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『レオパレス21』建築基準法違反問題で引っ越し難民が増加!?

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提供:週刊実話

 テレビ東京系『ガイアの夜明け』が、再び『レオパレス21』の不正を暴いたと話題になっている。

 レオパレスは、昨年5月にテレ東の取材によって建築基準法違反の物件が明るみに出た。同社は緊急会見に追い込まれ、全国でおよそ1万件にも及ぶ不備物件の調査・補修工事を公表した。

「ガイアの夜明け」は2月5日に追跡取材の内容を放送。番組内で岐阜市の不備物件のオーナーは、記者会見から8カ月たっても調査は来ておらず、「やりますよ」というアナウンスも謝罪も一切ないと不満を漏らす姿が流れた。また、千葉県流山市で4棟を抱えるオーナーは、レオパレスの社内基準で「補修の必要なし」と通達されたが、調べてみると界壁は隙間だらけ。役所に応援を頼んでいたという。

 これを受けて2月7日に記者会見をし、深山英世社長は建物の不備の背景について「施工現場で作業効率を向上させる考えなどがあった」として陳謝した。また、1324棟の建物には1万4400人余りが入居しており、このうち少なくとも天井の耐火構造に不備がある641棟の7782人の入居者については、今後、会社が費用を負担する形で3月末まで引っ越しを要請することを明らかにした。

 これを受けて、ネット上ではレオパレスへ批判の声が殺到。一方で、
《この時期にいきなり引っ越しさせるって鬼畜よね》
《もう引越し業者予約で満杯やで レオパなら荷物少ないかもしれんけど》
 などと住民が引っ越し難民になる恐れを懸念する声も出ている。

「これから進学や就職、転勤など新生活に備えて引っ越しがピークとなる時期。しかも、今年はこれまで引っ越しサービスを提供していたヤマトホームコンビニエンスが行政処分を受けた影響をモロにかぶります。例年以上の引っ越し難民が出ると予想されているさなかでの災難なのです」(全国紙社会部記者)

 引っ越し会社『アップル』は、引っ越し難民対策として葛飾支店(葛飾区)、江戸川(江戸川区)、練馬(練馬区)、川崎(川崎市中原区)に支店を開いたが、どこまで対応できるかは未知数だ。そんなの中で、件のレオパ物件に住んでいる人は引っ越しをしなくてはならない。しかし、連絡がいつ来るのかも不明だという。

「レオパレスは住人向けに専用ダイヤルを用意しているが全然つながらず、何も分からないわからない状態だそうです」(同・記者)

 引っ越し会社の中には既に予約がいっぱいで断っているところもあるくらいだというが、果たしてレオパレスは住人の落ち着き先を手配できるのだろうか。手抜き工事を隠していたツケは大きい。

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