戦争
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社会 2023年02月26日 23時00分
ウクライナの一年、ロシアの戦争犯罪
ロシアがウクライナに侵攻して1年がたった。一方的なロシアによる暴力であり、ウクライナは専守防衛に務めた1年でもあった。それでいて、ウクライナ側の犠牲者は民間人を含めては約12万人、ロシアは20万人である。大変な悲劇だ。2月23日、国連総会は、ロシア軍の即時撤退などを求める決議案を141カ国の賛成多数で採択した。棄権は中国やインドなど32カ国。シリアやベラルーシなど7カ国は反対した。とはいえ、国連総会の決議に法的拘束力はない。つまり国連総会で圧倒的多数がロシアに撤退を求めても、国連憲章や国際法に違反する行為は許されないと叫んでも、国連の無力さを改めて見つめた1年でもあった。1年前、ロシアはウクライナに侵攻し、数日で首都キーウは落ち、ロシア兵たちはウクライナの民衆に大歓迎されると本気で思い込んでいたらしい。破壊されたロシアのトラックなどから、パレード用の礼服が発見されたという。しかしパレードは起きずウクライナの民衆は抵抗した。4月にはウクライナがキーウ奪還。ブチャの虐殺が発覚。このブチャの虐殺発覚あたりから国際社会の流れが変わってきた。ロシア兵による拷問や虐殺が暴かれだしたからだ。これらは明らかな戦争犯罪である。ロシアはこれ以外にも、原発攻撃というジュネーブ条約で禁止されている戦争犯罪も行ってきた。この頃になると、プーチン大統領が掲げていた大義名分、「ウクライナでネオナチによる迫害・虐殺されているロシア系住民を開放する」というものであったが、ロシアびいきの人でさえ、信じる人はいなくなった。それまでは国際社会もどう支援していいか迷っている面もあった。日本など防弾チョッキを支援しようとすると武器輸出じゃないかと騒ぐ政治家もいたくらいだ。実は4月くらいまで国際社会も、「そろそろウクライナは負けるんじゃないか」前提の支援であったのだ。戦力一つとっても、例えばウクライナの戦闘機は69機に対して、ロシアは770機と圧倒的な差があったのだ。しかしロシアの戦争犯罪が明らかになるにつれ、米国を中心にウクライナへの最新の武器や資金の支援も多くなり、ロシア軍はキーウ周辺から撤退する。9月にはロシアはウクライナ東部の4州を独立国として承認した。しかしこの場所はいまでも戦場だ。いまウクライナは2月24日以降にロシアに占領された地域の約54%を奪還した。この1年で30万以上の民間人も含めた犠牲者を出し続けているこの戦争は、まだまだ終わりそうにない。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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ミステリー 2022年12月11日 23時00分
AIは将来的に「核戦争並みの大災害」を引き起こす!?専門家が警告
様々な分野に用いられ、日々進化を続けているAI(人工知能)。現在では家電や自動車などにも取り入れられ、我々の生活の中に浸透しつつある。 そんな人工知能の研究者を対象にした調査で、研究者の実に3分の1以上が「AIが今世紀中に、全面的な核戦争に匹敵するほどの世界的な大災害を引き起こす可能性がある」と懸念している。 >>Google社の「人格を持つ」AI、生きていることを証明するために自ら弁護士を雇う!?<< この調査はニューヨーク大学データサイエンスセンターのジュリアン・マイケル氏が行ったもの。そこではAI関連の専門家の36%が「2030年までにAIが大災害を引き起こす可能性がある」と考えていることが明らかになった。 AIはスマートフォンやAlexaなどのアシスタント、部分的または完全な自動運転を可能としたドローンや自動車など多くのデバイスに組み込まれている。そして何より、現在最先端の軍事システムの多くにもAIが導入されている。 今後は兵器を搭載した無人機がAIで制御され、大規模な編隊を組んだ状態で戦場に投入されるのも時間の問題であり、基地や船を急速に攻撃できるようになるという。 2018年10月、中国の防衛企業Norincoの上級幹部であるZeng Yi氏は講演で「未来の戦場では、人が戦うことはない」と述べ、戦争における致死的な自律型兵器の使用は "必然" であると語っている。 確かにそういった側面はあるかもしれないが、楽観視はできないとする専門家も多い。例えば防衛する人間は早晩AIの猛攻に対抗できなくなる、と米軍の上級専門家が警告している。 米陸軍未来司令部の責任者であるジョン・マリー将軍は「AIを搭載したドローンの群れから防衛する場合、人間が最初の決断を下す必要があるかもしれませんが、人間が自動化した兵器にどれだけついていけるか分かりません」と述べている。 また、AIのシステムに不具合が生じた場合、現状より大きな混乱を招く可能性が高いという。例えば単純な電話連絡でさえ、壊滅的な結果をもたらす可能性があるというのだ。 AIの専門家であるMatthew Kershaw氏はDaily Star紙に対し、「AIが害を及ぼした例はすでにいくつかあり、普及が進むにつれて、問題が起こる可能性は高くなるかもしれません」と語っている。 Kershaw氏はディープフェイク技術を使って簡単な画像やテキストから即席の動画を作成する企業、D-ID社のマーケティング&グロース担当の人物だ。 この技術は主にビジネスリーダーがスタジオなどのセットアップを必要とすることなく、プロ並みのプレゼンテーションを作成するために使用されている。 同時にAIを用いることで「世界中に偽の情報を拡散し、政治的混乱を引き起こすために使用される可能性がある」とKershaw氏は語る。 同様の懸念を表明しているのは彼だけではない。それどころか、実際にAIは情報戦の分野で既に現実を侵食しつつある、と警告する専門家もいる。 専門家のニーナ・シック氏によれば、現代の戦争は「国境を越える軍隊のようなものではなくなりつつある」という。 もちろん、戦車や軍艦、戦闘機が前線に出るのは変わらないが、「AIによってより強力になる」と彼女は語る。さらに、AIは情報戦をさらに高度なものにするだろうと語っている。 「現代の戦争はもはや、情報をコントロールし、世論を一方的に揺さぶるものになっています。ですが、戦争の本質があまりにも急速に変化しているため、誰も追いつけていないだけなのです」 また、こういったAI兵器の脅威は何も、敵対する国家だけがもたらすのではない、と米国防総省の元AI兵器専門家ポール・シャール氏は語る。 何故なら、近い将来は誰でもすぐに「自分のガレージで簡単な自律型兵器」を作ることができるようになるから、というのだ。 「既にその可能性の萌芽は出てきています。AIを搭載した自律型兵器を作るために必要な無料のツールは現在でもすべて、オンラインで見つけることができます」とシャール氏は警告している。 一方で、AIは単なる道具であり、他の道具と同じように、プログラムの仕方によって、良いようにも悪いようにも使えるものだという意見も存在している。単なる筆記用具の鉛筆だって先を尖らせれば武器にもなりうるのだから、結局は使い手次第ということだ。 果たしてAIはどのような進化を遂げていくのか。その結果は我々が思うよりも早く出てくるのではないだろうか。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Top AI experts warn groundbreaking new tech could spark 'nuclear-scale' catastrophe(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/top-ai-experts-warn-groundbreaking-28122607
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社会 2022年06月17日 10時25分
ひろゆき「戦争を起こす権限があるのは政治家」発言に賛否 「国民意思に背くことは出来ない」と指摘も
実業家のひろゆきこと西村博之氏が6月16日のツイッターで、政治家の権限について持論を展開し、賛否両論を集めている。 ひろゆき氏は「『議員になってから勉強します』とか言う人は、落選して欲しい。今やらない人は、ずっとやらない」とツイート。いつものひろゆき節が全開と言えるが、これについて「先生が勉強していない生徒を見捨てるのか」といったリプライが一般ユーザーから届いた。 >>ひろゆき「何もやらない人が政治家になって税金で食ってる」米山隆一議員に指摘し反響<< これに対し、ひろゆき氏は「頭の悪い方は、ご存知ないかもしれませんが、戦争を起こす権限があるのは政治家です。政治家の判断によって国民は死にます」とツイート。 続けて、「政治家は誰かに守られている生徒ではありません。国民の命を守り預かる人達です」とバッサリと断言した。 これには、ネット上で「ほんとうにそう」「当たり前すぎて、それを言わされてるひろゆきさんがかわいそう」「無知な人に自分達の未来を任せる事ほど不安なものはないです」といった共感の声が多く聞かれた。 一方で、「いいえ。政治家は国民に選ばれた国民の代表なので、国民意思に背くことは出来ません」とひろゆき氏の意見への反論の声や、「どちらかと言うと教員が『担当教科は●●です。●●についての知識はありませんが、これから勉強していきます。』と言ってるという方が近い気がします」といった慎重な立場からの意見も聞かれた。 さらに、「だから選挙に行かないといけない。投票しないことは未来の放棄」「そうだ選挙に行こう」といった反応もあり、選挙参加への意欲を見せるネットユーザーも見られた。 ひろゆき氏は、東京都選挙区から立候補を表明している乙武洋匡氏の政策発表イベントへのゲスト出席が予定されている。参議院議員選挙の公示を前にしての政治がらみのツイートだけに、より注目を集めた形となったと言えるだろう。記事内の引用についてひろゆき氏のツイッターより https://twitter.com/hirox246
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芸能ニュース 2020年08月06日 16時50分
“75年前のSNS”に涙、平和を見直すいい機会に 原爆の日、「#ひろしまタイムライン」がトレンド入り
「原爆の日」である8月6日に「ひろしまタイムライン」がツイッター上でトレンド入りし、多くの人が関心を寄せている。 NHK広島放送局が行っている企画「ひろしまタイムライン」。戦時中に広島に住んでいた実在の人物が残した日記につづられた日常を現代風にアレンジし、「もし75年前にSNSがあったら?」という仮定で実際の日付に合わせてツイッターに投稿していくというもので、中学1年生の「シュン」、妊娠中の主婦の「やすこ」、新聞記者の「一郎」の3人のツイッターが展開されている。 >>コロナ差別に「知識がないから差別が生まれる」加藤浩次の発言が称賛 「本質をついた言葉」の声<< 戦時中のリアルな日常をつづり話題になっていたアカウントだが、原爆が投下された日を迎え、ますます注目が集まり、「もし75年前にSNSがあったら」という関連ワードもトレンド入り。広島に原爆が投下された1945年8月6日朝、シュンは疎開先から広島に帰省するために汽車に乗り、やすこは空襲警報解除に一息つき、一郎は当直明けで自宅に戻ったことをそれぞれツイートで報告しているが、ツイッターユーザーからはそれぞれのツイートに「お願いだから汽車に乗らないで」「自宅から今すぐ逃げて」「どうか無事でいてほしい」「涙が止まりません」と悲痛な声を寄せている。 原爆が投下された午前8時15分過ぎからは市内の悲惨な状況や被爆者の生々しい描写がつづられているが、ネットからはこの試みに対し、「私たちの『逃げて』の声は届かないけど、同時に過去からの届かない声もあるんだろうしそういう声に耳を傾けたい」「新しい歴史の伝え方として、こういう企画はもっと増えてほしい」「胸が痛いけどこれが現実だったんだと考えるとちゃんと見なければと思う」といった反響が集まっている。 この取り組みは同日放送の『あさイチ』(NHK総合)でも取り上げられ、ゲストとして出演した女優の常盤貴子は「SNSは悪いことを言われることが多いんですが、今を感じられるものを使うことによって多くの人たちが忘れ去られようとしている、その思いをちゃんと引き戻すことができるというすばらしいものでもあると改めて思います」とコメント。「ひとごとではなく自分のこととして感じられる素晴らしいことだと思います」と話していた。 戦争を体験していない世代が、戦争や原爆の恐ろしさを追体験できる企画として、これからも続けてほしいという声も多く寄せられていた。 この大反響を受け、企画をしたNHK広島放送局に話を聞いたところ、同局の上松圭チーフプロデューサーは「原爆のこと自体は、学校で習って多くの人が知っていると思います。でも、そこに一人ひとりの人間がいたリアリティを、多くの人が共時性をもって体感してくださいました。SNSでのその広がりは、私たちが思った以上で驚いています。8月7日以降も続く3人の日々、そして社会の変化を引き続き体感していただければ幸いです」と、コメントを寄せた。 同局広報によると、「ひろしまタイムライン」企画は、1年前の20代女性ディレクタ―の発案から始まったという。局内でも、若い世代に戦争をどうやって伝えていくかが課題となっていたところ、SNSを使った企画が提案された。それを元に、当時の広島市民のリアルな日記を探し、毎日SNSに投稿するという企画となったという。 Twitterに投稿している11人のメンバーは、現役高校生が5人、元TBSの久保田智子アナウンサー、地元タウン誌のライターなど年齢、立場も様々。日記が取り上げられた「シュン」「やすこ」「一郎」と立場の近いメンバーが集められた。「シュン」のモデルになっている方は88歳でご存命とのことで、シュンを担当している高校生5人は実際にお話をうかがい、ツイートに生かしたそうだ。 75年前の日記を毎日ツイートしていく上で、今存在しないものを伝える苦労などがあるというが、思わぬ偶然もあった。コロナ禍で問題となっている「自粛警察」が戦時中にも存在したこと、学生は空襲で授業が中止になっていたこと、大きな不安の中で暮らしていること。この偶然の重なりが、今回のSNSでの反響につながったのではないかと、担当者は話した。 原爆の日に注目された「ひろしまタイムライン」だが、今後も1945年と同じ月日で年末まで投稿されていく予定だという。原爆投下以降、そして戦後の日々がリアルなツイートで綴られていくので、それまでの日々の投稿と合わせて体感し、平和について改めて考えてみたい。シュン@ひろしまタイムラインの公式Twitterhttps://twitter.com/nhk_1945shunやすこ@ひろしまタイムラインの公式Twitterhttps://twitter.com/nhk_1945yasuko一郎@ひろしまタイムラインの公式Twitterhttps://twitter.com/nhk_1945ichiro
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