松田宣浩
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スポーツ 2022年10月01日 11時00分
ソフトB退団のベテラン、なぜ移籍先で活躍できない? 松田も復活絶望か、失敗例とは複数の共通点アリ
これまでソフトバンク一筋(2006-)でプレーし、昨季までに「1867試合・.266・301本・984打点・1811安打」といった数字を残したプロ17年目・39歳の松田宣浩。28日に球団が発表した今季限りの退団はネット上で話題となった。 今季は打撃不振にチームの世代交代も重なり、「43試合・.204・0本・7打点」とほとんど活躍できていなかった松田。今後は他球団で現役を続行する道を模索するというが、ネット上には「仮に移籍できても復活は無理だろうな…」、「内川、川島と同じような道を辿るのがオチでは」といった厳しい意見も見られた。 >>二軍降格のソフトB・松田、このまま退団・引退? 藤本監督の決断に心配の声も「愛想尽かされかねない」<< 「ソフトバンクは一昨年に当時プロ20年目・38歳の内川聖一、昨年も当時プロ16年目・38歳の川島慶三と、ここ数年は主力級のベテランをスパっと切る人事が頻発。両名は今回の松田と同じく現役続行の意思を持ったままチームを去り、内川はヤクルト、川島は楽天とどちらも新天地への移籍に成功しました。ただ、内川はヤクルト加入後の2年間で『44試合・.209・0本・2打点・14安打』とほとんど数字を残せないまま、28日に今季限りでの引退を表明。川島も楽天1年目の今季は『12試合・.136・1本・6打点・3安打』とサッパリで、今オフに戦力外通告を受ける、あるいは自ら引退を決断する可能性も否定はできません。ファンの中にはこの両名を引き合いに、松田も仮に新天地が見つかっても活躍は見込めないのではという意見は散見されます」(野球ライター) ソフトバンクは支配下・育成合わせ105名(12球団最多)の選手を積極的に入れ替え・競争させることで戦力を維持している関係上、他球団に比べベテランが人員整理の対象になりやすいとされている。球団の引退打診を受け入れた、もしくはその前に自ら引退を決めた選手へのアフターケアは手厚く、直近では本多雄一(2018年引退)、長谷川勇也・高谷裕亮(共に2021年引退)といった選手を引退以降もコーチとしてチームに在籍させているが、そうでない選手については本人の意思を尊重する形で放出することが多い。 内川、川島の両名はソフトバンク退団時点で、内川が「1977試合・.303・196本・957打点・2171安打」、川島が「874試合・.252・37本・179打点・480安打」といった通算成績をマーク。内川はクリーンアップ、川島は内野全てを守れるユーティリティとして長らくチームに貢献した。 ただ、退団年までの3シーズンに絞ると内川は「208試合・.251・20本・71打点・196安打」、川島も「162試合・.276・6本・28打点・86安打」とほとんどの数字が落ち込んでいた。両名が新天地で活躍できなかったのは、元々実力が衰え気味だったこともあり競争を勝ち抜けなかったという面はあるだろう。 一方、人となりを考慮すると、移籍先球団からはそもそも実力以外の部分を期待されていたという見方もできる。内川、川島はどちらもストイックで練習熱心な性格の持ち主で、ソフトバンク在籍時には多くの後輩に好影響を与えてきた。新天地でもその役割を期待された結果、二軍で若手のお手本役を務める日々が主となり、結果的に一軍での出場機会に恵まれなかったとみることも可能だろう。 今回退団が決まった松田は内川、川島と同じく直近3年間は「274試合・.228・27本・100打点・193安打」と低迷したが、野球に取り組む姿勢には定評がある選手。両名と同じく不振に苦しむのか、それとも劇的な復活を遂げるのか、そもそも新天地は見つかるのか。今オフ以降の動向も要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月29日 11時00分
ソフトB・松田、会見で語らなかった退団の舞台裏 優勝争い中の異変に同僚も動揺か
松田宣浩が来季の構想から外れ、17年間も慣れ親しんだソフトバンク球団を「退団する」と自ら口にした。 会見(9月28日)では淡々と語っていたが、本当につらい選択であったことは間違いない。ソフトバンクでプロ野球人生を全うしようと決めていたからだ。 「選手の反応? ムードメーカーでしたし、みんな寂しそうでした」(関係者) 驚きはなかった。前日27日、すでに一部メディアが「現役続行を希望し、他球団へ」と報じていたからではない。 >>ソフトB・松田に球界OBが苦言「見てて情けない」 長引く不振は気持ちの問題? 藤本監督の起用法に一因と指摘も<< 9月7日の東北楽天戦後だった。松田は球団スタッフに呼ばれ、そこで「構想外」であることを告げられた。翌8日、一軍登録から抹消される。 僅差での優勝争いが繰り広げられている真っ最中であり、チームの牽引役でもあったベテランの二軍降格に動揺する選手も少なくなかった。 「試合前、藤本博史監督から選手たちに説明がされました」(前出・同) 構想外になったことが告げられたわけではない。優勝争いを続けていく中で、二軍から昇格させなければならない若手もいる。試合に出場できる選手数には限りがあり、藤本監督は「松田の抜けた分もみんなで」と訴えた。 「8日の試合後、藤本監督は『松田の抹消』について記者団からも質問されています。選手の編成上、止むを得なかった、松田の再調整も兼ねてみたいなことを答えていました」(地元メディア) 優勝争いの真っ只中である。そういう時に一軍登録を抹消されたとなれば、その先にあるものは想像がつく。選手たちも口には出さなかったものの、察していたわけだ。 「松田はベンチスタートとなっても、声を張り上げ、チームを鼓舞してきました。その姿勢は二軍降格後も変わりませんでした」(前出・関係者) 会見で語られたところでは、松田は二軍降格後、「引退」と「退団」の二択で悩み、現役続行を選択した。しかし、7日の会談で「現役を続けたいのであれば、自由に他球団と交渉できるよう手続きをする」と告げられていた。返事保留で二軍に合流し、28日の会見に至ったわけだ。 今季成績は43試合、打率2割4厘、本塁打ゼロ。20安打。17年のキャリアにおいて、全てワーストである。 2000本安打まで、あと169本と迫っており、通算1000打点にもあと9点で届く。松田はこれらの節目の金字塔について、「意識していない」と言ったが、侍ジャパンでも活躍していた当時を知るNPBスタッフがこんな話もしてくれた。 「手に届くものがあるなら獲りに行くと話していましたが」 こういうギラギラした言動、野性味のあるプレーが松田の魅力だ。 「昨年オフの契約更改で、約3億円のダウン提示を受けました。松田はこのダウン提示に驚き、少し考えさせてほしい、と答えました」(プロ野球解説者) 近年、成績を落としていた。 屈辱的なダウン提示を受け入れたのは、「まだできる」の思いと、ホークスでの再起を決めたからだ。 一軍登録されていた7日、松田は代打出場している。三塁手を固定できなかった球団は少なくないので、移籍先はすぐに見つかるだろう。しかし、ホークスでの一軍最終打席が「三振」では寂しすぎる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月09日 19時30分
二軍降格のソフトB・松田、このまま退団・引退? 藤本監督の決断に心配の声も「愛想尽かされかねない」
8日に行われ、ソフトバンクが「3-7」で敗れた楽天戦。同日試合前に二軍降格となったソフトBのプロ17年目・39歳の松田宣浩にまつわる藤本博史監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、藤本監督は試合後に応じた取材の中で、松田の今後について「これで終わりじゃない。また二軍の試合に出て状態が上がったら、9月下旬にも代打とかの形で来てもらう可能性もある」とコメント。終盤戦の戦力構想から外したわけではなく、二軍成績次第では早期の再昇格もあり得るという旨を明かしたという。 今季の松田はコロナ抹消期間(7月29日~8月5日)を除いては一軍に同行してきたが、成績は「43試合・.204・0本・7打点」(8日試合前時点)とサッパリ。成績不振もあり終盤戦のタイミングでの抹消となったが、藤本監督はチームの精神的支柱であり、代えの利かないムードメーカーでもある松田にはできるだけ早く復調して戻ってきてもらいたいと考えているようだ。 >>ソフトB・松田に球界OBが苦言「見てて情けない」 長引く不振は気持ちの問題? 藤本監督の起用法に一因と指摘も<< この藤本監督のコメントを受け、ネット上には「最終盤でお呼びがかかるようになんとか結果を出してほしい」と松田の奮起を願う声が上がったが、中には「じゃあ二軍でも結果を出せなければいよいよ終わりってこと?」、「監督は発破をかけてるつもりなんだろうが、この時期の二軍降格は松田の心証悪くしそうで怖い」、「今オフも大幅減俸は確実だろうし、昨オフとは違って本当に愛想尽かされかねないぞ」と今後の展開を心配するコメントも見られた。 「松田は2006年のプロ入りからチーム一筋でプレーし通算301本塁打をマークしている強打の三塁手ですが、ここ2年はどちらも10本台の本塁打と不振。2年契約が切れた昨オフの契約更改では球団史上最大タイの年俸3億円減(4億5000万円→1億5000万円/推定)という査定を受けましたが、松田は更改後会見の中で『合意に至るまでは、相当な時間がかかった』、『(退団の可能性も)ゼロではなかった』と、提示を蹴ってチームを去る選択肢も検討したことを公言しファンをざわつかせました。今季は昨季以上に成績や三塁手としての序列が下がっている状況で二軍行きとなったわけですが、昨オフの経緯もあり、ファンの間では今回の処遇は松田のモチベーションに大きく関わる、場合によっては今オフ限りの退団や引退を決断する展開になると心配する意見は少なからず見られます」(野球ライター) 8日終了時点でパ・リーグ首位に立つものの、2位西武、3位オリックスとはゲーム差なしと三つどもえの争いを展開しているソフトバンク。大混戦の中で松田は一軍に帰ってくることができるのか、二軍での動向には要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月26日 19時30分
ソフトB・松田に球界OBが苦言「見てて情けない」 長引く不振は気持ちの問題? 藤本監督の起用法に一因と指摘も
野球解説者・池田親興氏(元阪神他)が25日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、野球解説者・福本豊氏(元阪急)が登場。ソフトバンクのプロ17年目・39歳の松田宣浩に苦言を呈した。 今回の動画で福本氏は現在のソフトバンクで状態が気になる選手や、現役時代にプロ野球記録(1065盗塁)を樹立した盗塁の極意などを話した。その中で、福本氏は開幕から低調が続いている松田に厳しいコメントを口にした。 >>ソフトB・リチャード、敵軍ミーティングに乱入し監督仰天! 審判への造反以前にも目立っていた問題行動<< 松田はプロ入りした2006年からソフトバンクでプレーし、昨季までに「1867試合・.266・301本・984打点・1811安打」をマークしている主力打者。ただ、今季は開幕から打率2割前後と打撃不振が続いており、前半戦終了時点の成績は「32試合・.188・0本・6打点・15安打」と寂しい数字になっている。 その松田について、福本氏は「見てたらもう情けない。『お前、ちょっとしっかり打てよ!』って。なんでか言うたら、もうちょっとで2000本やん」とコメント。通算2000本安打まで残り189本で今季を迎えるも、前半戦を終えた7月24日終了時点での残り本数は174本と、記録到達へ長らく足踏みが続いていることに不満をにじませた。 通算2000本安打は多くの打者がキャリア最大の目標に掲げる大記録。松田も昨オフの契約更改会見で「一つずつクリアしていくことがモチベーションになるし、やりがいを感じる」と記録へのこだわりを口にしたことが伝えられている。 ただ、福本氏は「『これ(2000本安打到達)をするまでは何がなんでも食らいついてやるんや』とか(感じられない)、見てて情けない。応援してるんやけど情けない」と、今季は記録達成への執念が今ひとつ感じられないと苦言。しかし、不振の原因が単に気持ちの問題だけなのか、それとも他の要因もあるのかについては触れなかった。 この福本氏のコメントを受け、ネット上には「2000本安打がモチベっていうなら、確かにもう少し気合は見せてほしい」、「今季はなんか簡単に凡フライを打ち上げる場面が目立つよね」、「気持ちだけじゃなくて年齢的な衰えとかも不振の一因なんだろうけど、このまま終わることがないように踏ん張ってほしい」といった同調の声が寄せられた。 松田への厳しい声が相次ぐ中、不振脱却のためには起用法を変える必要もあるのではという指摘も上がっている。前半戦は低空飛行が続いた松田だが、報道によるとチームを率いる藤本博史監督は「実績もあって、代打でも使えるし、一番はベンチでムードを出してくれている」とムードメーカーを担える点を高く評価しているといい、実際に開幕から一貫して一軍に同行させ続けている。ただ、試合によって三塁スタメン、一塁スタメン、代打要員と起用法がバラバラのため、ファンの間からは「実戦感覚を養わせる意味でも、二軍に落としてまとまった出場機会を与えるべきでは」という意見も散見される。 南海時代の1987年シーズンに門田博光氏(現野球解説者)が達成して以来、生え抜きで2000本安打を達成した打者が出ていないソフトバンク。チーム35年ぶりの大記録に向け、松田は後半戦で奮起を見せることができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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スポーツ 2021年12月22日 15時30分
ソフトB・松田、中日へ移籍の危機? 球団ワースト級の大減俸で人的流出説浮上、立浪新監督の意向にも合致か
2006年のプロ入りからソフトバンクでプレーし、今季までに「1867試合・.266・301本・984打点・1811安打」といった通算成績を残しているプロ16年目・38歳の松田宣浩。21日の契約更改で、球団史上最大タイとなる3億円のダウン査定を受けたと複数メディアが報じた。 >>ソフトB・和田の更改後コメントに驚きの声「相当なビッグマウス」 史上5人目の快挙達成を宣言、不甲斐ない先発陣への怒りも?<< 2019年オフに年俸4億5000万円(推定)プラス出来高の2年契約でサインし今季で同契約が終了した松田。報道によると、球団はこの2年間の成績が振るわなかったことを理由に、松田に対し3億円ダウンの年俸1億5000万円(推定)を提示。松田は大減俸をのみサインはしたが、更改後会見で「合意に至るまでは相当な時間がかかった」、「(自ら自由契約になる可能性も)ゼロではなかった」と苦渋の決断だったことを明かしたという。 松田は2019年に「143試合・.260・30本・76打点・139安打」と好成績を残しオフに2年契約を結んだ三塁手だが、翌2020年は「116試合・.228・13本・46打点・90安打」と数字が急落。今季も「115試合・.234・14本・47打点・83安打」と数字は持ち直せず、後半はスタメン落ちする試合も目立った。 松田の3億円ダウン更改を受け、ネット上には「この2年は明らかにコスパ悪すぎたから当然」、「本人はかなり不満そうだが数字が数字だし仕方ない」と納得する声がある一方で、「ここまで金額下げたら又吉の人的で獲られる可能性もあるのでは」、「現実的な年俸になったことが人的の人選に響かなきゃいいけど…」と今後の影響を懸念するコメントも数多く挙がった。 ソフトバンクは20日に中日・又吉克樹をFA獲得したことがNPBから公示されたが、又吉は人的補償が発生するBクラス選手のため、公示日から2週間以内に28名のプロテクトリストを中日側に提出する必要がある。松田は年齢面や近年の成績面からプロテクト外が濃厚とされる一方、旧年俸が4億円超と高く中日は手を出せないとみられていたが、今回の大減俸を受けプロテクト外なら流出の展開もあり得ると危惧しているファンも少なからずいるようだ。 「現在中日の正三塁手はプロ10年目・27歳の高橋周平ですが、今季は『137試合・.259・5本・39打点・123安打』と本塁打、打点の数字は松田以下。加えて、チーム全体で見ても松田以上の本塁打・打点を記録したのはビシエド1人(17本・70打点)と長打力不足は明白なため、高橋をはじめとした野手陣へのテコ入れとして松田を獲得するのも一手と言えます。なお、今オフの中日はコロナ禍を理由に新助っ人の獲得調査を一時凍結していますが、来季の来日・活躍が不透明な助っ人よりは、近年は不振ながら実績は確かな松田に補強資金を充てる方が手堅いともいえるでしょう」(野球ライター) 中日・立浪和義新監督が14日に出席した岐阜県でのイベントの中で「欲しいのは投手か内野手」と口にしたことも伝えられている又吉の人的補償。一部ファンからは「ソフトバンク側はプロテクトしきれない若手を守るために松田を撒き餌に使おうとしているのでは」という見方も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月27日 15時30分
阪神・近本の試合後コメントに驚きの声「あの時の皮肉か」 過去の快挙を記憶から抹消?
26日に行われた阪神対DeNAの一戦。「9-3」で阪神が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが阪神のプロ3年目・26歳の近本光司のお立ち台コメントだった。 同戦に「1番・中堅」で先発した近本は、「5打数3安打・1本塁打・1打点」と活躍を見せチームの勝利に貢献。8回の第5打席は三塁打ならサイクルヒット達成だった(結果は一ゴロ)が、試合後のお立ち台では「昨日も牧(DeNA・牧秀悟)くんがサイクル打ってたので、今日来てくださった人のために打ちたかったんですけど、打席の中で『あっ、無理やな』と思う気持ちはありました」と三塁打は厳しいと考えていたことを明かした。 この発言を受けたインタビュアーは「いずれ大記録を達成してくれるとタイガースファンは信じてますよ」とフォロー。すると、近本は「ちゃんとしたサイクルは打ったことないので、これからの野球人生で一度はちゃんとしたサイクルを打ってみたい」と答えた。 >>阪神・佐藤に「わざと援護したのか?」の声 ライバルをアシストした怠慢プレーが物議、球団OBも激怒「スタメン外して」<< この近本の発言を受け、ネット上には「3年前のサイクルはちゃんとしてなかった…?」、「球宴のサイクルが無かったことにされてて草、あの時ケチつけられたことの皮肉か?」、「あれ忖度だなんだって結構言われてたけど、本人もそれなりに気にしてたのか」といった反応が寄せられている。 一方、「オールスターは公式戦では無いから、公式戦で打ちたいっていう意味で言ったのでは」、「近本の中では公式戦でのサイクルが『ちゃんとしたサイクル』扱いなんだろ」、「レギュラーシーズンで打って正式記録に残したいってだけで、そこまで勘繰るような言葉じゃないと思うなあ」と、別の意図を推測するようなコメントも複数見受けられた。 「近本は当時プロ1年目・24歳だった2019年オールスター第2戦(甲子園)で球宴史上2人目のサイクル安打をマーク。この記録は7回2死一塁の第5打席で三塁打を放ったことで達成されましたが、左翼から返球を受けた遊撃・源田壮亮(西武)が一度偽投を交えてワンバウンドで三塁へ送球したこと、三塁・松田宣浩(ソフトバンク)がこの送球を弾いた上で空タッチしたことなどから、一部ファンの間では『地元選手に花を持たせようという忖度で作られたようなサイクル』、『見え見えの援護で達成された記録に価値は無い』などと物議を醸しました。そのため、今回の近本の発言は当時難癖をつけてきた一部ファンに対する皮肉なのではと捉えているファンもいるようです。一方、オールスターは公式戦扱いではないことから、レギュラーシーズンの公式戦で打ちたいという意味を込めているのではという意見も見られます」(野球ライター) 一般的にサイクルヒットは三塁打を打つのが最も難易度が高いとされているが、近本は26日終了時点でリーグ2位タイの三塁打数(5本)を記録しており、2019年にはリーグ1位の数字(7本)を残した実績も持っている。そのため、一部からは「遅かれ早かれちゃんとしたサイクルは打てると思う」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月11日 20時30分
ソフトB・松田、新記録樹立も冷ややかな声「本人が凄いわけじゃない」 危機的状況の表れ? パ史上1位の三塁出場に不満集まるワケ
10日に行われたソフトバンク対広島の一戦。「1-1」で両チーム引き分けとなったこの試合で、ソフトバンクのプロ16年目・38歳の松田宣浩がパ・リーグ歴代最多となる三塁出場記録を樹立した。 2005年ドラフトで希望入団枠としてソフトバンクに入団した松田は、翌2006年から昨季まで三塁手として1712試合に出場。2015〜20年にかけ、6年連続でリーグ最多の三塁出場をマークしていた。 今季も正三塁手としてスタメン起用され続けている松田は、前日9日に有藤通世氏(元ロッテ監督)が保持していたパ三塁歴代最多出場記録(1774試合)に並ぶと、10日も「9番・三塁」としてフル出場したことで三塁手としてはパ史上最多記録となる1775試合出場を達成。試合が成立した5回裏終了時に記念のボードを手渡された松田は、無観客の外野スタンドにボードを掲げるなどファンに感謝を示していた。 >>ソフトB・周東、放心状態でベンチ裏に失踪? カメラに映った異様な光景に「メンタル壊れてる」ミスの影響か、心配相次ぐ<< 松田の新記録樹立を受け、ネット上には「中村(紀洋氏/元近鉄他/パでは1565試合出場)や今江(敏晃/楽天二軍打撃コーチ/同1536試合出場)ら名三塁手を上回っての1位は凄すぎる」、「ここ10年で日本一7回の強豪チームでずっとレギュラー張ってるのはとにかく素晴らしいの一言」、「三塁歴代1位のミスター(巨人・長嶋茂雄終身名誉監督/2172試合)を超えるチャンスも全然あるんじゃないか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「おめでたいのは確かだが、それだけ後継者がいないってことだから複雑」、「別に本人が凄いわけじゃない、後釜として出てくる人材がいないだけ」、「松田の記録が伸びるよりも、有望株が松田からポジション奪う方がよっぽど嬉しいんだが…」といった冷ややかなコメントも複数見受けられた。 「松田は打撃では昨季まで通算287本塁打を記録し、守備でもゴールデングラブ賞を8回(2011,2013-2019)受賞するなど三塁手として攻守で実績を残しています。ただ、昨季は『.228・13本・46打点』と打撃3部門全てで2019年(.260・30本・76打点)から数字を落とし、今季も10日終了時点で『.245・7本・27打点』と衰えは隠せなくなってきています。もちろん、球団も“ポスト松田”を見据えリチャード(2017年育成3位)、増田珠(2017年3位)、野村大樹(2018年3位)といった三塁手をドラフト指名しているのですが、増田、野村は二軍で打率2割台前半と低迷。リチャードも本塁打(8本)・打点(32打点)こそリーグトップですが、打率は2割中盤と今一つ確実性に欠けています。ですので、今回の新記録は松田を脅かす若手が長らく出てきていないことの表れだと今後に危機感を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 新記録樹立翌日の11日・ヤクルト戦も、「9番・三塁」でスタメン起用されている松田。歴史的な三塁手となったベテランからポジションを奪う若手はいつ現れるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年04月12日 11時05分
ソフトB・工藤監督が小久保ヘッドと対立? “前言撤回”の松田起用、昨季の内川退団も決断に影響か
福岡ソフトバンクホークスのサードは“聖域”なのか…。 ホークスのサードは、今年も松田宣浩内野手が守っている。プロ16年目、長く第一戦で活躍し、定位置を守り抜いた功労者でもあるが、昨季後半から「後継者探し」の雰囲気が漂い始めた。その一番手に挙げられたのが、栗原陵矢だった。昨秋の日本シリーズでも活躍し、登録はキャッチャーだが、持ち前の打撃力を活かすため、一塁や外野の守備についてきた。 「今春キャンプから、栗原が三塁の守備練習に時間を割くことが多くなり、栗原と松田が入れ替わると予想されていました」(スポーツ紙記者) しかし、ペナントレースが始まってみれば、「三塁は松田、栗原は外野」となっていた。松田が復活したからとは言い切れない。「やってくれるだろう」という“期待”がそうさせたようである。 「工藤公康監督と小久保裕紀ヘッドコーチの意見が割れ、小久保ヘッドの意見が採用されました」(球界関係者) 4月11日の東北楽天戦を終えた時点での松田の打率は2割5分。これに対し、栗原は3割8厘でリーグ3位と好調をキープしている。松田と栗原の両方がスタメンに名を連ねるオーダーは確かに豪華だ。しかし、「8番・サード」は、往年の松田を知るファンとしてはちょっと寂しい感もしないではない。 「工藤監督は栗原の三塁について、『複数のポジションができる方が』と説明していました。キャンプ中のコメントですが、指揮官として、全野手が複数のポジションを守れたほうがやりやすいというニュアンスに聞こえました」(前出・スポーツ紙記者) それに対し、小久保ヘッドは「一つのポジションを…」と反論していた。 「工藤監督の中には、松田と栗原を入れ替える構想もあったはず」(前出・同) 入れ替えを予想する声は少なくなかった。 >>ソフトB・工藤監督に「舐めた継投するな」ファン激怒 敗戦危機を招いた守護神温存、伏線は2日前の開幕戦にアリ?<< コーチ1年目の小久保ヘッドについて聞かれると、「野手のことは全て任せる」とも語っていたので、「工藤監督が折れた」というのが周囲の一致した見方でもある。 こうした情報を聞くと、「工藤監督から小久保ヘッドへの継承」説は否定できない。 「今はチームが好調だから問題はありません。負けが込んできた時、どうなるか…。昨年、チーム功労者である内川聖一(現ヤクルト)に一軍出場のチャンスも与えず、そのまま退団に追い込んでしまいました。その影響もあって、急激な世代交代を恐れたとの声も聞かれました」(前出・球界関係者) 松田は守備中も声を張り上げており、若手投手はそれに励まされている。「欠かすことのできない選手」でもある。しかし、さらに打率を落とすようなことになれば、工藤監督は「野手のことは一任」という方針を撤回するだろう。 「昨季の工藤監督はスタメン、打順を毎試合のように変え、リーグ優勝を勝ち取りました。松田を外した打順もイメージできているはず」(前出・同) 覇者・ソフトバンクが躓くとすれば、レギュラー交代とベンチワークが原因となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月03日 15時30分
ソフトB・工藤監督に「采配ミス」反発の声 併殺を招いたバント指示、試合後の“お咎めなし”にも批判
2日に行われたソフトバンク対オリックスの一戦。試合は「3-3」の引き分けとなったが、ソフトバンク・上林誠知が見せたプレーがネット上のファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-3」と両チーム同点で迎えた延長10回表に飛び出たプレー。この回ソフトバンクは先頭の中村晃がヒットで出塁すると、工藤公康監督はすぐさま上林を代走に起用。続けて、後続の松田宣浩にバントを敢行させたが、松田はオリックス・ディクソンが投じた2球目を小フライにしてしまった。 ところが、上林はディクソンが直接捕球するのか、それとも併殺を狙うためわざとワンバウンド捕球するのか判別できなかったためか一塁への帰塁が遅れてしまう。さらに、ここでスライディングせずに立ったまま帰塁した結果アウトとなり、その後のリクエストでも判定は覆らず。これによりソフトバンクは無死一塁から2死走者なしとなり、結局勝ち越し点を奪うことはできなかった。 >>ソフトB・工藤監督に「今シーズン最低の采配」批判噴出 池田氏も苦言「代え時が遅かった」、不可解な継投策に反発相次ぐ<< 今回のプレーを受け、ネット上には「スライディングして帰塁してたら普通にセーフだっただろ」、「代走で出てきて怠慢走塁するなよ、ちゃんと戻ってればまだチャンスあったかもしれないのに」、「明らかに集中力を欠いてる、一度二軍に落とした方がいい」といった上林への批判が噴出している。 一方、「普段あまりバントしない松田にバントさせたのが悪い」、「松田の通算バント数を考えると、工藤監督の采配ミスともいえる」といった工藤監督への反発も複数見受けられた。 「今回の場面は松田のバント失敗が上林の走塁ミスを招いたという場面ですが、松田は昨シーズンまでのプロ14年間のバント数がわずか『40個』、年平均で『2.86個』とあまりバントをしたことがない選手。上林がここまでパ・リーグ10位タイの盗塁数(7個)をマークしていることを含めると、バントよりもエンドランの方が進塁の期待値は高かったのではと思います。そもそも、どうしてもバントを成功させたいなら松田ではなく、プロ16年間で『82個』、年平均で『5.13個』のバントをマークしている控えの明石健志を代打に送った方が良かったのではとも思いますが…」(野球ライター) 試合後、工藤監督が「誰でも失敗はある。それをとがめることはない」と上林、松田の両名をかばったことが伝えられている。ただ、このコメントに対しても「????責しないのはさすがに甘すぎる」といった批判が寄せられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月23日 11時00分
ソフトB・松田「やっぱり俺はプロ野球選手だ」 観客解禁で復調気配、工藤監督も「一番乗ってほしい」と期待
その存在感の大きさを改めて思い知らされた気がした。 今シーズン初めて、プロ野球が有観客で開催された7月10日、PayPayドームは松田宣浩の一振りにより、それまでの空気が一変した。 初回から三者連続を含む4つの三振を奪うなど、絶好の立ち上がりを見せていた楽天のエース則本昂大に対し、2回裏2死後、この試合最初の打席に立った松田は、初球、149kmの外角ストレートを捕らえると、右方向へと上がった打球はそのままライトスタンドに飛び込んだ。 ダイヤモンドを回り、チームメイトの祝福を受けた後、2020年シーズン初めて見せた「熱男」ポーズは、歓声が制限されているスタンドの観客の分まで、力が込められているように見えた。 それまで打率2割を下回るなど、不調のどん底に喘いでいたものの、スタンドのプロ野球ファンの前で放ったこの日の今シーズン初本塁打に加え、翌日にも貴重な同点本塁打を打つなど、夏を迎えるとともに本来のバッティングを取り戻しつつある。 今季ホークスは柳田悠岐の復帰、バレンティンの補強など、3年連続日本一へ向けて攻撃面での強化は万全のはずだった。ただ、グラシアル、デスパイネの両外国人の来日が遅れていることもあり、打線の厚みがもう一つ足りないことに加え、投手陣の失点も目立ち3連敗を2度記録するなど、開幕から投打の歯車も噛み合わない戦いが続いていた。その中で、ムードメーカーでもある松田の存在が、例年以上にクローズアップされていた。 松田の復調がチームへも好影響をもたらしたのは明らかで、首位楽天戦は10日から3連勝で、ようやく借金返済し、続くオリックス戦でも勝利し、今季初の貯金も得た。「一番乗ってほしいのはマッチ」とは工藤公康監督のコメントだ。指揮官の願いの通り、松田の成績とチーム状態が比例して上向きとなっているのが面白い程だ。 11日の今季2号を打った試合後、「やっぱり俺はプロ野球選手だ」と観衆の前でプレーすることへの喜びを語っていたという。松田の存在、そして豪快な一振りはチームを上昇気流に乗せるとともに、プロ野球を観る者に勇気と活力を届ける。果たして、ファンと共に繰り広げる「熱男」パフォーマンスはこの夏、何度、観られるのだろうか。(佐藤文孝)
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