日本維新の会は、7月の参院選東京選挙区(改選数5)に、元日本テレビアナウンサーの小倉氏を擁立する方針を固めた。
「自民ではなく維新の会というのが注目点。面接したのは石原慎太郎前東京都知事だった。華のある候補がいないということでぼやいていたが、息子の石原伸晃環境大臣と日テレの同期入社で、その推挙もあったようです」(政界事情通)
小倉氏は横浜出身で成城大卒。日テレ時代は『アメリカ横断ウルトラクイズ』『ザ・トップテン』の司会を担当、その後、ラジオ日本に出向。'06年にはフリーになり、ニッポン放送などで早朝番組を担当した。
ちなみに、東京選挙区は参院選最大の激戦区。5議席をめぐり、現職では自民党の丸川珠代、武見敬三両氏、公明党の山口那津男代表、民主党の鈴木寛、大河原雅子両氏ほか、知名度が高い新党改革の舛添要一代表も、比例代表から転出して出馬の見通し。共産党も、新人の吉良佳子氏を擁立している。その中で小倉氏に勝ち目はあるのか、という声も強い。
ただ、小倉氏がきな臭くないのは江戸川大学教授を経ているからだろう。
'08年4月に、江戸川大学メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科准教授に就任。江戸川大学ではマスコミ論、民放放送局概論などの講義を担当。'11年4月に同大学教授に昇格している。
「ひどい立候補者になると、選挙をにらんでその1年前からワイドショーのコメンテーターになり、立派なことを言うやつもいた。もっとひどいのになると、自社CMに堂々と出て顔を売っている者もいた。それに比べれば、小倉氏の大学教授からの立候補は、まださわやかですよ」(前出・政界事情通)
芸能人が大勢応援にきそうだ。