国連が定める「SDGs(持続可能な開発目標)週間」に合わせて、近い将来、温暖化の影響で食べられなくなる「消えゆく寿司ネタ」がテーマ。株式会社ユーグレナ・出雲充代表取締役社長のプレゼンに続いて、本田が登壇し、東京大学大気海洋研究所の伊藤進一教授を交えて、日本の伝統食と温暖化について語り合った。
イベント中に発表された「未来の寿司」は、なんとネタのないシャリと軍艦だけ。本田は「温暖化と関係しているとまったく思わなかった。このままだとお寿司が食べられなくなってしまうので、それをどういう風に変えていくか気になります」とコメントした。
出雲社長によると、いちばん最初になくなるのは東京湾の「シャコ」。2050年には国産のサケ、イクラが食べられなくなり、ホタテやアワビも今世紀中には消滅すると予想されている。本田は「魚がいなくなる未来が、すぐそこまで来ている」と危機感を募らせていた。会場には、有名寿司店・銀座久兵衛の寿司職人も出席し、消えゆく寿司ネタをその場で振舞った。
来月から始まる全日本フィギュアスケート選手権大会の予選に向けて、「仕事がある日は、朝、(京都から)東京に来て、帰ってから練習」という毎日を過ごしている本田。女優とフィギュアスケートのどちらを選ぶかという質問に、「『お父さんとお母さんのどっちが好き』という質問と同じで、どちらも自分にとって大事。どちらかが嫌いになったら両方やめるくらいの決意で取り組んでいます」と話した。地球温暖化の課題にも、「一人ひとりの気持ちがひとつになったら大きな力になる」と呼びかけた。
中学3年の本田だが、1年で身長が10センチメートル伸び、シックな装いも相まって大人の雰囲気が漂っていた。最近のトピックとして、同じくフィギュアスケーターで、海外で練習生活を送る妹の本田紗来と仲が良く、写真をインスタグラムで投稿するなど、「停滞期が終わって幸せのピーク」と姉妹の絆を明かした。
株式会社ユーグレナは、大学発のベンチャーとして、バングラデシュ人民共和国でのミドリムシを含む機能性食品クッキーの配布や、二酸化炭素を排出しない国産のバイオ燃料の開発を推進している。また、世界的な温暖化への意識の高まりを受けて、CFO(Chief Future Officer、最高未来責任者)を18歳以下限定で募集するなど、SDGsへの取り組みを進めている。