「皮肉にも、あの騒動で藤川市議の知名度が再び全国区になった。イメージがいいわけではないが、知名度の高さが有利に働く比例だけに、意外にあっさりと国政進出を果たすのかも」(自民党関係者)
藤川市議は、ブログで集めた個人献金の政治資金収支報告書への記載をめぐり、昨年12月、後援会長の佐々木聡氏から青森・八戸署に公職選挙法違反で刑事告発された。
「佐々木氏によると、八戸署は告発状を受理したはず。しかり、あまりにも取るに足らない話なので、捜査が進展していないのでは。当時は、連日マスコミが八戸入りし、藤川市議と佐々木氏の言い分を交互に流していましたが、経費がかかるわりに視聴率はさっぱり。八戸市と藤川市議のPRに協力した形になってしまった」(ワイドショー関係者)
その後、騒動の進展ぶりを追いかけるマスコミはなく、藤川市議は騒動には触れずにブログを頻繁に更新。
「今年の初めに仕事で東京に来たが、全くマスコミは取材しなかった。その時点で注目度はほとんどなくなっていた」(同)
ブログの内容はまじめな政治活動のことばかり。
「あの騒動で市に彼女に対する苦情がかなり寄せられた。月に100万円近い給料をもらっているのだから、まじめな仕事ぶりをアピールしているのでは」(地元の自民党関係者)というが、今年必ず行われる総選挙への出馬がうわさされている。
「藤川氏の地元は大島理森国対委員長の選挙区で、藤川氏は大島氏の選挙活動を支援している。大島氏は『藤川はよくやっている』とべた褒めだとか。自民に“逆風”が吹き荒れる中、知名度のある藤川氏を擁立する可能性は低くはない」(週刊誌記者)
ところが、藤川市議が新人候補には必要不可欠な“身体検査”をパスするかどうかは微妙なところ。
「佐々木氏とのバトルと同時期、元カレと名乗る人物が藤川氏とのプライベート写真を売り歩き、回収騒動があったという話もある。当選前には、ホストクラブのような地元のメンズパブで派手に遊び回っていたとのうわさもあり、国会議員当選後に過去のプライベート写真が流出したらシャレにならない」(同)
再び、藤川市議に注目が集まりそうな気配だ。