柳田悠岐
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スポーツ 2020年12月27日 11時00分
ソフトB・柳田、年俸6億到達は不吉の前兆? 引退の引き金を引いた選手も、来季も結果を出すためのカギは
今季「119試合・.342・29本・86打点・146安打」といった成績をマークし、チームの3年ぶりリーグ優勝、4年連続日本一に貢献したソフトバンクのプロ10年目・32歳の柳田悠岐。23日、その柳田が契約更改に臨み、4000万円増の年俸6億1000万円(推定)プラス出来高でサインしたことを複数メディアが報じた。 昨オフに年俸5億7000万円(同)プラス出来高で7年契約を結び、今季がその1年目だった柳田。出来高をクリアした分だけ翌年の基本年俸に金額が上乗せされるという契約内容のため、今回の年俸6億円台到達は4000万円分の出来高をクリアしたことにより実現に至ったとみられている。 過去に年俸6億円台に到達した日本人野手は、現役時代に巨人(1993-2002)、ヤンキース(2003-2009)、エンゼルス(2010)、アスレチックス(2011)、レイズ(2012)で活躍した松井秀喜と、巨人(2001-2019)一筋でプレーした阿部慎之助のみ。柳田は球史を代表する打者だった両名に肩を並べることとなったが、この両名は到達翌年のシーズンでは明暗が分かれている。 >>中日・高橋の“恨み節”はまだ甘い?契約更改で生まれた迷言、「食事は松屋か吉野家にする」発言で猛批判された選手も<< 松井が年俸6億円台に到達したのは、「140試合・.333・36本・104打点・160安打」で首位打者を獲得した2001年オフの契約更改。翌2002年シーズン中に取得する海外FA権を行使しメジャー挑戦する意向を公言していた松井に対し、巨人は5年総額50億円という超大型契約を提示。これを松井は断り単年契約を結ぶが、金額はそれまでの5億円(同)から1億1000万円増となる6億1000万円(同)とプロ野球史上最高額(当時)となった。 メジャー移籍をにらみ単年10億円という破格の契約を蹴った松井は、翌2002年に「140試合・.334・50本・107打点・167安打」といった数字をマークし本塁打、打点の2冠を獲得。チームに2年ぶり30回目のリーグ優勝、2年ぶり20回目の日本一をもたらすなどきっちり結果を残したうえで、同年12月19日にヤンキースと契約しメジャーへ活躍の場を移した。なお、同年の松井を最後に球界では50本塁打をクリアした日本人野手は出ていない。 2013年に「135試合・.296・32本・91打点・125安打」といった数字を残した阿部は、同年オフの契約更改で3000万円増となる6億円(同)の単年契約でサイン。だが、翌2014年はシーズン序盤の5月に首を故障したことで打撃不振に。これを受けた首脳陣は守備の負担を軽減するため本職の捕手では無く一塁で起用するなどの策もとったが、結局「131試合・.248・19本・57打点・114安打」と前年から大きく数字を落とし、年俸も9000万円減の5億1000万円とダウンしてしまった。 阿部はその後、2015年にファウルチップを顔面に受けたことで首の故障が悪化し、2016年からは捕手を離れ一塁にコンバートされることに。それでも全盛期の打撃を取り戻すことはできないまま、2019年限りで現役引退を決断している。なお、この間年俸は毎年ダウンし続け、最終的に1億6000万円(同)まで下落している。 松井は活躍、阿部は低迷と到達翌年は明暗が分かれた過去の6億円到達日本人野手だが、阿部が結果を残せなかった最大の原因は首の故障。2017年に右脇腹、2018年に右太もも裏、そして2019年は左ひざ裏と近年は相次いで故障に見舞われている柳田は、自身のコンディションに細心の注意を払わなければ阿部の二の舞となってしまう危険性は高いだろう。 一方、活躍を収めた松井については、メジャー挑戦という目標が大きな原動力になったという見方ができる。柳田も本塁打王や打点王、さらには三冠王など、自身がまだ獲得したことの無いタイトルを目標に掲げてシーズンに臨むことが成績を左右するカギとなりそうだ。 契約更改に関する報道で「本塁打の最低ラインはキャリアハイ」と、自己最多記録である36本塁打(2018年)を超える目標を掲げたことも伝えられている柳田。リーグMVPにも選出された今季以上の活躍を来季、見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月19日 17時00分
FA残留のヤクルト・山田に「不良債権になりそう」懸念の声? 歴史的な長期契約を手放しで喜べないワケは
2010年ドラフト1位でヤクルトに入団し、今シーズンまでのプロ10年で「1058試合・.293・214本・635打点・1153安打・176盗塁」といった数字を残しているヤクルトの28歳・山田哲人。19日、その山田が今季取得した国内FA権を行使せず残留する見通しとなったことを複数メディアが報じた。 報道によると今季終盤から山田と交渉を重ねてきた球団は、「7年総額35億円+出来高」という大型契約を提示すると同時に、宣言残留も認める方針を伝えたとのこと。これを受けた山田は熟考を重ね、今季終了後も球団と複数回話し合いの場を持った上で18日に契約に合意したという。 山田は前述の成績をはじめ本塁打王1回(2015)、盗塁王3回(2015-2016,2018)、リーグMVP1回(2015)、トリプルスリー3回(2015-2016,2018)といった実績を残している球界トップクラスの二塁手。今オフのFA市場で最大の目玉とされ、以前から巨人、ソフトバンクといった球団が獲得に名乗りを上げることも確実視されていたため、FA権を行使するか否かは大きな注目を集めていた。 >>ソフトバンクのヤクルト山田FA獲得、「“刺激”としては年俸が高すぎる」?池田氏の見解が物議、「福岡に来るわけない」の声も<< 山田の残留報道を受け、ネット上には「絶対出ていくって覚悟してたから残留は本当に嬉しい」、「球団はよく頑張って誠意を見せてくれた、この調子で他のFA勢(小川泰弘、石山泰稚)の引き留めも全力を挙げてほしい」、「7年後は35歳だから、生涯ヤクルトもかなり濃厚な形になったな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「7年はさすがにリスクが大きい、不良債権になりそう」、「成功例がほとんどない7年契約はギャンブル過ぎないか」と懸念の声も複数見受けられた。 「今回山田が結んだ7年契約は、ソフトバンク・松中信彦(2006-2012/総額45億円規模)、楽天・則本昂大(2019-2025/総額21億円規模)、ソフトバンク・柳田悠岐(2020-2026/2020-2023は年俸5億7000万円からの変動制、2024-2026の契約内容は2023オフに決定)と並び日本人選手としては歴代最長タイの長期契約。ただ、松中は7年間で計109本塁打と金額と全く釣り合わない成績に終わり、則本は今季までの2年で計10勝と早くも先行きに暗雲。また、今季『.342・29本・86打点』と好成績だった柳田も現在32歳のため、契約後半の成績下落は避けられないのではと危惧されています。球団がリスク承知で7年契約を提示したことが山田への大きな誠意となったのは確かでしょうが、実際に契約に見合った成績を残せるか疑問に思っているファンもいるようです」(野球ライター) 過去の7年契約選手の中で松中は4年目終了後のオフに球団が5年目以降の条件を見直せる内容だったため減俸されているが、則本は7年全て、柳田も最初の4年間は年俸が出来高などで増えることはあっても減ることはない契約内容だと伝えられている。今回の山田も途中で契約を見直す条項があるとは伝えられていないため、契約期間中に年俸が減ることはないとみられる。 今季は「.254・12本・52打点」と、初めて規定打席に到達した2014年以降ではキャリアワーストの成績で終わっている山田。長期契約がスタートする来季、契約に見合った成績を残すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月15日 11時00分
ソフトB、CS突破・日本一は柳田次第?「ロッテとの大きな違いは…」工藤監督も球界一の“長所”に期待か
ペナントレース最終戦の試合前、ソフトバンクホークスの工藤公康監督は、クライマックスシリーズ(CS)に向けての意気込みを語っている。「ロッテとの大きな違いは長打力」と自チームを評した。そう指揮官が語った、絶対的な信頼を寄せる打線の象徴的な存在が、ホークス背番号9・柳田悠岐だ。 今シーズン、初となる最多安打のタイトルを獲得するとともに、主要打撃部門(打率、本塁打、打点)でも全てベスト3に名を連ねる成績を残した。 確実性、勝負強さと何れも特徴の一つだが、やはり相手投手の脅威となるのが長打力。2018年まで4年連続でリーグトップを記録した長打率も、今季両リーグ通じて唯一の6割台(.623)で、再び1位に返り咲いている。そして、その豪快なスイングから放たれ、球場のあらゆる方向に打ち込むことが出来るホームランこそ柳田の魅力だろう。 9日の西武との最終戦でも、独特のアーチを描いた打球が今季29本目の本塁打となっている。 3回の第二打席、西武の左腕、齊藤大将が投じた初球、外角への変化球を捕らえると、あっという間にボールはレフトスタンドポール際へ吸い込まれていった。バットの先で合わせただけにも見えたものの、逆方向へと飛距離が伸びていく、まさに「ギータ」にしか打てない一発だった。自身は30本に届かなかったこともあり、「惜しかった。(この成績が)現時点での力」と控え目に心境を口にしつつも、最後までスラッガーとして、ファンの期待に応え続けた。 早くも今シーズンのMVP候補にも挙げられているが、昨年怪我で不本意なシーズンに終わった柳田にとって、2年ぶりに離脱なく迎える短期決戦が目の前だ。一昨年のCSでは、ライオンズとのファイナルステージで2本塁打を記録し、MVPに選出される活躍を見せていて、短期決戦でこそ、その打撃はチームに最も勢いを与える強力な武器となることは明白だ。今季のCSはチームにとっても3年連続日本一への最初の関門であり、唯一シーズン対戦成績で負け越している千葉ロッテ打倒の為には、柳田の「一発」が必須であることは言うまでもない。 異例の長期契約で、「生涯ホークス」を宣言したのがおよそ1年前。チームへの愛着と想いを、プレー、そして成績で体現した今季、最後までチームの先頭に立ち、CS突破、そして日本シリーズへと突き進む。球界No1を誇るフルスイングの「破壊力」で、柳田悠岐は鷹軍団を更なる上昇気流に乗せていく。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年10月24日 11時00分
楽天・浅村、大怪我の危機だった? 選手生命を断ち切られた投手も、折れたバットで負傷した選手たち
18日に行われたソフトバンク対楽天の一戦。試合は「11-4」でソフトバンクが勝利したが、あるプレーがネット上のプロ野球ファンの間で話題となった。 注目が集まったのは、「4-3」と楽天1点リードの5回裏無死二塁で飛び出たプレー。楽天2番手のD.J.ジョンソンは打席のソフトバンク・柳田悠岐を一ゴロに打ち取るが、スイング時に折れたバットが回転しながら一、二塁間へ飛んでいく。飛んでくるバットを見た二塁手・浅村栄斗は後方に下がり回避したが、動かないままなら直撃していてもおかしくない軌道だった。 折れたバットがノーバウンドで浅村の付近まで飛んでいったこのプレーを受け、ネット上には「折れたのにあそこまで飛ぶって柳田怪力過ぎる」、「二塁の守備位置まで飛ぶのはなかなか珍しいぞ」と驚きの反応が多数寄せられた。一方、一部では「もし当たってたら確実に大惨事だったな」、「二塁に飛んだからまだ良かった、これが投手に飛んで行ってたら直撃は避けられなかった」といったコメントも見られた。 今回のプレーでは距離があったこともあり、浅村は余裕を持って柳田のバットを回避している。だが、過去には折れたバットを避けきれなかった選手が怪我を負ってしまったケースも少なくない。 >>「いつまでグズグズ言ってるんだ」巨人コーチのヤジが大騒動に!同僚は流血、藤田元監督も嘆いた衝撃の大乱闘<< 今回も一部から心配された投手への直撃が、現実に起こってしまったのが2011年9月1日のロッテ対日本ハム戦。7回裏1死、ロッテ3番手・伊藤義弘は日本ハム・陽岱鋼を遊飛に打ち取るが、この際に陽の折れたバットの鋭利な部分が左ひざ付近に直撃。バットが刺さり流血した伊藤は立ち上がれなくなり、選手・コーチに抱きかかえられながら負傷交代。すぐに病院で診察を受けた結果「左下腿三頭筋打撲と挫傷」と診断された。 伊藤は同年の最終盤に復帰したが、この怪我を機に左足をかばうクセができてしまい、その影響で翌年以降は右肩痛など数々の故障に悩まされるように。結局、怪我前の投球を取り戻すことはできないまま、2016年限りで退団・引退となっている。 折れたバットが味方に“誤爆”してしまう事態が起こったのが2008年8月12日のロッテ対オリックス戦。6回表2死二、三塁の場面でロッテ・サブローが二塁打を放つも、折れたバットが三塁ランナー・塀内久雄の右側頭部に直撃。塀内は頭を押さえながら本塁に生還するも、そのまま倒れ込み負傷交代に。病院に直行し検査した結果、骨や脳に異常はなかったが裂傷で16針縫うこととなった。ただ、幸いにも塀内は長期離脱には至らず、同月16日の対楽天戦から試合に復帰している。 今から35年以上前の1984年4月11日西武対日本ハム戦では、折れたバットが前方ではなく後方に飛び捕手を直撃している。7回裏、日本ハム・大宮龍男が三ゴロを放った際にバットが折れたが、そのバットが西武捕手・黒田正宏の左側頭部を直撃。地面にうずくまった黒田は病院に運ばれ、9針縫う羽目になった。なお、黒田は3日間の入院後即一軍に復帰したが、本人によるとこの間は患部の腫れを抑えるため医者から寝ることを禁止されていたという。 投手の球の威力や打者のミートポイントに大きく左右され、基本的には予測が不可能なバットの折れ。当たってしまった選手は不運だったという他ないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月19日 11時00分
ソフトB・柳田が「めちゃくちゃダサい」と落胆? 阪神・ボーアの珍打で話題、本人も予想外の“劇的10m弾”
6月19日に開幕し、1カ月が経過した今シーズンのプロ野球。本塁打、タイムリー、奪三振といったプレーに連日多くのファンの注目が集まっているが、中には予想外の一打で注目を集めた打者もいる。その1人が阪神・ボーアだ。 ボーアの一打が話題となったのは、14日に甲子園で行われた対ヤクルト戦でのこと。7回裏2死で第4打席を迎えたボーアは、ヤクルトの3番手・中澤雅人が投じた変化球を強振するもボテボテの打球に。ところが、一度は三塁側ファールグラウンドへ向かったこの打球が、強烈な回転がかかっていたことによりフェアゾーンへ急転換。ヤクルトの三塁・村上宗隆はこの不規則な打球を捕球できず、ボーアは内野安打で出塁となった。 >>阪神・ボーア、アーチ量産体制に突入?チームと共に続く低迷、本拠地連戦で復活に光明か<< スイングからは想像できないような軌道となったボーアの一打を受け、ネット上には「何だ今の打球、生きてるみたいな転がり方したぞ」、「とんでもないスピンのかかり方だな」といった驚きの声が多数寄せられた。一部では、「数年前の柳田のサヨナラ打思い出した」、「柳田のサヨナラヒットを彷彿とさせる打球だ」といったコメントも挙がっている。 名前が挙げられている「柳田」は、ソフトバンクに所属する柳田悠岐。今シーズンはここまで「.366・8本・19打点」と好調だが、過去にボーアと同じような“珍打”で話題を呼んだことがある。 2017年6月6日、福岡ヤフオク!ドーム(現福岡PayPayドーム)で行われたソフトバンク対ヤクルトの一戦。両軍「1-1」で迎えた延長10回裏、ソフトバンクは2死三塁とサヨナラのチャンスを作る。ここで打席に入った柳田はヤクルトの6番手・久古健太郎の変化球を強振するも、打球はボテボテの三ゴロに。打球に駆け寄った久古やヤクルト捕手・中村悠平は、三塁線を跳ねる打球をファールになると判断し捕球しなかった。 ところが、跳ねた後に転がったボールはまるで図ったかのように、ラインの内側ギリギリにピタリとストップ。この間に三塁走者・明石健志がホームインしたことで、試合は「2-1」でソフトバンクのサヨナラ勝利となった。 推定飛距離がわずか10メートルであったことから、“劇的10m弾”といった表現で報じられたこの一打。敗戦投手となった久古は、「捕ってセーフになるよりもファウルの方がいいと思った。芝にとられて止まってしまった」とガックリ肩を落とした。 一方、柳田は試合後のヒーローインタビューで「めちゃくちゃダサい打球だった」と苦笑いした上で、「明日はもっと打球を飛ばします」と宣言。実際に翌7日の同カードでは2本の本塁打を放ち、2日連続のヒーローインタビューで「昨日と違ってすごい飛んでくれたんで最高です」と語っている。 その柳田を想起させるような一打を放ったボーアも、翌15日の試合で1本塁打を含む3安打と活躍し、今シーズンの打率を「.309」と初めて3割台に乗せている。予想外の軌道となった前日の珍打が、もしかしたらツキを運んできてくれたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月08日 17時00分
ソフトB・柳田、“逆方向に引っ張る”打撃の極意を明かす 「打撃不振に陥る選手もいるのに」意外な発言に驚きの声
ソフトバンク・柳田悠岐が、7日深夜放送の『S☆1』(TBS系)にVTRで登場。自身の持ち味である“逆方向への打撃”について言及した。 今回番組では元広島で野球解説者の新井貴浩氏が、柳田にリモート取材を行う様子を放送。柳田は新井氏とのやりとりの中で逆方向への打撃について語った。 2011年にプロ入りした左打者の柳田は、昨シーズンまでに記録した本塁打の打球方向の内訳が引っ張り方向である右翼への本塁打が63本、逆方向である左翼への本塁打が62本とほぼ同数。この珍しい成績について新井氏から質問を受けた柳田は、「球種やコースで打球の方向が勝手に決まっていく(と思う)」と来た球をシンプルに強く打ち返した結果と答えた。 その柳田が直近の試合で放った、自身でも満足のいく一打というのが、5月30日の紅白戦で同僚・高橋礼から放った逆方向への本塁打。新井氏も「コース(自体)はいいコース」と語った外角の球を左翼スタンドまで運んだ柳田は、「コースなりに飛んでいったかなという(気持ち)。100点のスイングだったと思います」と手応えをにじませた。 引っ張り、逆方向のどちらでも本塁打を打てていることについて、「いいスイングをしたいという意識だけで打っています。(あとは)どんな球でも(同じ)スイングができるようにというのも意識しています」と自身の意識を明かした柳田。どのような球種・コースであっても、特別なことはせずに同じ形で強くバットを振ることが結果につながっていると語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「余計なことは頭に入れず、がむしゃらにフルスイングを貫いた結果っていうことなのか」、「練習試合の本塁打はびっくりしたな、スッてバットが出たと思ったらあっという間に打球がスタンドインしていった」、「特に意識せずに逆方向に打てるっていうのが凄いよな、意図的にやろうとして調子崩す打者も少なくないのに」、「広角打法を目指して打撃不振に陥る選手もいるのに、柳田が簡単そうに打ち分けられるのはやっぱりセンスなのかなあ」といった反応が多数寄せられている。 「来た球を全方向に自由自在に打ち分ける打撃は打者にとっての理想形ともいえるものですが、そこを目指そうとして打撃を崩してしまう選手も少なくありません。例えば、巨人・坂本勇人は2012年ごろから一時逆方向への打撃に取り組みましたが、同年以降の4年間は打率3割が1度だけ、本塁打も全ての年で10本台中盤程度にとどまっています。また、阪神・大山悠輔も、本来なら引っ張るべき内角の球を強引に逆方向に打とうとして凡打に終わる打席がしばしば見られます。このように苦しむ選手もいる中、柳田が非常にシンプルな考えで逆方向への本塁打を量産していることに驚いたファンも多いようですね」(野球ライター) 一般的に引っ張り方向に比べて強い打球を打ちにくいとされる逆方向にも引っ張りと同じような打球を打てることから、“逆方向に引っ張る”と呼ばれることもある柳田の打撃。6月2日から行われている練習試合でも7日終了時点で引っ張り方向に1本、逆方向に1本と本塁打を打ち分けているが、来たるシーズンではどのような数字を残すことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年05月18日 20時45分
ソフトB・柳田、マエケン・秋山とのリモート交流で意外な現状明かす 「5億以上年俸もらってるのに」驚きの事態も発生?
ソフトバンク・柳田悠岐が17日、球団公式インスタグラムが生配信したインスタライブに登場。どちらも同級生のツインズ・前田健太、レッズ・秋山翔吾とテレビ電話をしたことを明かした。 今回球団公式アカウントと柳田のアカウントがコラボする形でインスタライブを行った。柳田は球団公式リポーターと共に、ファンから寄せられた質問に答える形で1時間ほどトーク。その中で寄せられた「同世代で仲が良いプロ野球選手は?」という質問に答える形で、柳田は前田の誕生日である4月11日に前田・秋山とテレビ電話をしたと明かした。 同日、2人から突然テレビ電話に誘われたという柳田。「アメリカの豪邸みたいなところで(飲んでた)。マエケンが(その日)誕生日だったんですけど、2人とも酒飲んで酔っ払っていた」という。前田・秋山との話した内容について「中身は言えない」と笑いながら濁した。 柳田は2人と会話する中で「バットとかも(思い切り)振れる、ちゃんとした広い家が欲しい」と思ったとも発言。前田・秋山との会話では、自宅での過ごし方や練習方法についても話していたようだ。なお、柳田は今回のインスタライブ内で持ち家ではなく賃貸の物件で暮らしていることや、家の中で素振りをしていた際に誤って家の壁を傷つけ、妻からかなり怒られたというエピソードを明かしている。 家だけでなく、庭もバーベキューができるほどの広さが欲しいという柳田。「安く売ってくれるという人は、ぜひ連絡してほしいです」と笑い交じりに呼びかけていた。 今回のインスタライブを受け、ネット上には「めちゃくちゃ豪華なテレビ電話だな、その様子をSNSとかで生配信してほしかった」、「5億以上年俸もらってるのに賃貸なのは意外だった」、「2人と話して『俺もいい家住みたい』って刺激されたのかな」、「球界トップクラスの高給取りなんだからバーンと家買っちゃえばいいのに」といった反応が多数寄せられている。 昨オフの契約更改で球団と7年もの長期契約を結び、今シーズンの年俸は現球界では巨人・菅野智之(6億5000万円)に次ぐ「5億7000万円+出来高」(推定)となっている柳田。開幕延期で思わぬ余暇を過ごす中で、自身のプライベートについても考える時間が増えているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用についてソフトバンクホークスの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/softbankhawks_official
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スポーツ 2020年04月08日 20時50分
ソフトB柳田、オリックス吉田ら9名が参加 プロ野球選手会のコロナ基金支援に賛同、動画での寄付表明に「心から拍手を送りたい」称賛の声
プロ野球12球団に所属する選手を会員とする団体である日本プロ野球選手会。その選手会が8日、新型コロナウイルスの感染拡大防止への取り組みに乗り出したと複数メディアが報じた。 報道によると、選手会はプロ野球選手の慈善活動をサポートするNPO法人『ベースボール・レジェンド・ファウンデーション』と共に、クラウドファンディングサイト『READYFOR』を通じて「新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金」への支援を始めると8日に発表。基金を通じて集められた寄付金は、感染症対策に関わる医療機関・組織に届けられるという。 この一件に関連し、選手会は8日から各球団の選手が寄付を表明、並びにファンへメッセージを送る様子を収めた動画を公式ツイッター上に投稿している。 選手会会長を務める巨人・炭谷銀仁朗は動画内で、「選手会として感染拡大(防止)に少しでも力になれればということで、12球団(の選手)会長と相談し全選手にこの寄付について案内しました。1日も早く日常を取り戻せるよう、そしてみなさんに最高のプレーを見せられるように全力で取り組んでいきます」と表明。 広島・田中広輔は「1日でも早く収束し、みなさんと球場で会えるのを楽しみにしています。みなさんとこの支援を共有し、一緒に乗り越えていけたらいいなと思います」とコメントした。 ソフトバンク・柳田悠岐は「早く普通の生活が戻るように少しでも力になれればと思い寄付をしました。支援の輪が広がることを願っています。この苦難をみんなで乗り越えましょう」と呼び掛けている。 選手会公式ツイッターではこの他にも、ソフトバンク・中村晃、西武・森友哉、オリックス・若月健矢、オリックス・吉田正尚、ロッテ・福田秀平ら5名の選手が寄付を表明、並びにファンへメッセージを送る動画を現在(8日午後8時)までに公開。 また、動画はないものの、ヤクルト・雄平の「微力ながら世の中の役に立ちたいと思い、寄付をさせて頂きました。皆さんの健康と安全を願っています」とのコメントも紹介している。 以上の9名がどれほどの金額を寄付したのかは不明だが、一連の動画やコメントを受けてネット上には「自分も寄付します!一緒に頑張りましょう」、「選手たちも大変なのにありがたい話、寄付金が正しく必要とされるところへ行き渡りますように」、「未だ開幕できず今シーズンの年俸も危うい中、選手が身銭を切って支援してくれることに心から拍手を送りたい」といった反応が多数寄せられている。新型コロナと最前線で戦う人々にとっては、非常に心強い援軍となりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用についてプロ野球選手会の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/JPBPA_Press
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