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トレンド 2011年03月04日 14時45分
『遺恨あり』藤原竜也が演じた被害者遺族の悲しみ
テレビ朝日系列でドラマ『遺恨あり〜明治十三年最後の仇討』が、2月26日に放送された。深い悲しみを抱えた人物を、藤原竜也が見事に演じていた。 『遺恨あり』は、慶応4年に秋月藩で両親を惨殺された臼井六郎(藤原竜也)が明治に入って仇討ちを成し遂げる物語である。江戸時代において仇討ちは武士の義務であり、美談であった。ところが、明治時代に入ると仇討ちは禁止され、謀殺の罪に処せられるようになった。江戸時代と明治時代の価値観の逆転が物語の見どころであるが、ステレオタイプにならない描き方がドラマを引き立たせた。 六郎は一貫して仇討ちに突き進む。藤原竜也の演技は、序盤では舞台俳優のような大げさな演技が目についたものの、中盤以降では抑制が効いていた。表情や話し方、間、立ち居振る舞いで「心をなくした」人物を好演した。 山岡鉄舟(北大路欣也)ら多くの人から復讐の無益さを説かれるが、六郎は決して翻意することはない。しかし、六郎が仇討ちという封建的価値観に縛られていた訳ではない。むしろ六郎の動機は父母の無念を晴らす復讐であった。この点で現代人も六郎に感情移入できる。 両親の惨殺時に国家老・吉田悟助(石橋蓮司)は、下手人の処罰を不問とする不公正な裁きを行った。現代でも警察や司法制度の問題によって、桶川ストーカー殺人事件や光市母子殺害事件のように被害者や遺族が浮かばれないことも少なくない。六郎の行動は時代錯誤ではなく、現代の被害者遺族の無念の代弁でもある。 一方で近代国家を目指す明治政府にとって、仇討ちは許すべからざる犯罪であった。その明治政府の立場をドラマでは、六郎の仇討事件を担当した東京上等裁判所判事・中江正嗣(吉岡秀隆)に代表させた。この中江が中盤の主役とも言うべき味を出している。 土佐の郷士出身で上士に虐げられる立場であった中江は、仇討ちなどの武士道的な価値観に反感を抱いていた。「私情を挟まない」と言いつつも、繰り返し郷士出身であることを強調しており、その法治主義を目指す姿勢も、傍から見れば明らかに特権身分であった武士への反感が原動力になっている。 私情を出発点に正義を語るキャラクターが登場したことは、日本社会の成熟を示す。これまでの日本社会は正義を唱える人に対して過度の倫理性を求める傾向があった。正義を唱える人が少しでも私的利益を得ようものならば、偽善者として猛烈なバッシングを受けた。 しかし、欧米では私的利益と公的な正義を相反するものとは考えない。たとえば欠陥品の被害者が自らの損害回復という私的利益を求めて消費者訴訟を起こすことは、同種被害を減少させるという公的正義にも合致する。この点で中江は単に明治政府の立場を単に代弁するだけの存在ではない。自らの体験した社会矛盾を出発点として世の中を変えたいと考える現代人が感情移入できるキャラクターになった。 ドラマでは復讐の虚しさを描きながらも、救いのあるラストで幕を閉じた。仇討ちを成し遂げても得るものは何もない。それは事実である。しかし、仇討ちがなければ最後の救いも存在しない。無責任に「復讐心を捨てろ」「嫌なことは忘れろ」と言うだけでは済まない悲しみが、視聴者に突き付けられたドラマであった。(林田力)
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トレンド 2011年03月04日 14時30分
巨樹巡り 大イチョウの鶴岡八幡宮=鎌倉市
鎌倉の話題が出ればすぐに風景が浮かぶ鶴岡八幡宮。お正月の三が日だけでも200万人以上が訪れ、参道が人で埋まる光景はテレビなどで報道される。鎌倉は、源頼朝が幕府を開いた古都。正面に相模湾を望み、三方を囲む山からリスが下りてくる。その鎌倉の中心にあるのが鶴岡八幡宮。 鶴岡八幡宮は、頼朝の5代前・源頼義が石清水八幡宮から、祭神の霊を分けてもらう勧請(かんじょう)を行ったのがはじまり。鶴岡八幡宮の祭神は、応神天皇、神話に登場する比売神(ひめがみ)、神功皇后。頼朝が現在の場所に移設した。また、石清水八幡宮のはじまりは、平安時代初期、空海の弟子である行教が宇佐宮に参籠(さんろう)し、八幡様から受けた託宣「吾れ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」と伝えられている。 鶴岡八幡宮は幕府の重要な儀式や行事が執り行われた政治的中心地であり、多くの文化財も残されている。鶴岡八幡宮所蔵の国宝「女衣(にょい)」は、完全に保存されている女装では国内最古。平安朝の古式を伝え、本殿奥にある宝物殿で複製を展示している。現在、鶴岡八幡宮では、2月1日から4月30日までの期間限定で、「静御前キティー守」を授与している。これは、お守り袋の絵柄に、頼朝の弟義経の妻である静御前をイメージしたキャラクターを採用したもの。 八幡宮は、摂社らを含めると全国に4万社以上ある。最も身近な神社の一つといえる八幡神社にまつられている八幡様には、多くのエピソードが残されている。東大寺の大仏建立の際には、大仏に塗る金が不足したが、神霊となった八幡様から金は国内から出るという託宣があり、陸奥国から金が献上された。また、「宇佐八幡宮神託事件」も有名だ。皇位を狙った道鏡に対し、朝廷は、和気清麻呂(わけのきよまろ)を宇佐神宮に派遣し、八幡様からお告げがあったという道鏡の進言を確かめた。現在、皇居を取り囲むお濠のそばに、和気清麻呂像が建っている。 武運の神でもある八幡様は、武家からも厚く信仰された。鶴岡八幡宮を勧請した頼義は、平安時代に起きた「前九年の役」のとき、陸奥守・鎮守府将軍として奥州へ向かった。途中、荻窪八幡神社(東京都杉並区)を参詣し戦勝を祈願したといわれている。その荻窪八幡神社に、「道灌槇(どうかんまき)」と呼ばれる槇の木がある。源氏の故事にならい戦勝を祈願した太田道灌が植樹したという。 鶴岡八幡宮の本殿へ続く階段脇には「樹齢1000年」の大イチョウがあり、鎌倉のシンボルとして愛されてきた。しかし、昨年、強風のため倒れた。その後、幹の一部がそばに移植された。 その大イチョウの気になる現在の様子だが、残った根から出ている新芽はだいぶ育っている。移植された幹は、根がない状態だが、専門家によると、数年間は様子を見なければ動向はわからないという。現在、鶴岡八幡宮を訪れる人はみな、大イチョウの前で立ち止まり、祈りをささげている。(竹内みちまろ)
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トレンド 2011年03月04日 14時00分
吉原界隈を真面目に散策する(2)
悲しい魅力にあふれた町、吉原。伝奇小説や落語では、情死などにまつわる幽霊話もたくさんある。 似たような話はないのだろうか。 昭和59年に界隈にあったウイークリーマンションは7つ。平成5年になると20に増えた。そして現在では、吉原エリアに程近いウイークリーマンションには、嬢さまの長期借り手が殺到。およそ「空きが出ることはない」(地元不動産屋)というのが現状のよう。 その借り手のひとりが、美和さん(25歳)だ。明るい茶髪・色白で華奢な体躯の彼女は、非常に人なつっこい女性。ヘルスなどの風俗のフルコースを経て、大阪からやって来たらしい。 彼女が、こんな話をした。 「今でも、欝になってウイークリーマンションから飛び降りる子はいますよ。表ざたにならないだけなんです」 色々と内部ならではの複雑な人間関係なども理由にはあるのだろう。でも中には、現代の情死、ということもあるのだろうか…。 幽霊については、 「ボーイさんは、『見た!』ってしょっちゅう言っていますね」(同) ということだった。 筆者が界隈で見たのは、ズダボロの着物のような服を着たまだ若い女性。やはりもうこの世にはいないはずの人物だったのかもしれない。 なお、急に話は変わるが、伝統のある町だけに食の名店も多く、桜鍋の中江や天ぷらの伊勢屋などのほぼ遺構建築と言ってもいいような外観の店を訪ねてもいいし、三ノ輪や南千住あたりまでエリアを拡げて散策すれば、ハンバーグを食べてもケーキをいただいてもそばをすすっても、中身ぎっしり・ご主人凄腕、という隠れた名店にあたる確立も極めて高かった。実際、そんな意味でも、意外に若い層の新規住人が増えているのがこういった周辺エリアの実情でもあるようだ。 秘史の散歩はいろいろと楽しい。
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芸能ニュース 2011年03月04日 13時35分
栗山千明「ひな祭りロックナイト」トークショー出演
女優で歌手の栗山千明が、NEWシングル「おいしい季節/決定的三分間」の発売を記念して、3日夜東京FMホールで「ひな祭りロックナイト」と題した新曲ミュージックビデオ上映会とトークショーを行い、ひな祭りという事で黒と黄色のロック調の着物で登場した。 今回のNEWシングルは、栗山自身も大ファンという椎名林檎が作詞・作曲のプロデュースをしており、「林檎さんと初めてお会いしたレコーディングは本当に緊張しました、でも林檎さんが盛り上げてくださって緊張がほぐれました」、そして上映されたミュージックビデオを振り返り、「おいしい季節はすがすがしい気分で歌えまして、決定的三分間はストーリ的に彼の部屋に忍び込みという意識で撮影しました」と語った。 カップリング曲には、栗山が大のアニメ好きと猫好きという事で、週刊少年ジャンプに掲載されていた大人気TVアニメ「キャッツ・アイ」のオープニングテーマ「CAT'S EYE」をキュートでドライブ感抜群の最新型ロックサウンドにアレンジして収録されている。 さらに3月16日には、1stフルアルバム「CIRCUS」も発売予定で、総勢10組のロックアーティストのプロデュースによる栗山の魅力を引き出した個性的でエッジの効いた歴史的ロックアルバムになっている。【発売記念イベント】3月19日14:00〜渋谷タワーレコード21日13:30〜名古屋アスナル金山、18:30〜タワーレコード梅田NU茶屋町店で行われる。
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トレンド 2011年03月04日 13時30分
【コラム】『江〜姫たちの戦国〜』だけじゃない! 視聴者置いてきぼりのNHK歴代“トンデモ”大河ドラマ
歴史をナメきったファンタジックな展開と、キャスト驚きの年齢設定で回を追うごとに視聴者をビビらせまくる上野樹里主演・前代未聞のNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』(NHK総合他)。かなり心の広い大河ファンのお年寄りたちでさえ、舌っ足らずの大きな娘子(上野)が演じる“幼い江”のありえない活躍や、人物設定にイライラ。視聴率も急落ぎみとか。でも、これで驚いちゃいけない。歴代の大河ドラマにはもっととんでもないドラマも多々存在している。まだネットが世の中に無い時代、吐き出せなかった当時の思いをここに吐露しよう。○自分勝手な女医の生き様に振り回される家族の悲惨。三田佳子主演『いのち』 まずは三田佳子主演『いのち』(1986年)放送。原作と脚本は橋田壽賀子。戦後の日本を生きた情熱の女医・高原未希(三田)の一代記。泉ピン子、赤木春恵、宇津井健と橋田ファミリー大量投入のヒューマンドラマであったが、なぜかヒロインである未希先生の人生設計がグダグダ。疎開先の青森で育ち医者になった未希は農家の嫁の妊婦を救えなかった後悔からアメリカに留学。恋人(役所広司)と再会しプロポーズを受けるも、嫁を失った農家の長男と結婚。でもみんなを置いて東京で開業し、家族が分裂。おばあさんになって元の恋人とまた再会して終わるという、いい人ぶった女医のワガママぶりばかりが際立った作品。江以上の若作りシーンとして、当時50才くらいの三田と妹役の石野真子(当時35才くらい)が第一話で女学生姿に…。○大昔の沖縄のってこんな感じなの!? 東山紀之主演『『琉球の風 DRAGON SPIRIT』 1993年放送、NHK本体ではなくNHKエンタープライズによる「外部製作」第二弾。1年は長すぎるから半年放送としたが、それでも長く感じた恐ろしくメリハリのないストーリーで展開した大河ドラマ。歌やダンスが得意な少年隊のヒガシが政治家で、デビューしたてでドンくさかった渡部篤郎が“沖縄一の踊り手”役って合ってないキャスティングが未だに疑問。ヒロインは原田知世と工藤夕貴。寺島しのぶがこれでデビューするも、バブル期なのに安っぽい事この上ナシの作品に。この後NHKは朝ドラ『ちゅらさん』に至るまで長いこと沖縄ブームを続け、斬新なアイデアだった半年放送はこのあと2作続いたが、不評でやっぱり1年放送に戻った。○淀君が石田三成に乳を揉ませるシーンが!渡辺謙主演『独眼竜政宗』 平均視聴率39.7%、ドラマ自体は「大河最大のヒット作」と言われる渡辺謙主演『独眼竜政宗』(1987年放送)。幼い伊達政宗を演じた子役の男の子と小学生だったお姫様役の後藤久美子が可愛くて日本中で話題に。そんなフレッシュさとは裏腹に、岩下志摩演じる鬼母への恨み節や、なぜか勝新太郎演じる風格ありすぎの豊臣秀吉がドロドロ感を盛り上げていた、とにかく陰湿なドラマ。その数年後、映画や写真集で脱ぎまくる事になる樋口可南子演じる淀君(よどぎみ)が自分を優位にするために、石田三成(演:奥田瑛二)に着物の上からオッパイを揉ませるシーンが。歴史秘話で不倫疑惑はあったものの、そのもの見せる大胆な演出。NHKもここまで! とビックリしたものである。 以上。上記3作品以外にも、「なんだこれ?」っていう設定や「年齢的にキビしいなこの役」というキャスティングは日常茶飯事なNHK大河ドラマ。全体的に良い評価の作品でも一年通して見ていくと、いくつかつじつまが合わなかったり、かならずツッコミどころシーンがあったりする。それは長いゆえ仕方がないのかもしれない。今酷いと言われる『江〜姫たちの戦国〜』に至っても、しばらく我慢して見ていれば、そのうち斬新すぎる歴史解釈やラブストーリー重視の物語に目が慣れてくるであろう。主演の上野やスタッフの頑張りにはぜひ期待したいところだ。(コダイユキエ)
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トレンド 2011年03月04日 13時00分
たま駅長とドラえもん! 世界的に有名なすごい猫の共演!
3月3日、和歌山電鉄貴志川線・貴志駅(たま博物館貴志駅)の一日駅長として『働くネコの先輩』ドラえもんが就任した。 貴志駅は三毛猫のたまが駅長として就任していることで有名な駅。ドラえもんとたま駅長は同じ働く猫同士、意気投合していたようだ。 和歌山電鉄貴志川線では、通常の車両のほかにたま駅長の愛らしいイラストがふんだんに描かれ、車内のカーテンやシートなども猫柄が満載の「たま電車」が一日七〜十往復ほど運行しており、2月22日の猫の日からは今春3月5日より公開の『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち〜』に先駆けて車内の展示ショーケース内にドラえもんの映画フィギュアなどが多数飾られ、中吊り広告もすべて映画の名シーンを描いた特別セル画ポスターとなっている。 またドラえもんが一日駅長に就任した3月3日から4月上旬までは車内アナウンスもドラえもん(声:水田わさび)が担当することになっている。 首に「一日駅長」のメダルを掛けてもらったドラえもんは就任式の後、着ぐるみのたま駅長(本物のたま駅長代理)と、かけつけた大勢のファンとともに仲良くたま電車に乗り込み、『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち〜』のヒット祈願とたま駅長の長寿祈願のために伊太祁曽神社、國懸神宮、竈山神社を回る「西国三社参り」に向かった。
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スポーツ 2011年03月04日 12時30分
キャンプ・オープン戦中間報告(8)「オリックス」 熾烈な外野のレギュラー争いがチームを活性化
昨季最多勝のタイトルをソフトバンクの和田毅投手と分け合ったエース・金子千尋(27)が故障で戦線を離脱した。加えて、近藤一樹(27)、先発ローテーション入りが期待されていた新外国人のフィガロ(26)もリタイア…。なのに、岡田彰布監督(53)は慌てなかった。 キャンプ終了時点で、開幕投手候補の筆頭は朴賛浩(37)だ。オリックス主催ゲームが韓国で放送されるので「営業サイドのゴリ押しか!?」と思っていたが、違う。キャンプ序盤から休日返上で黙々と練習をし、その寡黙さにオリックスナインも尊敬の眼差しを向けていた。単なる“助っ人”ではなく、チームを牽引する中核選手である。金子離脱の影響を受けた先発ローテーションだが、木佐貫洋(30)、新加入のマクレーン(28)、トレードでやってきた寺原隼人(27)、小松聖(29)、中山慎也(29)といった面々で構成されそうだ。6人でまわすとしたら、「あと1人」、足らない。また、昨季10勝の木佐貫は12敗を喫している。「勝率の高い投手が少ない」ため、3人以上のリリーバーをつぎ込む継投策、乱打戦になる試合も少なくないだろう。 ブルペン陣も層は厚くなった。左のセットアッパー・古川秀一(23)は今季も健在だ。小林雅英(36)、小島心二郎(28)の加入も大きい。ただ、小林の投球練習を見て、オリックスというチームには「速いボール」を投げる投手が少ないことが分かった。小林のストレートは年齢を感じさせないものがあるが、36歳のベテランに匹敵するストレートを投げる投手は数える程度しかいなかった。小林に負けるとも劣らないストレートを投げていたのは、桑原謙太朗(25)。横浜ベイスターズ時代から手元でホップするストレートには定評があったが、指名打者制のパ・リーグに入っても、「ストレートで押せる」と思った。この桑原と、同じく横浜から移籍していた高宮和也(29)、将来のエース候補・西勇輝(20)が、金子の抜けた先発枠を狙っているという。 また、打線は本塁打王のT-岡田が4番定着を目指すが、その前後を打つバッターがポイントとなる。昨季はカブレラがいた。そのワガママぶりはともかく、李承(34)、三塁のレギュラー掴んだバルディリス(28)、後藤光尊(32)がある程度の数字を残さないと、「T-岡田が歩かされたらお終い」なんてことにもなりかねない。新加入のマイク・ヘスマン(33)は活躍できるかどうか、判断できない。マイナーとはいえ、15年間で329本塁打を放ったパワーは凄まじく、打球の飛距離だけなら、T-岡田を凌ぐものがあった。しかし、典型的な一発狙いの大振りタイプなので、変化球が多彩な日本人投手には対応できないような気もした。 高卒ルーキーの後藤駿太(18=登録名は『駿太』)が奮闘していることは既報通り。坂口智隆(26)、森山周(29)など走れる選手もいるので、「出塁=チャンスメイク」のできるメンバーは確実に増えたように思う。また、駿太の奮闘が外野のレギュラー争いを熾烈化させていた。 T-岡田は指名打者ではなく、レフトに入るという。センター・坂口は3年連続ゴールデングラブ賞に輝いた外野手である。この2人が外野のレギュラー争いで一歩リードしていると思われるが、駿太、森山、田口壮(41)、荒金久雄(32)、前日本ハム・坪井智哉(37)、新人の宮崎祐樹(24)、長打力のある下山真二(35)、スイッチヒッターの赤田将吾(30)も順調に仕上がっていた。坂口もうかうかしていられないだろう。赤田にも注目したい。昨季、西武から移籍してきた直後はスタメンで出ていたが、「2番」の役目を果たせず、出場機会を失っている。指揮官をもう1度、振り向かせようと必死だった。 外野、ブルペン陣の層が厚くなったことで、チーム内の競争意識は高まった。金子など主軸投手の故障離脱は痛いが、岡田監督は選手の状況を見極めながら、使いこなしていくつもりなのだろう。世代交代、T-岡田に続く生え抜きの中核選手の育成など、まだまだ課題は多い。長いペナントレースを戦い抜くには先発タイプの投手を補強すべきだろう。しかし、金子らの離脱を、中堅・若手投手に「チャンス到来」と思わせた岡田監督の手腕はさすがである。(スポーツライター・飯山満)
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芸能ニュース 2011年03月04日 12時00分
AKB48 一番人気は仁藤萌乃
大人気のAKB48。昨年の総選挙では活動開始からエースとして活躍してきた前田敦子を大島優子が破り、第一位を獲得するなど、何かと、「誰が一番人気があるのか?」ということが話題になる。そんな中、投票サイト『センタク みんなの投票所』が行っている「AKB48で好きなメンバーは?」(2010年10月14日 20時20分〜2011年04月01日 23時59分)との質問で、3月4日現在(総投票数16976票)、第一位を獲得しているメンバーは昨年の総選挙で29位だった仁藤萌乃だ。 仁藤萌乃は第5期研究生オーディションに合格してAKB48へ。同期にはメディアで活躍する指原莉乃、北原里英、宮崎美穂。昨年のじゃんけん選抜でセンターを勝ち取った内田眞由美などがいる。12thシングル『涙サプライズ!』で初選抜。第一回選抜総選挙では圏外だったものの、第二回選抜総選挙では29位と躍進した。過去に出演したテレビ番組の企画で、バンジージャンプを数回飛んでおり、「肝っ玉クイーン」の称号も獲得しているメンバーだ。ただ、一般的にメディア露出の多いメンバーというわけではない。 投票サイト「センタク」の投票では、2位が指原莉乃、3位が柏木由紀、4位が大島優子。そして、7位に前田敦子、8位に高橋みなみ。また、昨年の総選挙で上位であった渡辺麻友は17位、篠田麻里子は18位、板野友美は21位と苦戦している。ただ、総選挙の結果と差が大きいメンバーが多いため、ネット上ではその信ぴょう性を疑問視する声も起きている。<『センタク みんなの投票所』によるAKB48で好きなメンバーは?>1位 仁藤萌乃 (29位)2位 指原莉乃 (19位)3位 柏木由紀 (8位)4位 大島優子 (1位)5位 梅田彩佳 (32位)6位 河西智美 (12位)7位 前田敦子 (2位)8位 高橋みなみ (6位)9位 北原里英 (16位)10位 宮崎美穂 (21位)11位 増田有華 (25位)12位 高城亜樹 (13位)13位 岩佐美咲 (圏外)14位 小嶋陽菜 (7位)15位 田名部生来 (圏外)16位 秦佐和子 (圏外)17位 渡辺麻友 (5位)18位 篠田麻里子 (3位)19位 峯岸みなみ (14位)20位 宮澤佐江 (9位)(後ろの順位は昨年の総選挙での順位)
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芸能ニュース 2011年03月04日 11時45分
あの元アイドルが伊藤リオン被告を場外乱闘でKO!?
昨年11月に歌舞伎俳優の市川海老蔵に暴行を加え、重傷を負わせたとして、傷害罪で起訴された伊藤リオン被告の第2回公判が3日、東京地裁で行われた。 被告人質問で伊藤被告は「海老蔵さんが自分の胸ぐらをつかんだ」と、きっかけは海老蔵だったことを初公判の時と同様に強調。東京地検は懲役2年を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求め結審し、判決は14日に言い渡されるが、「検察側から過去の犯歴に聞かれたり、子供がいるのに今回の犯罪を犯したことを厳しく追及され、伊藤被告が口ごもる場面もあった。裁判官への心証は悪かったはずで、執行猶予がつくかは微妙」(社会部記者) そんな伊藤被告は週刊誌などでそのケンカの強さゆえの過去の“武勇伝”を散々報じられているが、昨年12月、元アイドルの豊川誕がブログでかなり興味深い書き込みをしていたのだ。 豊川の12月6日付けのブログによると、当時、海老蔵事件が連日ニュースで大々的に取り上げられていたことに触れ、「もう1年半ぐらい前に管理人の●●さんと秋葉原のミスタードーナッツでコーヒー飲んでたんですね〜そしたら海老蔵さんを殴ったという26歳ぐらいの人にシツコク喧嘩売られましてね〜 あんまりしつこいもんだから俺の体って我慢できなくなって気が付いたらそいつの喧嘩を受けて立って足がそいつに向かってそそくさと歩いてました(笑)」となんと、伊藤被告にケンカを売られたかのような文章がつづられていたのだ。 豊川は元プロボクサーとはいえ、“ケンカ無敗”の伊藤被告とガチンコで戦えば“フルボッコ”にされる危険性もあったが…。 豊川は結果について、「それでお互いやりあったんですが、その若いのは相当自信があったからイチャモンつけてきたんですが、僕のパンチ一発で入り口近くの壁に体が弾かれてそこから倒れました(中略)だから僕は言ったんです、これはお前が喧嘩したんじゃないんだから何も俺に向かって近寄り難いその顔をヤメロヨ〜って言いました。だけどこれってもう随分前だから今話せるけど、僕は相手を殴りながら警察しか頭にありませんでした(笑)」とつづっているから事実上の“KO勝ち”。伊藤被告に勝ったならば、芸能界最強と呼ぶにふさわしかったのだが…。 「どうやら、豊川は『伊藤被告と同世代の若者とケンカした』らしく、そういうニュアンスを伝えたかったが、まるで伊藤被告とケンカしたような文章になってしまったようだ」(豊川を知るレコード会社関係者) さすがに、伊藤被告が相手ではなかったようだが、まだまだ若者をKOできる豊川の拳の威力はかなりのものだ。
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トレンド 2011年03月04日 11時00分
文科系忍者記者ドラゴンの道 「アゲ嬢ルックのALDIOUSがインパクト抜群のセカンド・シングルを4月にリリース!」第1回/全2回
アゲ嬢ルックのメタルバンド、ALDIOUS(アルディアス)が2011年4月6日にセカンド・シングル『Mermaid』をリリース! 2010年に発売されたファースト・アルバム『Deep Exceed』がオリコンのウイークリー・アルバムチャートで15位を記録するだけではなく、日本テレビ『スッキリ!!』、フジテレビ『めざにゅ〜』へ出演している。 2011年もさらなる活躍が期待されるALDIOUSにセカンド・シングル『Mermaid』のコンセプトやジャケット写真の撮影秘話、TV出演時のエピソードについて聞いてみた。 Q:2010年10月にリリースしたファースト・アルバム『Deep Exceed』がヒットしたことで環境にどんな変化がありましたか? Rami (Vocals):沢山の方にALDIOUSを知ってもらえて、色んなメディアを通してアルバムを聴いていただいたり、とても嬉しかったです。段々大きなライブ会場でやらせていただくようになりそうですが、これからもファンの存在を忘れずに突き進んでいきたいと思います。 Yoshi (Guitars):それまで自分の作った曲がどう評価されるか凄く心配だったけど、予想外にとても良い反響を頂いて自信がつきました。お客さんも一気に増えて大きなライブハウスやワンマンライブを経験出来て、とても内容の濃い一年になりました。 トキ (Guitars):アルバムがリリースされた事で周りのたくさんの人がALDIOUSというバンドを知ってCDを聞いてくれて、それがきっかけで応援してくれる人が増えたのが一番大きいです。ライブでもアルバムに入ってる曲は本当に人気があって、めちゃくちゃ盛り上がるようになりました! 普段から聞いてもらえてる証拠ですよね。本当に嬉しかったです。 サワ (Bass):何も言ってなかった家族や知人や友達からも「CDショップで見て買ったよ!」なんて連絡を沢山もらってびっくりしました(笑)。 Aruto (Drums):憧れだった雑誌に記事を載せて頂くとか、TVから取材を受けるとか、信じられない出来事がたくさんありました! ライブにも今までとは比べ物にならないくらいたくさんのお客さんに来て頂けるようになって、本当に嬉しいです! Q:日テレの番組『スッキリ!!』の収録時に何かエピソードはありましたか? Rami:本物のキャバクラをお借りして収録させていただいたのですが、とりあえずイスがフワフワモコモコで気持ちよかったです(笑)。 Yoshi:衣装のままミナミの街を練り歩いたことです(笑)。周りに本物のキャバ嬢の方もたくさんいたけど、ギターを持ってたので目立ってた気がして恥ずかしかった(笑)。 トキ:収録に慣れていないのでめっちゃ緊張しました。中でもクラブの中で一人ずつ、自己紹介をしたんですけど、ピンで映るというのに慣れていなく、カメラを向けられるとめちゃくちゃ恥ずかしかったです(笑) サワ:初めての撮影で分からないことばかりでしたが、ポーズまで指示してもらったり楽しかったです! Aruto:みんな緊張してて、いつもより笑顔がちょっと硬かったです(笑)。 Q:新曲『Mermaid』、2曲目『Confusion』のコンセプトは何でしょうか? Rami:ずばり「運命を変える」です。『Mermaid』は、その名のごとく人魚姫を元に書いたのですが、泡にならずに愛する気持ちを貫く強さを描きました。『Confusion』は「過ちを犯してしまう力があるなら、生きる力に使って欲しい」という願いを込めながら書きました。「混沌」という意味なのですが、生死を彷徨う様を書きました。 Q:3曲目に『Eversince』が収録されていますが、ファースト・アルバム『Deep Exceed』のメタル・バージョンとは雰囲気が違いますね? Rami:全く違います。やはり、元々バラードで作曲しましたので、まさかメタル・バージョンになるとは当時は思っていませんでした(笑)。今回は原曲に近い形で、ピアノもアルバムと同様にYUHKIさん(GALNERYUS)が担当して下さったので、とても素晴らしいアレンジとなっていますので、そのあたりも聴いてもらいたいです。 Q:CDシングルのジャケット写真にドキッとさせられますが、どなたのアイディアでしょうか? Rami:ポーズはあくまでも自然体でMermaidになりきった感じで、「美しさ」「貫いていく強さ」などを意識しながら撮影しました。 Yoshi:元々Ramiのソロをジャケットにする案があったので、Ramiだけ物凄くたくさんのポーズで撮影しました。全身の写真も候補に挙がりましたが、私のイメージでは顔のアップが良いなと思っていたので、顔のアップの中から更に絞って最終的に残ったものの中からメンバーと相談して決めました。(第2回へ続く)ALDIOUS【ツアー日程】4月2日(土) 東京・渋谷CLUB QUATTRO4月9日(土) 大阪・心斎橋CLUB QUATTRO4月16日(土) 名古屋CLUB QUATTROバンド公式Website:http://aldious.jp/バンド公式Myspace:http://www.myspace.com/ultimate.melodiousレーベルWebsite:http://www.spinninginc.jp/HMV ONLINE アルディアスのコラム特集:http://www.hmv.co.jp/serialnews/aldious/※記事:文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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