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その他 2009年11月24日 15時00分
競輪人国記 愛媛(1)
アマの選手が多かった愛媛。特に目につくスターはいなかったが、しつこいマーク選手は多かった。角川竹彦(期前)越智淳三郎(1期)森川藤清(3期)らは上位戦ではともかく、特別競輪の予選クラスでは人気薄で絶好の狙い目になっていた。マーク屋ではないが、まくり一発の三谷仁(期前)も魅力のある選手だった。 そんな中で追い込み、競りで単騎がんばったのは忽那重次郎(20期)だった。しぶとい地脚を活かしての競りは全国区ともいえた。GIの優勝はないが、記念や普通開催では大いに活躍した。 弟の忽那博(25期)は兄ほどの脚力はなかったが、ある意味で名前を売った。強引な競り戦法で在籍中の失格は62回、落車は25回を数えた。昔は競り負けるなら相手とともに落車したほうがいいというマーク屋も多かった。たしか4カ月の1期間に16回失格して160日の斡旋停止を食っている。普段はおとなしい感じだったが、競走車にまたがると鬼のようなレースをした。人気で番手を取れると思っていた追い込み選手にはいやな存在だったろう。 伊藤豊明(41期)は同期の井上茂徳(佐賀)には及ばなかったが、愛媛に初めてGIのタイトルをもたらした。子供のころから剣道で体を鍛えてバネのかたまりのような選手だった。 昭和55年の大津びわこ・高松宮杯から特別戦線に参加。なんと3年目の57年・同杯で、同期ナンバー1の村岡和久(福岡)やスーパースター尾崎雅彦(東京)を破って優勝してしまった。同期では井上に次ぐGI制覇で、目標の少ない伊藤はそのハンデを乗り越えての快勝だった。
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レジャー 2009年11月21日 15時00分
マイルCS(GI、京都芝1600メートル、22日) アベコーの気になる推奨馬は!?
みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。 来週は秋のGIシリーズのクライマックス「ジャパンC」。米・英から5頭が出走予定。ムードが盛り上がってきました。ところが、昨年の菊花賞馬で、今秋の京都大賞典をいきなり勝ち上がったオウケンブルースリが、最終登録の段階で何と出走順位が除外対象となる19番目。 結局、レーティング上位の優先枠(5頭)で出走は約束されましたが、これは一部のGIでしか取られていない対応。これがもし他のGIだったとしたら、昨年の菊花賞を勝ち上がった馬が出走できないことになります。一方、昨年から中央競馬では惨敗続きのコスモバルクはオウケンの19番目に対し15番目。毎回、大手を振って出てくる基準は間違いだと思います。馬券の売上増に躍起のJRAですが、もっと緻密(ちみつ)でファンも納得できるシステムを築くべきです。またコスモバルク陣営も他に席を譲るくらいの寛大さが求められています。 さて、「マイルCS」です。秋のマイル王決定戦。8歳で見事に天皇賞を制したカンパニー。ここがラストランだと聞きます。毎日王冠でウオッカを破り天皇賞ではラスト3F32秒9という破壊力で激走。当初、ここでアクセル全開だったと考えて中2週のマイルCSでの3連勝は厳しいと見ていました。現在もその見方を変えるつもりはありませんが、今週の坂路での豪快な調教。もうすぐ9歳。ただただ頭が下がります。 ◎はキャプテントゥーレに打ちました。というのも、マイル戦なのに強力な逃げ馬がいないのです。ほとんどが差し・追い込みタイプ。となると、キャプテントゥーレが押し出されて逃げるという形になることも十分に考えられます。 このキャプテンが先手を取ったのは、昨年の皐月賞でした。2番手以下を2馬身1/2突き放す圧勝劇。さらに1年4カ月ぶりの実戦だった関屋記念では、日本一長い新潟競馬場の直線の瞬発力比べのなかで、しぶとく4着。カムバック2戦目の朝日CCが、外からすごい勢いで追い込んできたブレイクランアウトに、いったん抜かれそうになりながら、ガッツで差し返して優勝。休養前より間違いなくスケールアップしています。雨で時計を要す馬場になれば、ますます有利。京都も1戦1勝。重めを叩いて狙い撃ちです。
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レジャー 2009年11月21日 15時00分
重賞鑑鼎談〜確定編〜 マイルCSの穴馬はコレ
秋のマイル王を決める「第26回マイルCS」(GI、京都芝1600メートル、22日)は、天皇賞・秋で初GIをゲットした8歳馬カンパニーが注目を集めるように、例年に比べ、低調な組み合わせとなった。ただ、穴党にとっては、波乱の要素がたっぷり詰まったおいしい一戦。「重賞鑑鼎談〜確定編〜」のレギュラー3記者はいずれもメガトン級の激穴馬を指名。赤羽=キャプテントゥーレ、虎穴=サンダルフォン、石沢=ライブコンサートで大万馬券ゲットをもくろむ。 虎穴 先週で石沢&赤羽の確変も終わりか。短かかったな。 赤羽 あの展開じゃどうしようもないだろ。 石沢 あるジョッキーが「前2頭は周回遅れかと思った」って笑えないジョークを言っていた。マイルCSも確たる逃げ馬が不在。となると今週も…。 赤羽 唯一、逃げ宣言しているマイネルファルケの萱野調教師が「エリザベス女王杯みたいなことだってあるしね」だってさ。 虎穴 短絡的だな。これだけスプリント色の濃いメンバーが集えば、意外とハイペースって可能性も捨て切れん。 赤羽 それでサンダルフォンか。GIじゃどうみても足りない。 虎穴 前走(スプリンターズS9着)は今年8戦目の競馬。ミッキーも「夏の疲れがあった」と認めている。 石沢 ってことは、もうガス欠寸前…。 虎穴 それが前走後、大山ヒルズへ放牧に出したことで見違えるほどリフレッシュして帰ってきた。芝のマイルは未勝利だが、テンにズブいだけに本質的には合う。大外からズドンがあるぞ。 石沢 虎穴同様、スローはないと考えて、ライブコンサートで勝負。 赤羽 「マイルCS特別」じゃないんだぞ! 石沢 まあまあ。だけど、春の安田記念と比べたら今回のメンツは超のつく小粒。指揮官も「あの時とはメンバーが全然ちゃうやろ」と。 虎穴 調教師はライブより、もちの木賞(22日、京都8R)のエースインザホールのことで頭がいっぱいだったらしいじゃないか。 石沢 最後までしゃべらせてよ。そこで5着なら十分に胸を張れる。しかも、直線でスムーズさを欠いていた。京都は<1020>と好相性。突き抜けるでしょ。で、羽やんは1面のアベコーさんと同じキャプテントゥーレ。省略していい? 赤羽 まて、マイラーらしいマイラーはこの馬だけじゃないか。 虎穴 皐月賞馬だぞ! 赤羽 母エアトゥーレの血統から間違いなくこの馬はマイラーだろう。忘れてるかもしれんが、2歳時にはマイルのデ杯2歳Sを勝っている。 石沢 今週の水曜日まで出否が決まっていなかった。何かアクシデントがあったんじゃ? 赤羽 いつも通り坂路で好タイムをマークしていた。まったく心配いらん。スローな流れなら好位から粘り込める。これでカンパニーも経営破たん! 石沢 破たんしているのは、あんたの私生活でしょ。
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レジャー 2009年11月21日 15時00分
マイルCS(GI、京都芝1600メートル、22日) 藤川京子 太め解消したスズカコーズウェイの巻き返しよ
マイルCSに愛馬フィフスペトルが出走します。出走できるかギリギリだったんですが、運が向いてきました。しかも、朝日杯FSで2着に持ってきたルメール騎手とのコンビ。一発ありそうです。 秋初戦のスワンSは8着に終わりましたが、久々の短距離戦で馬自身も感覚が戻っていなかったのかも。それでも着差は0秒5と大負けはしていません。叩き2戦目、ぜひ頑張ってほしいですね。 さて、応援とは別に予想はシビアに…。フォーキャストの本命は◎スズカコーズウェイです。 前走のスワンSは1番人気に推されましたが、8キロ増と太めが響いたよう。ただ、道中は折り合いもついていましたし、0秒4差5着なら上々の内容です。直前は栗東Wコースで長めから意欲的に追われて好タイムをマーク。今回はGI仕様の馬体にキッチリ絞れることでしょう。 瞬発力勝負になりやすいこの条件は合っていますし、マイル戦も守備範囲。外回りコースの直線を一気に突き抜けます。
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レジャー 2009年11月21日 15時00分
マイルCS(GI、京都芝1600メートル、22日) 本紙・谷口は天皇賞馬カンパニーを信頼
競走馬として過ごした2137日の集大成として、またGIウイナーとして、このラストランに音無調教師が“こん身の仕上げ”を約束したカンパニーが有終の美を飾る。 毎日王冠、天皇賞と2度続けてウオッカを撃破。あれだけの激走を繰り返せば、普通は疲れが出ても当たり前だが、そこは人知を超えたオジサンパワーを誇る8歳馬だ。時計のかかった今週の栗東坂路で、800メートル51秒8という出色の快時計をマークした。 「仕上げに抜かりはありません」と断言した師の言葉通り、前2走にも負けないパフォーマンスで2つ目の勲章を手中に収める。堂々、種牡馬入りだ。
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レジャー 2009年11月21日 15時00分
福島放送賞(1000万下、福島ダ1700メートル、22日) 本紙・橋本はハジメレンジャーで勝負
今夏を境に成長著しいハジメレンジャーが今度こそだ。 昇級戦の飯坂温泉特別は、ハンデ54キロの恩恵があったとはいえ、強豪バロズハート(先週、1600万勝ち)の2着と好走。早くもメドを立てている。 しかも、出遅れながら3角手前からスパートする強引なレースだっただけに、いっそう価値が高い。実力を疑う余地はないし、互角に出ればチャンスは十分だ。 相手は上がり馬のビッグスワン。福島は前走を含めて3勝と、自分の庭同然のコース。好勝負に持ち込みそうだ。
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レジャー 2009年11月21日 15時00分
霜月S(オープン、東京ダ1400メートル、22日) 本紙・橋本はキクノサリーレを指名
本命はキクノサリーレ。メンバー中ただ1頭の重賞ウイナー(武蔵野S)で、ここでは格上の存在だ。 前走のペルセウスSは4着に敗退しているが、あれが実力ではない。500キロとデビュー以来最高の馬体重が示す通り、休み明けと太め残りが響いたもの。本来、叩き良化型で、巻き返しは必至だ。 1度使った効果は絶大で、追い切りの動きも格段に鋭さを増している。これなら、GIメンバーを手玉に取った武蔵野Sの再現を大いに期待できる。ハンデ57キロ、千四とも心配無用。勝ってジャパンCダートへ名乗りを挙げる。 相手は充実一途のワンダーポテリオ。
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社会 2009年11月21日 15時00分
市橋容疑者が事件前、掲示板に書き込みを残していた!! ストーカー癖の決定的証拠か!?
千葉県市川市のマンションで2007年3月、英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)が、大学時代に掲示板に書き込んだ内容が今もそのまま残っていることが20日、分かった。女性中心のサークルの掲示板で「ディズニー」をネタに接近しており、女性に積極的な姿勢がうかがえる。さらに、市橋容疑者がホームページを開設していたことも判明した! 10日の逮捕以降、水とお茶以外は口にせず謎の断食と黙秘をつらぬく市橋容疑者。そんな市橋容疑者の事件前の様子を知る貴重な書き込みを発見した。 市橋容疑者が過去に書き込みをしていたホームページは、千葉大学園芸学部の2000年入学生でつくるサークル「鍋会」の掲示板。女性を中心に13人が在籍し、その名の通りの「飲みサー」だったようだ。 実は市橋容疑者はそのメンバーの中には入っていない。高校卒業後に上京し、一度は都内の私立大に入学するも22歳(01年)で千葉大学園芸学部に再入学した市橋容疑者とは入学年度が異なるからだ。サークルのメーンバーは市橋容疑者にとって一つ上の先輩に当たることになる。 そんな掲示板に市橋容疑者の驚くべき書き込みがあった。市橋容疑者が書き込んだのは2003年11月21日の午後6時22分30秒。「tatsuya」のIDでこんな書き込みを残していた。 「○○(※編集注=女性の名前)へホームページみたけんど、本格的でおどろいた。今度、お菓子持ってであそびにいくからまた、いろいろ、話しようよ。ディズニー話はもうれつに楽しみにしてるっす。達也より」 時期的にも市橋容疑者が大学3年に在籍していた時期とピタリと一致する。さらに、書き込みにはホームページと電子メールのアドレスまで記載されていた。ホームページのアドレスには「tatsuya」の文字。もはや本人の書き込みとみて間違いないだろう。日本中が注目するであろう市橋容疑者が持っていたホームページは、残念ながら消されてしまったのか現在は何も表示されなくなっている。 サークルのホーム―ページを管理していた女性に、久しぶりにアクセスしてみて驚いたことを書き込んでいる市橋容疑者。文章では女性に対し、かなり親しげに振る舞っている。 事件を追い続けてきた事情通は「これで一部でささやかれてきた市橋のディズニーランド好きの噂が証明されましたね。しかし、恐ろしいのはあっさりとデートに誘いこもうとするその内容です。実は、市橋は学生時代から同じ大学の女子学生へのストーカー行為が問題となっていました。こんな手口でリンゼイさんをナンパし、2年7カ月も逃亡していたのでしょうか。この女性も市橋の何らかの被害に遭っていたのではと思うとゾッとします」と重い表情で話す。 事件前、リンゼイさんは友人に「市橋につきまとわれて困る」と話していたことが分かっている。ひとつ間違えていればこの女性も、在学中に市橋容疑者のストーカー癖の毒牙にかかったかもしれなかった。いまだ真相を語らぬ市橋容疑者。事件の全容解明はこれからだ。◎断食11日目 市橋達也容疑者が断食を続けている可能性が高いことが20日、千葉県警行徳署捜査関係者への取材でわかった。きょう21日で11日目に突入する。 捜査関係者は市橋容疑者の様子について、食事を「とった」「とらない」の話には応じないと前置きしながらも、「通常通り。変化なし。話すことは何もない」と述べた。 変化がないということは断食を続行中とみていい。弁護士に取り調べの不満などを訴えたことから、少なくとも現在の断食にはハンスト的意味合いも含まれていると推察できる。 一方、検事が「死刑もあり得る」と述べたなどとして弁護団が改善を申し入れたことについて、千葉地検の山田賀規次席検事は20日、同地検で記者団の質問に「取り調べに問題はない」とコメントした。「取り調べの過程でどういう話をしたか、申し上げるべきではない」としている。 勾留中の市橋容疑者は沈黙を守り、黙々と被疑者ノートをつづっているのか。捜査の進展が待たれる。
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芸能 2009年11月21日 15時00分
「恋から」同期が意味深ブログ 小林麻央 消えない妊娠説
近日中に婚約することを発表した歌舞伎俳優の市川海老蔵とフリーアナウンサーの小林麻央。突然の発表に加え、2人の出会いのきっかけとなった日本テレビ系「NEWS ZERO」から麻央が年内降板情報も流れたため“妊娠説”が飛びかった。麻央の事務所は否定しているが…。 19日に日本中を駆けめぐった大物カップルの婚約だが、交際はこれまで全く公にならず、あまりにも突然の発表だっただけに、さまざまな憶測を呼んでいる。 「あの海老蔵が交際を認めたのだから、絶対何かあるはずで、妊娠しか考えられない。妊娠していても発表できないのは、CMスポンサーや、海老蔵のタニマチ筋へのあいさつが済んでいないからという見方ができる」(広告代理店関係者) さらに、麻央の“妊娠説”に拍車をかけたのは、19日に更新されたあるブログだったという。 「麻央が日テレ系『恋のから騒ぎ』に出演していたのは有名だが、麻央と同時期の第9期に出演していた現役歯科医でタレントの中田彩のブログがかなり意味深だった」(週刊誌記者) 19日の中田のブログには、「古いつきあいのお友達からおめでた&結婚 の報告をもらいました とっても意外だったので最初はかなりびっくりしましたが彼女の幸せそうな様子をみてよかったなぁってココロがほくほくしました」とつづられており、「恋から」で同期だった麻央が、中田のブログに登場する「デキ婚を報告して来た古い付き合いの友人」と考えられるのだ。 「第9期で麻央と中田は1、2を争う人気だっただけに、かなり仲が良かったか、逆に“犬猿の仲”だったのかどちらか。これまで、中田のブログにも麻央のブログにも互いが登場したことはない。しかし、もし仲が良く、麻央から妊娠のことを口止めされていたら、自然とああいう書き方になる。アクセスアップを狙って、ほかの友人のことを意味深に書いた可能性も捨て切れないが」(同) ネット上では「中田のブログから情報流出か?」などと大騒ぎになっているが、中田は20日にブログを2回更新、しかし19日のブログの話題には全く触れておらず、怪しくはある。 「麻央は20日、ブログを更新したが『新しいスタートに向けて一歩ずつ、彼とともに進んでいけたらいいなと思っています』と平凡な内容。もし本当に妊娠していれば、『ZERO』を降板するタイミングで妊娠を発表する可能性が高い」(芸能ライター) 中田のブログでの“続報”を期待したい。
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芸能 2009年11月21日 15時00分
舞台「高き彼物」 加藤健一と占部房子が見どころを語る
下北沢の本多劇場で29日まで公演中の舞台「高き彼物(かのもの)」。今年、事務所設立30周年を迎えた主演の加藤健一(60)と、同事務所の公演に初めて出演する女優の占部房子(31)に、本公演の見どころや裏話など話を聞いた。 −−加藤健一事務所は創立30周年を迎えます。 加藤 30年なんて長くて人ごとのよう。まだ10年ぐらいの感じです。 −−今回の演目は劇作家のマキノノゾミさんが01年に鶴屋南北戯曲賞を受賞した作品です。 加藤 すいぶん前から上演したいと思っていました。ようやく許可が出たら、それが30周年のタイミングにピッタリ。 −−加藤さんの故郷を舞台にしたお話ですね。 加藤 普段は洋物(海外の戯曲)が多いうちの事務所ですが、今回は和物。しかも静岡県が舞台ということで、なにか不思議な縁を感じましたね。 −−この作品の、どこが心に響いたのでしょう? 加藤 マキノさんが山口瞳の「小説・吉野英雄先生」を参考に書いた作品なのですが、そこに「屑たばこ集め吸へれど志す高き彼物忘らふべしや」という短歌が出てきます。みんなで一つ事を真剣に考える、そんなまっすぐなところが好きです。 −−占部さんは加藤健一事務所に初登場です。 占部 加藤さんって今まで怖くて厳しい人だと思ってたんですが、そんなことなくリラックスしてケイコに臨めました。 加藤 占部さん31歳かぁ…。僕が事務所を旗揚げしたのがちょうど31歳。舞台「審判」をやってたころですね。 占部 そのころ私は、まだ1歳(笑)。 −−久しぶりの“和物”ですが、いかがですか? 加藤 最初は「やれないかも」って思いました。畳の上で演じることになるので…。同じ座るのでも洋物はイスから簡単に立ち上がれますが、和物は腰が落ち着いてしまって。一生懸命やらないと動きが出てこない。会話のシーンも多いので、腰を上げて場所を移動するのにもひと苦労。 占部 私は逆に洋物のほうが難しいですね。 −−今回の舞台で難しかった点はどこですか? 加藤 生活感の良さを表現するために、役者が個々に動いて、全体を通じて細かな芝居を見せていく必要があります。だから、役者がみんな生き生きしてないと。ここが難しかったですね。 占部 コメディーなのに爆笑シーンもなく、大きな事件もなく、普通の生活が淡々と展開していく。この全体的な流れが気持ちいいんです。それに、いいセリフもたくさん並んでますし。 −−占部さんは加藤さんの娘さんの役ですね。 加藤 お店を一人で切り盛りしているので、祖父と父からコキ使われ、おちおち座っていられない。だから、いつまでも結婚できない…そんな設定です。 占部 私の実家も父と兄の2人。男は何もやりません。女に振るのが仕事みたいに思っているところがあって。だから、台本を読んでも抵抗も違和感もなかったです(笑)。 −−今回は小泉今日子さんをキャスティングするなど、これまでにない新鮮な顔ぶれです。 加藤 徐々に新たな風を入れていきたいと思っていたところだったので。新しい人との芝居は刺激的です。ただ、今回の配役は割とスラスラ頭に浮かんできましたね。 −−休憩を挟んで2時間を越える大作です。 占部 いい時間を過ごしたなって思って帰っていただける、そんなお芝居にしたいです。 加藤 笑いあり涙あり、楽しくて感動的な舞台です。◎ストーリー 春休みに東京から静岡県川根に来た受験生の秀一(海宝直人)は、交通事故で友人を失った。そのとき現場で世話をした元高校教師の正義(加藤健一)のもとへ、夏休みに秀一が訪ねて来た。正義の家は食料雑貨店で、父・平八(滝田裕介)と娘・智子(占部房子)の3人で暮らしている。 中学校の国語教師の市恵(小泉今日子)は、先輩の正義を退職した今でも心から尊敬している。この日、市恵は正義に読んでもらおうと生徒の文集を届けに来ていた。事故のトラウマに苦しむ秀一を、正義は家で預かり面倒を見ると言い出す。市恵もまた教師として秀一と真剣に向き合う。その姿に感動した正義は市恵にプロポーズした。 1週間後、秀一の元に父親から速達が届いた。それを読んだ秀一は正義に激しく詰め寄る。それに正義は15年前に退職した真相を語り始めた。
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