流れるCMにも大御所が出演することを明かしたというのだ。
今後も続々とクレームが殺到しなければいのだが…。