谷繫元信
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スポーツ 2023年04月20日 19時30分
巨人・中田の一発は「余分な1点」球界OBがズバリ指摘 DeNA戦終盤、ダメ押し弾の裏にあったリスクは
19日に行われ、巨人が「5-1」で勝利したDeNA戦。ラジオ中継で解説を務めた野球解説者・谷繁元信氏(元中日監督)のコメントが話題となっている。 注目が集まったのは、「4-1」と巨人3点リードの8回裏1死でのこと。DeNA2番手・ウェンデルケンがカウント「1-0」から投じた直球を打席の中田翔が強振。打球は左翼席最後方、もう少しで場外かというところまで飛ぶ特大の5号ソロとなった。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 中田がベースを一周し巨人4点リードとなった直後、谷繁氏は「いやあ、もう完璧でしたよ」と中田を称賛。だが、「これで5対1になったじゃないですか。捕手的にいうと…言っていいですか正直に? 余分な1点なんですよ」と、手放しでは喜べないとも口にした。 谷繁氏は続けて「なぜかっていうと、(守護神)大勢が出て行って締めるっていうのが今日の流れだったんですよ。僕が(現役)ベイスターズ時代だったら佐々木さん(佐々木主浩氏)が4対1で出てきてきっちり締めて終わる。ドラゴンズ時代だったら岩瀬(仁紀氏)が出てきてきっちり終わってっていう(流れだった)」、「なんかこの1点ってね、なんか妙にちょっと集中力を欠いてくるんですよ、捕手的に言うと」とコメント。3点リードを超えるとセーブがつく状況ではなくなるため、守護神が登板する想定が崩れる面があると説明した。 また、谷繁氏は「ブルペンもわさわさしだすんですよ。誰が行くんだっていう」と、ブルペンも守護神をそのまま起用すべきか、それとも別の投手をマウンドに送り込むべきかといった迷いが生じるとも語っていた。 谷繁氏の発言を受け、ネット上には「今の一発でそんな影響が出るとは」、「リード広がったのに試合運びは難しくなるっていうのは意外だな」、「守護神とそれ以外の投手で配球変わったりするだろうしなあ」、「今日はたまたま大勢使えたけど、疲労が溜まってる状況だったらまた違ったのか?」といった驚きの声が寄せられた。 19日の巨人は4点差でも9回は大勢を登板させ逃げ切ったが、大勢は19日試合前時点で今季3登板(全17試合中)にとどまっており、起用のハードルはそこまで高くはなかったとみられる。ただ、仮に連投や登板過多といった状況だった場合は、首脳陣は難しい継投策を迫られていた可能性もありそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年03月12日 11時00分
日本ハム・新庄監督「本当にレギュラー1人もいない」 就任会見での“白紙宣言”は本音? 野手陣への厳しい評価に驚きの声
野球解説者・谷繁元信氏(元中日監督)が8日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、日本ハム・新庄剛志監督が登場。動画内での発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で両名は投手起用で重視すべきポイントや、新庄監督の現役ラスト試合だった2006年10月26日の日本シリーズ第5戦・日本ハム対中日戦の思い出などを話した。その中で、谷繁氏は「レギュラーはいないと言ったじゃん。あれ選手が一番キツいんだよね。あれそう思って言った?」と、新庄監督が就任会見で口にしたコメントについて質問した。 >>日本ハム・吉田に「ちょっと生意気」苦言も 藤川氏が明かしたキャンプ指導の裏話が物議、苦労した分効果も絶大?<< 新庄監督は昨年11月4日に臨んだ監督就任会見の中で、「レギュラーなんか1人も決まってません」とレギュラーは完全に白紙と断言している。谷繁氏はこのコメントについて、選手の反骨心をあおる狙いがあったのではと考え新庄監督に真相を聞いたようだ。 ただ、新庄監督は「いやいや、1年間(日本ハムのことを)勉強して『本当にレギュラーいない、1人もいない』と思って、ただそれだけ。本音、めちゃくちゃ本音」と、特別な狙いはなく本音で口にしたと返答した。 新庄監督は続けて、「みんなは『近藤君は確実だろう』(と言うけど)、年間で11本しか打ってないんですよ?」、「俺は近藤君を初めて知ったから、去年研究してる時に。去年、良くなかったんだよね。良くない近藤君しか見てないから、僕たちの時代からしたら大した選手じゃないっていう」とコメント。過去に最高出塁率を2回(2019-2020)、ベストナインを3回(2018,2020-2021)獲得している看板打者・近藤健介についても、「.298・11本・69打点」だった昨季成績を見る限りでは物足りなさを感じると説明した。 この新庄監督の発言を受け、ネット上には「計算じゃなくて本音で言ってたのか、そっちの方が選手にとってはキツいのでは」、「近藤でさえも大したことないって言うなんてハードル高すぎないか」と驚きの声が寄せられた。一方、「ここまでのOP戦を見てると、レギュラーに値する野手はいないって見立ては正しかったと思う」、「あの手この手で色んな選手使ってるのも、どうやってレギュラーを作り出すか苦悩してることの表れなんだろうな」と理解を示すコメントも多数みられた。 「新庄監督は春季キャンプからここまで選手の守備位置をシャッフルしたり、ガラポン抽選器で打順を決めたりと斬新な選手起用を次々と行っています。ただ、チームは8日終了時点でオープン戦2位と上位につけてはいるものの、チーム打率は『.202』(全体10位)と打線は今ひとつ機能していません。現状はチーム防御率が『1.71』(全体1位)と投手力でカバーできていますが、打線が活性化しないと負けが込み始める展開も十分考えられます」(野球ライター) 野村佑希(左足首捻挫/2月26日)、五十幡亮汰(急性腰痛/3月3日)ら若手野手の故障も相次いでいる日本ハム。新庄監督が納得のいくレギュラー陣をそろえるにはまだ時間がかかりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について谷繁元信氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC64uGOYi7v1ClET3GJVlYyA
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スポーツ 2021年04月21日 19時40分
広島・森下、制球力の高さが敗戦を招いた? 捕手の後逸きっかけの失点、谷繫元監督らの不可解な擁護に賛否
野球解説者の谷繁元信氏(元中日監督)、平松政次氏(元大洋)が、20日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 番組では、ヤクルトが「2-1」で勝利した同日のヤクルト対広島戦について複数選手の名を挙げながら解説。その中で、勝敗を分ける結果となった広島のバッテリーミスを問題視した。 投手・森下暢仁、捕手・坂倉将吾の広島バッテリーにミスが飛び出たのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた7回表1死二塁。森下は打席のヤクルト・川端慎吾に初球ストレートを投じたが、これがベース上でワンバウンドするボール球となり坂倉が後逸(記録は暴投)。これにより1死三塁と状況が変わり広島内野陣は前進守備を敷いたが、森下はその後川端に5球目のストレートを捉えられ、一、二塁間を破る決勝のライト前タイムリーを浴びた。 このバッテリーミスについて、谷繁氏は「(坂倉は)まさか森下がストレートをあそこに投げるという感覚が多分ないんですよ。予想もしていなかった(ように見えた)んですよ。(構えた)ミットも真逆ですからね」と指摘。森下の制球力の高さゆえ、坂倉に「構えたコースから大きくそれたボールは来ないだろう」と思わせてしまったのではないかと指摘した。 谷繁氏の後に話を振られた平松氏は「(坂倉は森下が)まさかワンバウンド投げる投手とは思ってない(ようなプレーだった)」と谷繁氏に同調した上で、「あれを止めててランナー二塁(のまま)ならライト前ヒットはないですよ。だから大きなミスですね」とコメント。ミスで三塁進塁を許していなければ前進守備をする必要はなく、川端のタイムリーも内野ゴロに終わっていた可能性があると主張していた。 >>広島・小園の一軍合流で首脳陣の“失言”が蒸し返される? 登録見送りに「呼ぶだけ呼んで使わないのでは」と懸念も<< 両氏の発言を受け、ネット上には「確かに坂倉は完全に予想外の球が来たみたいなそらし方だった」、「グラブを下からじゃなく上から出して止めにいってたし、意図してない球に相当慌ててたことがうかがえる」、「坂倉はこれを機に構えたところ以外のコースも意識するように取り組んでほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「制球の高さが坂倉のミスを誘発したってどういう考え方だよ、森下がワンバン投球したのが全ての原因だろ」、「今日の森下は言うほどコントロール良くないし、坂倉の気持ちの問題というよりはサインミスが原因じゃないのか?」、「そもそも森下のことを制球いいって言ってるのも分からない、四球もそんなに少ないわけじゃないのに」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「バッテリーミスがきっかけで敗戦投手となってしまった森下ですが、この日は荒れ球や逆球が目立ち、今季ワーストとなる4与四球を記録するなど制球の不安定さを露呈していました。そのため、森下の制球力の高さが坂倉のミスにつながったという谷繁氏、平松氏の主張を疑問に思っているファンは少なくないようです。なお、森下は昨季の与四球数がセ・リーグで規定投球回数に達した6投手中ワースト3位(32個/1試合平均1.78個)で、今季も20日終了時点でリーグワースト4位(11個/同2.75個)のため、そもそも制球にひいでた投手ではないという意見も散見されます」(野球ライター) この日の敗戦で「10勝10敗1分・勝率.500」となり、ヤクルトに抜かれリーグ4位に転落した広島。エース・大瀬良大地が故障離脱中の状況で、昨季10勝の森下まで勝てないとなると、今後しばらくは厳しい戦いをしいられるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月01日 19時30分
楽天・マー君、2試合連続失点も元監督は太鼓判 今後の復調を確実視するワケを語る、優勝の可能性も十分?
元中日監督で野球解説者の谷繁元信氏と元横浜で野球解説者の野村弘樹氏が、2月28日放送の『S-PARK』(フジテレビ系)にVTR出演。楽天・田中将大の今後に太鼓判を押した。 8年ぶりにNPB・楽天に復帰した田中はここまで実戦2試合に登板(2月20日・日本ハム戦/同月27日・ヤクルト戦)。ただ、日本ハム戦では中田翔に3ランを被弾し2回3失点、ヤクルト戦でも村上宗隆にタイムリーを浴び3回1失点と本来の投球はまだ見せていない。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< VTR内では田中が3ランを被弾した日本ハム戦の投球が取り上げられたが、野村氏は「(昨季までは)例年メジャーにいたわけで、そうすると(20日の日本ハム戦はメジャーでは)キャンプに入ってまだ3、4日目ぐらい(の時期)」とコメント。昨季まで戦ったMLBでは今の時期はキャンプスタートから間もない時期であるため、低調な投球が続くのは仕方がないことだと指摘した。 また、野村氏は「マー君にルーキー早川(隆久)、怪我がなければ2人で25勝はする(と思う)んですよ。25勝上乗せしたら優勝ですよ」とも発言。今後調子を整えてシーズンに入れば、ドラ1・早川と共にチームを優勝に導くような投球を見せてくれるだろうと主張した。 野村氏の後に話を振られた谷繁氏は「(日本ハム戦では)全球種投げてたし、ストレートも本当に力を入れて投げたのは1、2球ぐらい(に見えた)」と、現在の田中は自身の投球に相手打者がどのような反応をするか見極めている段階ではないかと推測。 その上で、「(むしろ)今の時期にあれだけ投げられたっていうのは、そこまで準備をちゃんとしてきたなっていう(こと)。これから投げていけば(体の)キレも出てくるしスタミナもつくし、まあ問題ないと思う」と、今後実戦登板を重ねれば調子もどんどん上向いてくるだろうという見方を示した。 今回の放送を受け、ネット上には「投球結果だけみると不安もあったけど、OBが心配無いっていうなら信用できるかな」、「マー君は入団がキャンプイン直前でチームに合流したのも2月6日からだから、1日に一斉にキャンプインした他選手と比べて調子に差があるのはある意味当然なんじゃないか」、「キャンプでは野手の方が仕上がり早いのが一般的だし、OP戦中盤くらいから本領発揮となるはず」、「ヤクルト戦後は日本ハム戦に比べてはるかに良かったって言ってたし、本人はむしろ順調と考えてそう」といった反応が多数寄せられている。 楽天・石井一久監督が、開幕2戦目となる3月27日の日本ハム戦での先発起用を既に明言している田中。登板予定日までは約1カ月だが、この期間にどれだけ調子を上げることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月19日 19時30分
元中日・川上氏、カットボール習得は真中封じのため? 予想外の誤算も発生、自身の代名詞にまつわる裏話に驚きの声
元中日で野球解説者の川上憲伸氏が18日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。現役時代の決め球であるカットボールにまつわる裏話を披露した。 今回の動画で川上氏は元ヤクルト監督で野球解説者の真中満氏をゲストに迎え、現役時代の対戦をテーマにトーク。その中で、当時プロ4年目・25歳だった2001年オフに習得したカットボールは、相性が悪かった真中氏対策として習得したものと明かした。 >>ヤクルト・真中元監督、年配解説者に激怒? 監督時代に受けた“適当な指摘”を暴露「あなたキャンプ来てないから!」<< 現役時代に中日(1998-2008,2012-2015)、ブレーブス(2009-2011/2011はマイナー)で活躍した45歳の川上氏と、ヤクルト(1993-2008)一筋でプレーした50歳の真中氏。両者は1998~2008年にかけてセ・リーグでしのぎを削ったが、川上氏は真中氏に通算で3割超えの打率(.356)をマークされるなど分が悪い数字となっている。 川上氏は同年オフに観ていたMLB中継でヤンキース・リベラのカットボールを目にし、録画映像を何度もコマ送りにするなど研究して同球種を習得したことが知られている。川上氏によると、「巨人の清水(隆行/現野球解説者)さんと真中さんのため用」としてカットボールに目をつけたのだという。 川上氏いわく、清水氏、真中氏の両左打者は「インコース(が得意で)まあまあ(体がベースに)近くて、ちょっと内に攻めると(体に)当たってしまう(難点もあった)」ためかなり苦手だったとのこと。ただ、発言の主が誰かは触れなかったが「インコースにしっかり投げれないとプロでは通用せんよ」と言われたこともあり、左打者の体近くに食い込むカットボールを習得したという。 ここまで話を聞いていた真中氏は、「(川上氏との)対戦は結構覚えてるんだけど、(全投球の)8割方が(インコースの)カットボールだった」と実際に川上氏から強烈なカットボール攻めを食らったことを告白。かなりの変化で体側に食い込むため、バットに当ててもファールや自打球にしかならないこともしばしばだったという。 狙い通りカットボールで真中氏を苦しめた川上氏だが、「(内一辺倒だと)対応されるので、次の年からは外(から曲がる)カットとか(も投げた)」とのこと。川上氏によると2003年のあるオープン戦で、当時バッテリーを組んでいた谷繁元信氏(現野球解説者)から「お前外から(カットボールを)曲げることはできんの?」と聞かれたことを機に投げるようになったという。 ただ、具体的な理由は不明だが、川上氏は外から曲げるカットを習得した後は内に曲げるカットの威力が落ち、最終的には外から曲がるカットしか投げられなくなったとのこと。内に曲げるカットについて川上氏は「(制球の乱れや)曲がりが早すぎるとかでもう全然ダメだった」と語ったが、外から曲げるカットもそれなりにやっかいな球種だったようで、真中氏は「(未だに)カットボールのイメージがすごい(印象に残っている)」と振り返っていた。 両名は動画で特に印象深い対戦や谷繁氏のリードの傾向についても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「憲伸のカット誕生に真中が関係してるとは知らなかった」、「川上さんの代名詞ともいえる決め球が真中さん対策の一環だったとは驚き」、「内側のカットはほとんどバットの根元にしか当たらないから相当やっかいだっただろうな」、「確かに2003年の成績(4勝3敗・防御率3.02)見たらめちゃくちゃ低迷してるな」といった反応が多数寄せられている。 川上氏が習得した当時はまだ投げる投手がほとんどおらず、ファンやメディアから“魔球”と称されることもあったカットボール。習得の背景に真中氏の存在があったことに驚いたファンは多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について川上憲伸氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFUAjeyVai7kXP2b3or7fFg
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スポーツ 2021年02月15日 20時30分
中日・谷繁元監督、MLB球団からオファーを受けていた 史上初“日本人捕手メジャーリーガー”のチャンスを自ら断ったワケは
日本プロ野球名球会が14日に公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元中日監督で野球解説者の谷繁元信氏がゲスト出演。現役時代のFA宣言にまつわる裏話を明かした。 プロ入りした1989年から2001年まで横浜(現DeNA)でプレーし、同年オフに海外FA権を行使して中日に移籍している谷繁氏。今回の動画ではFA宣言直後の心境や中日移籍後の落合博満監督(2004-2011)とのやりとりなどについてトークを展開したが、その中で当初はMLB移籍へ動いていたという話を語った。 >>中日・又吉を覚醒させたのはダルビッシュ? 対外戦で見せた“モデルチェンジ”、同僚・根尾も外部指導の効果アリか<< 1999年オフに横浜から海外FAでマリナーズに移籍した元同僚・佐々木主浩氏から、「シゲお前、(MLB移籍も)考えろよ」という話をしばしばされていたという谷繁氏。佐々木氏がMLB移籍を勧めてきた理由については触れなかったが、この言葉もありFA宣言後は「まずそっち(MLB)を優先して考えよう」という考えを持ったという。 この考えのもと代理人と話し合った結果、「一回(アメリカで)テストを受けよう」という流れに。実際にMLBの複数球団がアリゾナで行っていた入団テストに参加したところ、パドレスから契約のオファーをもらったという。 ただ、谷繁氏はオファーを代理人と共に検討した結果、「これはわざわざアメリカに行く必要はない(条件)」と、受けるに値しない条件だという結論になったとのこと。そのためパドレスには断りを入れ、宣言直後から声をかけてきていたという中日への移籍を決断したという。 パドレスのオファーを断った理由について、谷繁氏は「僕が独身だったらもしかしたら行ってたかもしれない。(でも)現実問題として(家族のことも)考えなきゃいけない年齢でもあった」とコメント。パドレスのオファーの詳細は明かしていないが、当時31歳で家庭も持っていた自身にとって満足できる内容ではなかったため、4年総額12億円(推定)という中日のオファーを選ぶに至ったという。 中日では翌2002年から引退する2015年までプレーし、2014年から2016年にかけては監督(2014-2015は選手兼任)も務めた谷繁氏。「(パドレスではなく中日を選んだ)判断、選択っていうのは間違ってなかったなと思っている」と断言していた。 谷繁氏はこの他に落合監督からの苦言や選手兼任監督時代の苦労についても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「MLB行こうとしてたのも、具体的なオファーがあったのも初耳」、「仮に行ってたら城島(健司氏/2005年オフ)よりもずっと早く日本人捕手メジャーリーガーが誕生してたのか」、「パドレスのオファーがどんな内容だったかが気になるな、メジャーじゃなくマイナー契約だったんだろうか」、「その後中日に計15年在籍したんだから結果的には大正解だったな」といった反応が多数寄せられている。 日本人捕手がMLB移籍を果たしたのは、2005年オフの城島氏(ソフトバンク→マリナーズ)が最初で最後。それより4年も前に日本人捕手史上初のMLB移籍が実現しかけていたという話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について日本プロ野球名球会の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9ycDcfxt5ge3hUFfnqnQ9Q
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スポーツ 2020年08月19日 20時30分
ソフトB・グラシアルに「二軍から上げるの早すぎ」の声 谷繁元監督も調整不足を危惧、一軍復帰戦の不振に心配相次ぐ
18日に行われたソフトバンク対ロッテの一戦。試合は「6-4」でロッテが勝利したが、同戦に「2番・左翼」で先発したソフトバンクの助っ人打者・グラシアルのプレーが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 昨シーズン「.319・28本・68打点・119安打」といった成績を残したグラシアルは、同戦が今シーズン初の一軍出場。試合前は「頼りになる助っ人がやっと一軍に帰ってきた」、「これで打線の厚みがかなり増すな」といった反応が寄せられるなど、ネット上のファンの間では期待が高まっていた。 しかし、いざ迎えた試合では「4打数ノーヒット・1三振」と沈黙。加えて、2回裏にはロッテ・菅野剛士が放った平凡なフライの目測を誤り二塁打を許すなど、攻守両面で全くいいところがなかった。 >>王監督が「そんな髪型してる暇あるのか!」と激怒 元ソフトB斉藤氏が“鬼監督時代”を告白、カミナリを落とされた選手は他にも<< 精彩を欠いたグラシアルのプレーを受け、元中日監督・谷繫元信氏、元楽天監督・大久保博元氏といった球界OBが同日放送の『プロ野球ニュース』(フジテレビONE)でコメントしている。番組内で谷繁氏は「(試合勘が)戻っていない。(菅野の打球も)バッテリーからすると捕ってもらいたい打球」、大久保氏も「実績のある選手がいい形になっていないというのはちょっと不安」と、両氏ともに本調子には程遠いのではとグラシアルの状態を危惧した。 同戦のグラシアルについては、ネット上にも「出だしからやってくれるって思ってたから期待外れだった」、「打撃もそうだけど、あのマズい守備を見るとちょっと使い続けるのは怖いな」、「さすがに二軍から上げるの早すぎた気がする、来日からまだ1か月ぐらいしか経ってないのに」、「デスパイネみたいにもう少し二軍で様子を見るべきだったのでは?」といった心配の声が多数寄せられている。 「グラシアルは2018年、デスパイネは2017年からそれぞれソフトバンクでプレーするキューバ人助っ人打者ですが、今シーズンはコロナ禍で7月19日までキューバから来日できず。さらに、翌20日から2週間の自主隔離期間もあったためチームへの合流は8月5日までずれ込みましたが、首脳陣は二軍戦3試合で打率『.500』をマークしたことを加味して、グラシアルを一軍に投入することを決断しています。ただ、一部からはグラシアルもデスパイネと共にもう少し二軍で調整させ、代わりに二軍で『.417』と好調の内川聖一を昇格させた方が良かったのではとの声も挙がっていますね」(野球ライター) 同戦の敗戦で2位ロッテに1ゲーム差まで詰め寄られた首位ソフトバンク。18日から始まった6連戦は23日まで続くが、グラシアルがこのまま攻守に精彩を欠くようであれば首位陥落は避けられないかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年05月22日 19時30分
元中日・川上氏、カットボール誕生秘話を告白 低迷脱出をもたらすも、谷繁元監督は“投げ方”に不満だった?
元中日・川上憲伸氏が21日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。現役時代に最も得意とした変化球である「カットボール」について言及した。 プロ1年目の1998年に14勝を挙げるも、翌年以降の3年間は合計で16勝と低迷した川上氏。その低迷から復活する最大の要因となったのがカットボールだった。本動画ではカットボールについて、どのように誕生したのかきっかけから丁寧に説明している。 川上氏によると、低迷の時期は左打者に投じたインコースの直球がシュート回転し、真ん中付近へ行ってしまうことに思い悩んでいたとのこと。そうした状況の中、2001年オフに偶然テレビでヤンキース・リベラの投球を目にしたという。 リベラはMLB歴代最多の652セーブをマークした投手だが、そのリベラが最も得意としていたのが左打者の胸元に食い込むカットボール。「このボールを何とかモノにしたい」と考えた川上氏は、リベラの投球映像をVHSビデオで録画しコマ送りで何度も見て研究したという。 画質の問題でボールの握りはあまり分からなかったが、腕の振りについては理解したという川上氏。その後習得のために練習で実践を重ねたところ、2002年春季キャンプのブルペン投球中に「球が動いてるから、(体が)どこかおかしいんじゃないの?」とブルペン捕手から言われ、「これはもう(実戦でも)いけるだろう」と自信をつけたという。 その後シーズンでもカットボールを投げ始めた川上氏だが、当時はまだカットボールを使用していた投手がほとんどおらず、打ち取られた打者は軒並みベンチで首をかしげていたとのこと。この光景を見た川上氏は「よしよし、それでいい」とさらに自信をつけ、結果同年は12勝を挙げるなど完全にカットボールを習得したという。 同年の川上氏は、直球のサインを無視してまでカットボールを投げていたため、同僚捕手・谷繁元信(元中日監督)から「サインを無視して勝手に投げるのはお前ぐらいだぞ」と釘を刺されてしまったことも笑い交じりに告白。その後の谷繁は意思疎通がしやすいよう、カットボール用の細かいサインを新たに考案したということも語っていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「映像見ただけでリベラのカットボールをモノにできたのは凄いことなんじゃないか」、「偶然の産物って感じの話だな、でもリベラの投球見てなかったら今の川上はいなかっただろうね」、「この年の川上はノーヒットノーランも達成してるし、他球団ファンとしても相当厄介な存在だったな」、「何で低迷したのかについてはもう少し詳しく教えてほしかった」、「谷繁にサイン無視のクレーム入れられた話は笑った」、「直球と思ったボールが急に曲がってくるから谷繁も捕るのに苦労してたのかも」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に中日(1998-2008,2012-2015)、ブレーブス(2009-2011/2011はマイナー)でプレーし「125勝98敗・防御率3.37・1545奪三振」といった成績を残し、最多勝(2004,2006)、最多奪三振(2006)、最高勝率(2006/当時は表彰対象外)、沢村賞(2004)など数々のタイトルも手にしている44歳の川上氏。もしカットボールを習得していなければ、こうした成績は残せなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について川上憲伸氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFUAjeyVai7kXP2b3or7fFg
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スポーツ
巨人・中田の一発は「余分な1点」球界OBがズバリ指摘 DeNA戦終盤、ダメ押し弾の裏にあったリスクは
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