先日、テレビで『アイス総選挙』(テレビ朝日系)という番組を見ていて、元カレのことを思い出しました。交際していた当時、彼の家へ遊びに行くこととなったのですが、「来る時に何かアイスクリーム買ってきて」とメールが来ていたため、適当にコンビニで買っていったんです。でもその後、彼の家でアイスを手渡すと「誰がラクトアイス買ってこいって言ったよ? 俺はアイスクリームを頼んだんだけど!」と投げつけられました。凍ったアイスが腕に当たって、結構痛かったことを覚えています。
彼は「お前は、バター買ってこいって言ったらマーガリン買ってくるの? ビールなら発泡酒? 生クリームならホイップクリーム買ってくるのか? そんな女、ありえないわ。俺を不健康にしたいの?」とブチギレ。さらにラクトアイスは、乳脂肪分の代わりに植物油脂を使っているため、どれだけ体に悪いかということを長々と説明されました。私は正直、これまでアイスがラクトアイスかクリームかなんて気にしたことがなかったんですよね。
彼は長年の生活習慣などが原因で、動脈硬化を引き起こして以来、食べものに対しては、かなり神経質になっているようでした。一緒にラーメンを食べに行った時も、私がスープを少し飲むだけで、「1日に摂取していい塩分量知ってる? スープ飲むだけで、かなりの塩分取ることになるんだよ? 高血圧になったら……」と毎回、すごい剣幕で指摘してくる。
なので次第に彼の前では、軽いお菓子ですら食べることが怖くなっていきました。当然、そんな状態では食事も楽しめませんし、一緒にいてもストレスが溜まるだけ。私の方から別れを切り出しました。
写真・Sjonarmerki