濱中治
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スポーツ 2021年03月18日 19時30分
阪神ドラ1・佐藤、OP戦好調もシーズンでは打撃不振に?「ちょっと嫌やな」濱中氏が指摘した問題点とは
元阪神で野球解説者の濱中治氏が、17日放送の『ラジオで虎バン』(ABCラジオ)に生出演。阪神ドラ1・佐藤輝明の問題点を指摘した。 佐藤は同日に行われたオープン戦・西武戦の第1打席で、ドラフト制後(1966年以降)の新人最多記録となるOP戦6本目の本塁打をマーク。この活躍は番組でも取り上げられたが、濱中氏は本塁打を放った後に感じたという佐藤への不安を語った。 >>阪神・佐藤の活躍で首脳陣が仲間割れ? 矢野監督の構想でマルテ・糸井にスタメン落ちの危機か<< 佐藤は第1打席で本塁打を放った後は二ゴロ、二ゴロ、左飛と快音は聞かれなかったが、その中で濱中氏が問題視したのは第2打席の二ゴロ。濱中氏は「今日の佐藤の2打席目を見た時にちょっと強引に引っ張りにいって、(バットの)先っぽに当ててセカンドゴロを打ってて『ちょっと嫌やな』って思った」と、無理に球を引っ張ろうとしている節が見受けられると指摘した。 濱中氏は続けて、「今までだったら左中間、センターとかに打ってたのを強引に引っ張りだした。(前日の)ヤクルト戦で全部インサイドに来たのを結構意識してるんじゃないか」とコメント。佐藤は16日のヤクルト戦で内角球を16球(全22球中)投じられているが、この影響でインコースを意識し過ぎているのではと推測した。 また、濱中氏はOP戦最終カードとなる次カードのオリックス戦(19~21日)でさらに打撃を崩す可能性もあると発言。佐藤は同カードで山本由伸(最多奪三振/2020)、山岡泰輔(最高勝率/2019)といったタイトル獲得歴のある好投手と対戦することが見込まれている。 そのオリックス戦について、濱中氏は「良いピッチャー(山本・山岡)がいるんで、そこで(インコースを)バチバチにいかれて(攻められて)っていうのは嫌な感じになる」、「(球速が)速い投手の時って強引になり過ぎて体の開きが早くなったりするので、そういうふうに(打撃を)崩されないかっていうのはすごく心配」と、内角攻めを受けることによる悪影響を懸念していた。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに今日の試合は逆方向にいい当たり無かったし、本塁打も引っ張った打球だった」、「内角意識し過ぎて、外角に踏み込めなくなるのが1番マズいかも」、「みんながみんな内角に制球よく投げられるわけじゃないから、手首とかに死球が当たるのも怖いな」といった反応が多数寄せられている。 阪神・矢野燿大監督は14日の巨人戦後に、佐藤を26日の開幕戦・ヤクルト戦でスタメン起用すると示唆したことが伝えられている。次カードのオリックス戦はその開幕戦に向けた最後のアピールの場となるが、濱中氏やファンの不安を払しょくする活躍を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月28日 17時00分
阪神の春季キャンプは「地獄でしかなかった」濱中氏が過酷な体験談を告白 休日も息つく間は全く無かった?
元阪神で野球解説者の濱中治氏が、27日放送の『ラジオで虎バン』(ABCラジオ)に生出演。現役時代に体験した阪神春季キャンプの過酷さを明かした。 今回の番組で濱中氏は、阪神の今春キャンプでルーキー6名が一軍スタートとなった話題についてトーク。その中で濱中氏は「(自分が)若いころは休みなんか全然なかった」と前置きし、自身が現役の時の春季キャンプの実態を語った。 >>阪神・藤浪、先発再転向を断念の可能性? 矢野監督がキャンプでの実戦スタートを前倒ししたワケ<< 阪神は濱中氏がプロ7年目・24歳だった2003年から、沖縄・宜野座村営野球場で一軍キャンプを行っている。当時のチームは球場から車で30分ほどの恩納村に宿舎を構えていたというが、「球場行って練習して17時くらいに帰ってきて、ご飯食べて18時30分に(球場に)再出発して夜間練習っていう生活が毎日だった」と一日中練習漬けだったという。 また、プロ野球のキャンプは三勤一休、もしくは四勤一休といった形で数日おきに休日を設けるのが一般的だが、濱中氏によると阪神では休日も正田耕三コーチ(2005~2007年の一軍打撃コーチ)が朝早くから球場で待っており練習に行かざるを得なかったとのこと。どれくらいの選手が休日練習に来ていたのかは触れなかったが、球場に来ない選手がいる時は同僚の間で「正田コーチ来てるから早く来いよ!」、「もう正田コーチ(ウォーミングアップ用の)サッカーボール蹴ってるで!」と連絡し合うことが当たり前だったという。 「キャンプは本当にしんどかった。地獄でしかなかった」という濱中氏。ただ、「みんなで起こし合って(休日練習に行く)っていうのは楽しかった」と、チームの一体感が高まる側面もあったと振り返っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「休日なんかほとんど無かったのか、今だったら『強制的にやらせるな!』って問題になりそう」、「首脳陣はここでどれだけ頑張ってるかも見てるだろうから、うかつに手は抜けないのもキツいな」、「コーチがサッカーボール蹴りながら選手を待ってる光景は想像したらちょっと面白い」、「選手は気が抜けなかっただろうけど、選手の尻を叩くという意味では理に適ってると思う」といった反応が多数寄せられている。 実績に乏しい若手や不振が続く中堅・ベテランにとっては、一軍で居場所を確保するためのアピールの場でもある春季キャンプ。当時の阪神首脳陣は厳しい練習を課すことで、各選手の競争意識や危機感が高まることを狙っていたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年05月28日 19時30分
元阪神・濱中氏、金本前監督の「俺は認めない」に奮起? 自身唯一の“規定3割”を後押しした言葉を明かす
元阪神で野球解説者の濱中治氏が、27日放送の『ラジオで虎バン』(ABCラジオ)に生出演。阪神の前監督で野球解説者の金本知憲氏について言及した。 この日、番組では現役時代の金本氏が試合中に死球で左手首を骨折するも、翌日に右手一本でヒットを放った2004年7月29、30日の試合を当時のラジオ実況と共に紹介。その話の流れで、濱中氏は2006年にあった金本氏とのエピソードを明かした。 2006年シーズンで最終的に規定打席到達を果たした濱中氏。到達時点では打率も3割に乗せていたが、残り10試合となったあたりで結果次第では3割を割り込む可能性が出てきたという。 既に規定打席に到達している打者が3割を割り込む可能性がある場合、本人の意向や首脳陣の配慮で残り試合を欠場して3割を維持するというケースは珍しくない。実際に濱中氏もコーチから「どうする?」と意向を聞かれていたという。 しかし、当時阪神で同僚だった金本氏は、濱中氏に「ハマ(濱中氏の愛称)、お前はそういうふうに(休む選手に)絶対なるなよ」、「俺はそういう打者は3割打者として認めない。最後まで出続けて3割を打てよ」と言葉をかけてきたとのこと。これを受けた濱中氏は、休まずに試合に出続けることを決意したという。 最終的に打率「.302」と、3割以上を維持したままシーズンを終えた濱中氏。「最後まで出続けて(3割を)やったというのは自分にとってプラスになった。(金本氏には)言っていただいて感謝しています」と語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「連続フルイニング出場の世界記録を持つ金本が言うと説得力が凄いな」、「金本の言葉通りに休まず出て3割維持した濱中も凄いよ」、「何で金本は休むなって言ったんだろうか、濱中がそれまで休みがちだったっていうのも関係してるのか?」、「楽な方に逃げずに苦しさを乗り越えろっていう根性論的な意味合いもありそう」といった反応があった。 現役時代に阪神(1997-2007)、オリックス(2008-2010)、ヤクルト(2011)で活躍した41歳の濱中氏と、広島(1992-2002)、阪神(2003-2012)でプレーした52歳の金本氏。両者は2003年から2007年にかけて共に阪神でプレーしている。 「現役時代の金本氏は多少の怪我でも休まずに試合に出続けた選手として知られ、NPB歴代3位の1766試合連続出場、MLBを合わせても歴代トップの1492試合連続フルイニング出場といった記録を樹立しています。一方、濱中氏はたび重なる故障で同年まで満足なシーズンを送れていませんでしたが、もしかしたら金本氏には“ここまで離脱せずにきたシーズンを最後まで戦い抜いて自信をつけてほしい”という親心のようなものもあったのかもしれません」(野球ライター) 翌年以降は再び故障や打撃不振に見舞われた濱中氏。それだけに、同年の最終盤に金本氏からかけられた言葉は今も強く印象に残っているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月28日 18時40分
阪神・大山の不振理由を元球団コーチが指摘 「吹っ切れました」復調のきっかけ掴むも不安と期待?
元阪神・濱中治氏が27日、ラジオ番組『ガチ虎!』(ABCラジオ)に生出演。阪神・大山悠輔について言及した。 2015~2019年にかけて、阪神で一軍、二軍打撃コーチを歴任した濱中氏。2020年からはABCテレビ・ABCラジオの野球解説者として活動しているが、ゲストとして出演した今放送で大山の打撃について語った。 コーチ時代に大山を熱心に指導し、退任後も頻繁に連絡を取り合っているという濱中氏。番組内では今シーズンイチオシの選手として大山の名を挙げたが、2月1~26日に行われた春季キャンプの時点では「打撃(フォーム)に試行錯誤しすぎて、(打つ際に)足を上げなかったりとか迷ってる感じがあった」と不安を感じていたという。 濱中氏は大山が足を上げなかった理由について「率を求めたい、結果が欲しいのかなと(感じた)。自分も経験があるが、『結果を早く出さないといけない』と思うとだんだん(打撃フォームが)小さくなっていく」と指摘した。 春季キャンプ後半の2月16日から3月15日まで開催されたオープン戦でも、序盤までは大山の打撃に不安を抱いていたという濱中氏。大山は昨シーズン終盤からの不振を引きずっていたのか、OP戦でも最初の3試合で打率.167とサッパリだった。 ただ、4試合目となった2月29日の試合で大山が本塁打を放ったことを受け「ようやく調子が戻ってきたんじゃないか?」と連絡したところ、「あの1本で吹っ切れました。これでもう大丈夫です」と言われ安心したという。 この一発を機に復調した大山は、OP戦で首位打者(.378)、本塁打数も全体3位タイ(3本)の数字を残すなど活躍。ただ、濱中氏は「矢野(燿大)監督は『開幕4番はボーアでいく』と明言してるけど、どこまで打てるかは未知数。ボーアが(4番を)外れた時に、『僕いきますよ!』と言えるくらい結果を残さないとダメ」とシーズンでの活躍も求めていた。 「(大山には)4番へのこだわりを持ってほしい。自分も(現役時代に)怪我から復帰した時は『絶対にもう一度4番を打つ』という気持ちでやってた」という濱中氏。「右(打者)の生え抜き4番というのはファンの人もかなり応援してくれる。そういう期待も込めて、(大山には)頑張ってほしい」とエールを送った。 今回の放送を受け、ネット上には「大山は今年スイング時に猫背になるクセを矯正したって記事で見たけど、それがハマるまで時間がかかったのかな」、「一発打ったら相当気持ちが変わるんだな、結果的にOP戦は首位打者だったし」、「4番大山の前後を助っ人が打つ形のクリーンアップが一番機能すると思うから頑張ってほしい」、「濱中は大山と同じ生え抜きの4番だったからなんとか大成してほしいんだろうな」、「無理やり4番に置いて潰れたら元も子もないから、実力つくまで下位で気楽に打たせた方がよくないか?」といった反応が多数寄せられている。 阪神(1997-2007)、オリックス(2008-2010)、ヤクルト(2011)で現役生活を送った後、阪神(2015-2019)で5年間コーチを務めた濱中氏と、プロ入りから阪神(2017-)でプレーする大山。両者は2017~2019年に共に阪神に所属し、生え抜き打者として阪神の4番を務めたという共通点がある。 新型コロナウイルスの影響により開幕延期が続く今シーズンだが、果たして大山は来たるシーズンで濱中氏の期待に応えることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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