日本の快進撃の試金石となるのが女子バレーボールだ。前回ロンドン五輪では28年ぶりの銅メダルを獲得。4大会連続出場で主将の“サオリン”こと木村沙織(29)は「4年前はチャランポランでしたが、今回は主将なのでしっかりとチームをひとつにまとめ、前回以上のメダルを持ち帰る」と怪気炎を上げている。
予選ラウンド初戦は6日の宿敵韓国戦。5月の世界最終予選で敗れた相手だが、この試合で木村は右手小指を痛め、いまだ包帯が巻かれたまま。重傷説も囁かれている。
「木村は元バレー選手の日高裕次郎氏と同棲しており、五輪後に引退して結婚、鎌倉にカフェを開く計画を進めています。お店がうまくいくかどうかは、五輪の結果が大きく左右する。右手の包帯は韓国を欺く陽動作戦。いきなりスパイク炸裂です」(五輪担当記者)
五輪後の結婚といえば卓球の福原愛(27)も同じ。お相手は台湾の卓球選手の江宏傑。台湾と日本を行き来する遠距離恋愛は順調で、こちらも寿引退が噂されている。
世界ランク1位から5位に中国選手が4人入っているが、団体戦に出場できるのは各国3人。日本の石川佳純が6位で福原は7位、伊藤美誠が9位で、団体ランク2位の日本は決勝まで中国には当たらない。つまり、前回ロンドンに続いて銀メダル以上の可能性がある。
問題は強過ぎる中国だ。しかし、3番手の伊藤が4月のアジア予選で世界ランク2位の丁寧を破って金星を挙げるなど、中国選手叩きはお手の物となりつつある。最後の大舞台を飾りたい福原が中国戦で勝利すれば、金メダル獲得の可能性はぐっとふくらむ。
「もっとも、福原はメダルを逃したら現役引退、結婚を考えていますが、協会サイドは“ドル箱”の引退には慎重です。最低でも銅メダルを獲得し、待ったをかけたい。カギを握るのは伊藤。彼女が愛ちゃんの結婚を大きく左右するのは間違いない」(卓球協会関係者)
ルックスが“金メダルクラス”と評判なのが、新体操「フェアリー・ジャパン」団体日本代表の主将を務める畠山愛理(21)。昨年、ミス日本コンテストの特別賞にも輝いた折り紙付きの美女だ。
日本は昨年の世界選手権の団体リボンで40年ぶりとなる銅メダルを獲得。これまで団体はシドニー五輪の5位が最高だっただけに、初のメダルに期待がかかる。
秘密兵器は新メイク。これまで目元は茶色ベースだったが、リオでは紫をベースに、メダル狙いの意志も込めて金色もあしらう。
ルックス、成績ともに成長著しいのが競泳の池江璃花子(16)。リオでは100メートルバタフライをはじめ、競泳陣史上最多となる7種目にエントリー。疲労が心配されるが、これはJOCによる4年後の東京五輪を見据えた特攻指令。7種目中で最もメダルが狙える100メートルバタフライが最初にあるのが、もっけの幸い。
陸上短距離勢の美女といえば、エース格の福島千里(28)。先の日本選手権で200メートル6連覇、100メートルでも7年連続8度目の優勝。速さの秘訣として、腹部に貼られている謎のテープが話題になったが、これは鉄や銅など7種類の天然鉱石を配合して練り込んだシールで「温泉に入っているような効果」があるという。ドーピングに引っかからない秘密兵器投入で、悲願の決勝進出、奇跡のメダル獲得を期待したいところ。
“美人ラガール”で評判なのが、女子7人制ラグビー「サクラセブンズ」の山口真理恵(26)。小4からラグビー一筋。17歳から代表で活躍し、高校卒業後は2年間ニュージーランドに留学と、女子サッカー界のレジェンド澤穂希にそっくり。日本の世界ランクは10位。豪州、NZ、カナダ、英国、フランスと強豪揃いでメダル獲得への道は遠いが、ブラジルは日本贔屓のお国柄。リオの笛に期待だ!
史上初の4大会連続金メダル獲得に挑むのがレスリング53キロ級の「霊長類最強女子」吉田沙保里(33)。唯一の不安は年齢から来る体力の衰え。昨年来、最大の武器である高速タックルがかわされるシーンが増加し、昨夏から悩まされている喘息も気に掛かる。
「その分は“ガメツさ”が補っています」とは五輪担当記者。昨年の暮れ、吉田は10年間所属した『ALSOK』を退社。CM収入などで数千万円の年収があったというが、他社のCM出演やテレビ出演に制約があるのが不満だったという。
現在は乳製品、スマホゲームなどのCMに登場し、収入も倍増したという。
一方、この間隙をついてのし上がろうとしているのが、昨年、ALSOKに入社したリオ五輪女子重量挙げ53キロ級の八木かなえ(24)。吉田に代わってCM出演も果たし、バンバン稼ごうと気合いは十分。もともと機械体操出身でスタイルのかわいさも折り紙付き。リオで金メダル獲得の大番狂わせをやってのければ、CM長者も夢ではない。