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レジャー 2007年05月24日 15時00分
ダービー ホウオー磐石の布陣
いよいよ2004年に、この世に生を受けたサラブレッド8470頭の頂点を極めし「第74回東京優駿(日本ダービー)」(JpnI 東京芝2400m)まで、残り3日と迫った。普段は沈着冷静なホースマンも競馬の祭典を前にこの時ばかりは心躍らすが、その誰よりも煮えたぎる熱い闘志を胸の内に秘めるのは松田国英調教師だ。大本命フサイトホウオーを一生一代の大舞台に自信を持って送り込む。 2005年夏のセレクトセール。いまや世界のセキグチとして名高い関口房朗氏が、「この馬でダービーを」の号令の下、1億5000万円のお代をつけられ、フサイチホウオーは落札された。 その“至上命題”はタニノギムレット、キングカメハメハで2度も頂点を極めた名将を奮い立たすと同時に、預かった人間にとてつもないプレッシャーを与えた。 そんな陣営の苦悩を知ってか知らずか、当のホウオーは左にヨレたり、右にヨレたり…。右往左往のレースぶりながらも、師がダービーを2度制した経験から得たという必勝ローテ、新馬→東スポ杯2歳S→ラジオNIKKEI杯2歳S→共同通信杯のエリート路線を無傷の4連勝で驀進(ばくしん)し、名実ともに堂々のクラシック最有力候補に躍り出た。 ところが、皐月賞では初めての辛酸をなめることになる。「ダービーが目標だからといって、皐月賞を負けてもいいということにはならない。もう少しうまく乗ってくれていれば」。松田国師は納得いかず怒りをブチまけたが、負けて得るものも大きかった。 とても届かないような位置取りから最後は1、2着馬とクビの上げ下げまで持ち込んだ末脚は中団からチョイ差しのイメージが強かったそれまでのホウオーを一新するレースぶり。「これまでまだ一度も本気で走っていない。もう一段どこかにギアがあるはず」。名手・安藤勝が探し求めていた“臨界点ギア”は皮肉にも、この敗戦を機に覚醒した。 「ホント、今までとは全然…何かが違った感覚だった」。ジョッキーが感嘆のため息を漏らしたその豪脚は「間違いなく東京の二四に合う」の言葉を聞かずとも、ダービーはこの馬で決まり!の思いを深く脳裏に刻ませた。 昨23日の最終調整も無事完了。コンビのアンカツが、「今までの調教で一番いい感触。相手がどうのこうのより、自信を持って乗りたい」と絶賛すれば、愛馬の追い切りをひと目見ようと栗東まで足を運んだ関口会長も、「鉄板以上に堅いな。(フサイチ)コンコルドや(フサイチ)ペガサスと同様に、またダービーとベクトルが合った。100%に近い確率で勝つ。もうオレは勝ったつもり」と進軍ラッパを吹き鳴らした。 一方、「仕上がりに関しては、自分の思い描いた通りの到達点にきました」と胸を張った記者会見からわずか24時間後、ダイワスカーレットの熱発回避を伝えざるを得なかったオークスの悪夢の後遺症か、トレーナーは「馬は一頭、一頭それぞれにテーマがあり、扱い方も違えば個体差もある。だからダービーを2つ勝っているといって、3つ目が転がり込んでくるわけではない」と言葉を選ぶように話したが、誰がどう見ても皐月賞で一番強い競馬をしたのはホウオーだ。 「あとひと押し、皆さんの応援をいただきたい」と嘆願しなくとも、最も厚い支持を受けることは確実。フジビュースタンドが揺れるほどの大声援が、必ずやホウオーの末脚を臨界点に導くに違いない。
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レジャー 2007年05月23日 15時00分
日本ダービー アドマイヤオーラ絶好
勝利至上主義。アドマイヤの冠の名誉にかけてアドマイヤオーラが世代の頂点を目指す。今週はいよいよ競馬の祭典「第74回東京優駿(日本ダービー)」(JpnI 東京芝2400m 27日)が行われる。人気はフサイチホウオーが集めそうだが、皐月賞では同馬と並んで最速の上がりをマークしたオーラ。前残りの展開に泣いたものの、0秒2差4着なら、逆転の余地は十分ある。陣営は鞍上を武豊から岩田にスイッチしてまで、99年のアドマイヤベガ以来のダービー制覇に挑む。 実力は一番。それを証明するため、アドマイヤオーラの陣営は非情の決断に踏み切った。 ダービー4勝、だれよりもダービーの勝ち方を知るはずの武豊を鞍上から下ろした。代わりに白羽の矢を立てたのは、リーディング争いで独走態勢に入りつつあるニューリーダー岩田だった。 「彼が乗ったシンザン記念、あれがこれまでで一番いいレース運びだった。そのときのいいイメージがあるはず」と松田博師は口を開いた。 中団から上がり3F33秒3の末脚がさく裂。桜花賞馬ダイワスカーレットを難なく封じ込んだ。 しかし、続く弥生賞も連勝して1番人気で挑んだ皐月賞は武豊が乗り、4着と不完全燃焼に終わった。時すでに遅し。小回り中山で、ヴィクトリーが逃げ切る前残りを最後方から追い上げても間に合うはずもなかった。 「前が詰まりっぱなし。他馬によられるロスも大きかった。それでも最速上がりをマークしたように悲観する内容ではないんだけどね」と師は振り返った。 アドマイヤの冠にとって、ここ数年のダービーは悔しさが募る舞台だ。一昨年、オーラの兄ジャパンは10着。昨年はメインが2着、ムーンは7着に終わっている。99年のアドマイヤベガ以来、2度目のダービー制覇はまさに悲願。蜜月だった日本一のジョッキーを降板させる前代未聞の乗りかわりは最善を尽くした結果だったようだ。 馬もうなっている。今朝(23日)はDWコースで終い重点。6Fの時計こそ平凡だが、ラスト1Fはさすがと思わせる切れ味を発揮し、併走馬を馬なりのまま1秒5ちぎって見せた。柔らかく、シャープな馬体はさらに研ぎ澄まされている。 「デキは皐月賞よりいいし、万全に持っていけるでしょう。切れすぎるので距離がどうかとも思うけど、同世代同士なら」 師自身も昨年のダービーはドリームパスポートで3着と惜敗している。捲土重来。勝利至上主義を身にまとったオーラが、末脚を爆発させる。
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レジャー 2007年05月23日 15時00分
大井「内外タイムス賞」 サウンドサンデーがインから抜け出す
「内外タイムス賞」(1800m)は22日、大井競馬場で行われ、石崎駿騎手騎乗の2番人気サウンドサンデー(牡4歳 船橋・松代眞厩舎)が、1分54秒4(良)のタイムで優勝した。 出走馬6頭で行われたレースは、道中、ケイアイレーシングが2番手以下を10馬身近く引き離す大逃げを打ち、サウンドサンデーは内に控えて3番手を追走。3角過ぎから先行馬を捕らえにかかったローランスパイス、トネノキングの2頭を追ってジワジワと差を詰めると、直線インを突いて鋭進。4分の3馬身差し切ったところがゴール板だった。
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レジャー 2007年05月23日 15時00分
ダービーこそが真価発揮の舞台 フサイチホウオーが反撃ののろし
前走の皐月賞は3着に敗れたフサイチホウオーだが、悔しさ以上にダービーへの希望を残した。 「皐月賞前までは勝っても感覚の割りに伸びなかったり、何か物足りなさがあった。でも、前走は今までにない伸び脚で違った面が出た。負けても十分に収穫のあるレースだった」と鞍上の安藤勝騎手は最速の上がりを駆使した豪脚に納得の表情を浮かべる。 鞍上同様、トレーナーも同馬への信頼感が増した。 「トライアルからずっとワンランク上のギアを探し続けていたけど、それを持っていることが前走で証明できた。もちろん、これまで以上の期待を持ってダービーへ挑める」と松田国調教師は皐月賞以上の自信で本番を迎える。 今朝(23日)は安藤勝騎手を背に、例によって坂路で追い切られた。伸び伸びとしたフォームで併走馬に余力を持って先着。馬体もほどよく締まっており、態勢は整った。 1998年のスペシャルウィーク(皐月賞3着)、99年のアドマイヤベガ(皐月賞6着)、2001年のジャングルポケット(皐月賞3着)…豪脚を駆使しながら、中山2000m戦の舞台設定に泣いた差し馬が、ダービーで雪辱したケースは数多い。もちろん、同馬が前走で見せた脚も東京2400m戦の舞台にかわって最大限の威力を発揮する。 「皐月賞の脚を見ると、直線の長いコースの方がいいと思う。中団に位置して前回のような脚を見せたい。僕自身は皐月賞以上の手応えがあるし、勝つことを信じて乗る」 捜し求め続けていたワンランク上のギア。強力な末脚と強固な自信を胸に、反撃の舞台に立つ。
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スポーツ 2007年05月23日 15時00分
新日本プロレス 韓国遠征正式発表・真壁が韓国王座の奪取を宣言
魔界倶楽部の星野勘太郎総裁が韓国遠征と対戦カードを正式発表した。 この日の広島大会前にジュニアのカリスマ金本浩二、GBHの真壁刀義や矢野通、ブラック・ストロング・マシンの4選手とともに韓国メジャー団体のひとつ「AWF世界プロレス連盟」の興行に参戦することを発表した星野総裁は、「AWFタイトルシリーズ」ソウル大会(25日、蚕室学生体育館)のメーンでAWF世界タッグ王者決定戦として崔太山&金本組VS真壁&矢野組の対戦を明らかにした。 同大会のエグゼクティブ・プロデューサーでもある星野総裁は会見で「おいオマエらビッシビシいくぞ」と“総裁節”で選手を鼓舞。そのカツに真壁は「このタイトルを獲る。それだけだ」とタイトル奪取を誓っていた。
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スポーツ 2007年05月23日 15時00分
新日本プロレス IWGP王者・永田裕志と、挑戦が決定的な真壁刀義が“紙上バトル”を展開
新日本プロレスのIWGPヘビー級王者・永田裕志と挑戦表明しているドヒール軍団GBHの“キングコング”真壁刀義がしのぎを削っている。22日の広島大会では永田が真壁の挑戦を受け入れたものの、菅林直樹副社長が待ったをかけるなど、いまだ決定には至っていない。そんな中、本紙の取材に両者がそれぞれ思いのたけをぶちまけ舌戦を展開。次期タイトル戦をめぐる舞台裏のいさかいを“紙上バトル”としてお伝えする。 広島大会前のことだった。「オイオイオイッ。何じゃこりゃあぁ!!」。控え室前から怒号が響き渡った。チャンピオン永田が執筆する本紙コラム「セカンドバック」(隔週火曜掲載)の21日発売号を手に真壁がいきり立っていたのだ。 「このウ○コチ○コは何をほざいてんだ」。チェーンで本紙をグルグル巻きにし、相当おかんむりのようだ。無理もない。この日の永田コラムの内容は「真壁かかってこい」というもの。そればかりか、ヤングライオン時代の真壁がゲロを吐いたエピソードなど、そこには屈辱の内容が記されていたのだ。 真壁は本紙を見つけるや否や、「何がセカンドバックじゃ?ドブネズミだかアンパンマンだかよくわからない顔しやがって」と吐き捨てれば「セカンドバックなんて、まあ、ダサさを露呈してるわ」とコラムタイトルにもケチ。間髪入れずに、「それにここに書いてあるゲロなんて吐いてねーよ、バーカ。今度は絶対オマエにゲロを吐かしてやるからな」と、ブチ切れながら予告した。 キングコングのごとくいまにも暴れだしそうな真壁だが、そのときチャンピオンも怒りに打ち震えていた。20日の福岡大会で真壁に初めてピンフォール負けを喫した永田は取材陣に「このままのさばらしておくワケにはいかない」と正面きって反撃開始することを明かしたが、ハラワタは煮えくり返っていた。 実はチャンピオン永田には聞き捨てならない言葉があったのだ。真壁が本紙の取材で度々放っている「ドブネズミ」発言だ。永田は「あの顔に言われたくないね。アイツに言っておけ、オマエの顔だってキングコングか、ゴリラだか、よくわかんない顔なんだよ。テメーの方がドブネズミみたいな顔だ」とカンカンだ。
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芸能 2007年05月23日 15時00分
モー娘。藤本美貴に不倫疑惑
人気低迷の中、先日モーニング娘。の新リーダーに就任したばかりの藤本美貴だが、就任早々、不倫疑惑が浮上し、ファンの間で話題になっているという。新リーダーとなって人気回復にひと役買わなければいけないはずだが、これでは先が思いやられる…!? 「ファンを喜ばせるはずのフットサルなのに、自分のプライベートを充実させるなんてプロ失格。彼女にはリーダーになってほしくなかったんですが、ほかにいないからしょうがないですね」(熱烈なモー娘。ファン) 藤本といえば、以前、イケメン俳優の白石朋也との熱愛が報じられた。「マスコミに報じられてしまってから会えなくなり、自然消滅したようです。藤本が元ヤンキーなのは定説。芸能界入りしてからもけっこう遊んでいたようですが、相手が一般人だったりしたんで、なかなか男の話がでなかった」(芸能プロ関係者) そんな藤本だが、どうやら、フットサルがきっかけで恋に落ちてしまったようだ。 「フットサルの審判をしているという人物がブログで実名入りの情報を流したんですが、要は藤本が所属する『ガッタス』のコーチの1人とデキているというんです。ネット上では『ガセネタだ』とファンの間で大論争が巻き起こりましたが、まんざらガセでもなかったようなんでショックです」(先のファン)
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芸能 2007年05月23日 15時00分
波田陽区が映画「バベル」のイベントに出席
お笑いタレントの波田陽区(31)が22日、都内で、公開中の映画「バベル」の観客動員数100万人突破を記念したイベントに出席した。 波田は元保育士の初美さん(33)との結婚を先日発表。その際に「奥さんは菊地凛子似」と発言したことがきっかけで、同イベントに出席することになり、「奥さんのおかげでこの仕事をいただけましたから、バンザイ!」と幸せいっぱいの笑顔。「奥さんは菊地さんに負けてない。家に早く帰りたい」とノロけた。 なお、近日中に婚姻届を提出するそうだ。【写真】初美さんに見立てた菊地凛子のボードに特大パフェ「バベルパフェ」を食べさせる波田陽区=東京・渋谷・J-POP CAFE渋谷
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社会 2007年05月23日 15時00分
参院選東京選挙区ヒートアップ 自虐派女子アナ丸川珠代は自信家黒川紀章に勝てるか!?
元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代氏(36)は22日、東京・永田町の自民党本部で会見し、7月の参院選東京選挙区(改選議席5)で同党から立候補することを正式表明した。テレビ朝日の君和田正夫社長(65)は同日の定例会見で不快感を示し、せっかくの船出にケチがついた格好。同選挙区は建築家の黒川紀章氏(73)ら12人が参戦表明する激戦区で、丸川氏の自虐的ともいえる謙虚さが、自信家で鳴らす黒川氏ら相手の選挙戦でどこまで通用するか不安視する声もある。 参院東京選挙区は今回から1議席増。自民党は現職の保坂三蔵氏(68)と丸川氏で「プラス1」の2議席確保を狙うが、組織票が割れることを懸念する声もある。民主党も現職鈴木寛氏(43)と前都議の大河原雅子氏(54)のダブル擁立。公明党は現職の山口那津男氏(54)、共産党は党都委員会副委員長の田村智子氏(41)、社民党は弁護士の杉浦ひとみ氏(50)を立てる。そのほか薬害エイズ訴訟元原告の川田龍平氏(31)、東条英機元首相の孫でNPO法人理事長の東条由布子氏(67)、都知事選で存在感を増した共生新党党首の黒川氏が出馬表明済み。田中康夫前長野県知事らの出馬情報も取りざたされている。
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芸能 2007年05月22日 15時00分
CM露出ナンバーワン女優 仲間由紀恵の質素な素顔
連ドラ出演がなくともCMで稼ぎまくっているのが女優・仲間由紀恵(27)。売れまくっているのにもかかわらずこれまで目立ったゴシップもなく、私生活はベールに包まれている。そんな仲間の素顔は意外なものだった…!? 今期、(4〜6月)の連続ドラマ主演はないものの、CMで大いに稼いでいる女優の仲間幸紀恵。 昨年、山内一豊の妻を演じたNHKの大河ドラマ「功名が辻」平均視聴率が大河としては4年ぶりに20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を超えるヒットとなった。 「大みそかには2度目となる『紅白歌合戦』の司会もやりましたが、実は彼女、05、06年連続でCMの露出が最も多かった女優なのです。つまり、彼女は平均的な日本人との接触度が最も高い芸能人というわけです」(週刊誌記者) CM出演しているのは資生堂、日清食品、アサヒ飲料(缶コーヒー)、KDDIなど9社。 「化粧品から即席めんまでと守備範囲も広い。ギャラは1本最低でも6000万円といわれていますから、CMだけで5億円以上稼いでいることになる。とても“事務所孝行”なタレントで、うらやましい限りです」(芸能プロ関係者) これだけ稼いでいるのだから、さぞや派手な生活を送っていると思いきや、仲間は日々地味に過ごしているのだという。 「75万円のケリーバッグは定番ですが、中の財布には大好きな1000円札が20枚ほど入っているだけ。ほかに、ふとんの西川のポイントカードと溶岩浴の割引券が入っているくらいという質素ぶりです」(前出・バラエティー番組スタッフ)
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