芥川賞
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芸能ニュース 2021年03月14日 12時20分
又吉だけじゃない、芸人初の受賞者となっていたサンドウィッチマンの後輩
お笑いコンビのピース・又吉直樹が「第153回芥川賞」を受賞したのは、もう6年近く前。又吉フィーバーの陰に隠れて、“じゃないほう”の作家・羽田圭介ものちにタレントとしてブレイクした。 又吉の芸人初の快挙に続いて、昨年末から今月にかけてはジャニーズタレント初の出来事があった。昨年末、NEWSの加藤シゲアキが上梓した「オルタネート」が「第164回直木三十五賞」の最終候補作として残った。残念ながら受賞は逃したが、今年3月に「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞。ジャニーズきっての文学青年が金字塔を打ち立てた。 又吉が「先生」になったこの6年間で、文壇界のジャンルレス化は加速した。派手さに欠けるピン芸人も、ひっそり記録を作っていた。田中光だ。昨年7月、「たなかひかる」名義で手掛けた初の絵本「ぱんつさん」が、「第25回日本絵本賞」を受賞。芸人が獲得するのは初だった。 >>候補になり「怒りが湧いてきた」アーティストも? 芸能人への“依存度”がますます高まりそうな苦境の文学界<< グレープカンパニー所属で、“好感度ナンバー1コンビ”サンドウィッチマンの後輩にあたる田中。事務所仲間の永野やカミナリ、東京ホテイソンやティモンディといったテレビタレントと異なり、これまでの芸人人生では多彩な才能を使い分けてきた。ピン芸人としてはかつて「タナカダファミリア」を名乗り、コンビとしては事務所の後輩「お見送り芸人しんいち」と「田中上野」として活動した。田中のフリップ、しんいちの歌で、17年には「Abema杯 第1回フリップ芸-1グランプリ」で優勝している。 その名がメディアで知れ渡ったのは、「サラリーマン山崎シゲル」シリーズの漫画家として。14年に、サラリーマンの山崎シゲルが部長を相手に繰り広げる異常な日常をひとコマ漫画で発表すると、文化系有名人を中心にジワジワ拡散。脱力系漫画として多くの大企業とタイアップし、関連カフェをオープンしたこともある。すでに累計30万部を超えるロングセラー。サンドもその才能を認める偉才だ。 一方、吉本興業でも“絵本界の又吉”が誕生していた。19年に「月刊MOE」(白泉社)が発表した「第12回MOE絵本屋さん大賞2019」の新人賞1位に、ひろたあきらの絵本「むれ」が選定されていたのだ。全国の絵本専門店や書店の児童書売り場担当者といった現場のプロから、1年間で最も支持された絵本。同賞初の芸人だった。ひろたは、ピン芸人としてテレビに出たのは数える程度。だが、絵本作家としては大きな足跡を残した。 芸人が世に出る経路は多岐にわたる。デジタル化が至上命題とされる今に逆流するような「絵」の「本」。こういう手法の出じろもあるのだ。(伊藤由華)
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芸能ニュース 2021年01月24日 07時00分
ハマり過ぎに注意!「推し活」の心理的影響と依存してしまう人の特徴は
20日、第164回芥川賞の受賞が決まった宇佐見りん氏の『推し、燃ゆ』(河出書房新社)。本著は、「推し」の男性アイドルの「推し活」を生きがいとする10代の少女が主人公のフィクション小説で、今大きな話題を呼んでいる。 「推し」とは、応援するアイドルや著名人、またはそれらの人物を応援することをさし、「推し活」とは、応援する活動全般のことをいう。推し活には依存や現実逃避だといったネガティブなイメージもある中、生活に活力を与えてくれる「心の免疫」だとする肯定的な見方もある。 推し活に熱心な人は、CDやDVDはもちろん、チケットやグッズの購入に全力を注ぎ、「推しに貢ぐことが幸せ」と語る人も珍しくない。熱心に応援し、どっぷりと感情移入している推しが活躍することによって、まるで自分まで満たされるような感覚を得ているケースも。推しの売り上げや人気の上昇を、まるで自分の功績であるかのようにうれしく感じる人もいる。推し活だけでなく、依存しやすい傾向というのは、自己肯定感が低い人によく見られる特徴の一つでもある。 自己肯定感が低い人に限らず、人は誰かの役に立つことで自己効力感を高めることができる。自己効力感は、生きていく上で欠かせない「自尊心」を維持する効果があるため、誰かのために何かをすることを嫌う人の方が少ない。 つまり、推し活は気分を上げ、自己効力感を持つことができ、心の栄養になり娯楽の一つとして日々の活力になり得る。 >>操作されやすい人とは?洗脳とマインドコントロールの違い<< とはいえ、「推しについてもっとよく知りたい」「全てを把握していたい」という思いが強いあまり、推し中心の生活になってしまい、自分のことをおろそかにすると逆効果となる場合がある。そもそも、本当の意味で自己肯定感を高めるためには、自分自身を見つめて特性を見いだしたり、自己成長の実感を持ったりすることが欠かせない。他人に夢中になるあまり、自分が今やらなければいけないことや自分の将来に必要なことから目を背けていると、いずれ自分を否定する原因になってしまう可能性もある。 推しとの出会いにネガティブな意味を持たせないためにも、推し活は娯楽にとどめておきたいところだ。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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芸能ニュース 2020年12月19日 07時00分
候補になり「怒りが湧いてきた」アーティストも? 芸能人への“依存度”がますます高まりそうな苦境の文学界
第164回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が18日付で発表された。直木賞にはNEWSの加藤シゲアキの「オルタネート」ら6作が、芥川賞にはクリープハイプの尾崎世界観の「母影」ら5作がノミネートされたことを、各メディアが報じた。選考会は来年1月20日に行われる。加藤の作品は高校生限定の架空のマッチングアプリを通して、男女3人が悩み、傷つきながら成長していく青春群像劇。 報道をまとめると、都内で取材に応じたという加藤は「書店員さんから『1作目は応援できるけど、書き続けないと応援し続けられない』と言われたのが印象的だった。続けることが、僕を受け入れてくれた小説界への恩返しかな」と語ったという。 「加藤は新型コロナウイルスに感染し、14日に活動を再開したばかり。コロナ感染で批判を浴びることになってしまったが、直木賞にノミネートされるのはなかなか難しいこと。長いジャニーズの歴史の中でも、初の直木賞ノミネートとあって話題性は抜群。もし、賞を取れなかったとしても、話題になってさらに売り上げを伸ばすことになりそうだ」(出版業界関係者) 一方、尾崎の作品は文学誌「新潮」の12月号で発表。中編作品で、母子家庭で育ち、学校に友達がおらず、放課後は母親が働く店で過ごしている小学校低学年の女の子を主人公にした物語。 尾崎は「候補になったと知った時、喜びを通り越してなぜか怒りが湧いてきました。今までの悔しさや情けなさの全部が、一気に声になって気がついたら叫んでいました。新型コロナの影響でライブもできない中で、やっと心から大きな声を出せました」とコメントしている。 芸能人では、15年にお笑いコンビ・ピースの又吉直樹が「火花」でお笑いタレントとして初の芥川賞を受賞。とはいえ、今回のように直木賞と芥川賞に芸能人が同時にノミネートされることになったのには、それなりの理由があるようだ。 >>「せっかく芸人になれたのに」又吉直樹、芥川賞受賞後も文化人枠に憧れなし 現在の悩みも明かす<< 「コロナ禍でほかの業界同様、文学界も苦境に立たされている。そんな中、若い人にも文学に興味を持ってもらうためには、名前のある芸能人を出すことの効果は非常に高い。権威のある両賞もほかの文学賞も、今後も芸能人への“依存度”が高まるのでは」(芸能記者) 加藤や尾崎の受賞となれば、各メディアが大々的に報じることになりそうだ。
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