工藤公康
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スポーツ 2020年09月25日 17時00分
ソフトB・工藤監督、欲をかいて裏目に?「素直にバントさせとけよ」「必ずしも間違いでは無い」強攻策に賛否
24日に行われたソフトバンク対オリックスの一戦。試合は「3-3」で引き分けとなったが、同戦でソフトバンク・工藤公康監督が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-3」の同点で迎えた9回裏1死一塁での采配。打者・周東佑京、一塁走者・牧原大成というこの場面で、工藤監督は周東に最初は送りバントを指示。だが、カウント「2-1」となった後の4球目に、突如作戦を切り替えバスターエンドランを敢行させた。 しかし、周東が放った打球は二塁正面へのゴロとなり併殺を取られる最悪の結果に。強攻策が裏目に出てサヨナラ機を作れなかったソフトバンクは、その後延長10回裏も無得点に終わり試合は引き分けとなった。 >>ソフトB・工藤監督の発言に大ブーイング 対ロッテの苦戦を反省も、「遅すぎるだろ」ファンから批判噴出<< 工藤監督の采配を受け、ネット上には「素直にバントさせとけよ、その方が絶対進塁のチャンスは高かっただろ」、「相手投手は球荒れてたから無理に動かず待球作戦の方が良かった」、「1点取ればサヨナラの場面なのになぜ欲をかいたのか」といった批判や不満が噴出している。 一方、「周東はバントあまり決めてないから、バスターエンドランは必ずしも間違いではないのでは」、「打球が飛んだ方向が悪かっただけで、采配としてはそこまで責められるようなものではない」といった擁護のコメントも複数見受けられた。 「今回の場面は周東の後続が得点圏打率『.333』の栗原陵矢だったため、チームとしては是が非でも走者を二塁に進めたい場面。しかし、周東は今シーズン出場67試合で6個しかバントを決めておらず、今回の打席でも3球目のストライクを転がしきれていなかったため、バント失敗で走者を進められないリスクも少なくはありませんでした。このような点を踏まえ工藤監督はバスターエンドランを選択したものと思われますが、この作戦は成功すれば一、三塁の大チャンスとなり、失敗でも牧原が二塁へ進塁する可能性は大。また、もし牧原が二塁でアウトとなっても、一塁に残る周東の二盗でカバーする方法もありました。今回は打球方向が悪かったため併殺となりましたが、そこまで筋が通っていない作戦ではないと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後、工藤監督は「しっかり切り替えないといけない」と勝ちきれなかったことを反省したことが伝えられている。同日に2位ロッテが敗れゲーム差が広がったことがせめてもの救いなのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月21日 22時30分
日本ハム投手が“冤罪”で危険球退場に! 本人は認めず猛バッシング、今も語り継がれる“世紀の大誤審”
9日に横浜スタジアムで行われたDeNA対阪神の一戦。試合は「6-1」でDeNAが勝利したが、同戦で球審を務めた柳田昌夫審判の判定が物議を醸す場面があった。 問題となったのは、「2-1」とDeNA1点リードで迎えた5回裏無死二塁での判定。この場面でDeNAは神里和毅がバントヒットを決め無死一、三塁とチャンスを広げたが、阪神・矢野燿大監督は神里の左足がバッターボックスから完全に出ていたのではないかと抗議。ルールでは足が完全に出ていた場合反則打球で打者はアウトとなるが、柳田審判は出ていないと判定し矢野監督の抗議を退けた。 >>DeNA、ついに虎アレルギー払拭? 7年連続負け越し中の天敵に“打ち勝つ野球”で今年こそリベンジを<< 神里の左足がホームベース後方まで出ていたため、ファンの間でも「完全に出てるだろこれ」、「白線にぎりぎりかかとが乗ってたんじゃないの?」と議論を呼んだ柳田審判の判定。一部では「柳田って昔日シリでも誤審してたよな」、「日シリでの誤審があるからどうも信用ならん」といったコメントも見られた。 元々ヤクルト(1985-1993)、近鉄(1994-1996)でプレーしたプロ野球選手で、引退翌年の1997年から審判に転身している柳田審判。今年6月25日のヤクルト対阪神戦で審判として通算2000試合出場を達成したベテランの審判だが、過去に疑惑の判定で球界に波紋を広げたことがある。 2012年11月1日、札幌ドームで行われた日本シリーズ第5戦・巨人対日本ハム戦。前月27日に開幕したシリーズは、第4戦までを終え巨人、日本ハム共に2勝。同戦は勝った方が日本一に王手をかけるという重要な一戦だった。 問題の判定が生まれたのは、「5-2」と巨人3点リードで迎えた4回表無死一塁の場面。送りバントの構えをとる巨人・加藤健に対し、日本ハム2番手・多田野数人が投じた初球は顔面付近に。加藤は体をのけぞらせて回避したように見えたが、頭部を押さえその場にうずくまった。 テレビ中継で直後に流されたスロー映像では加藤の頭部に球は当たっていなかったため、解説の古田敦也氏は「(引いた)自分のバットが頭に当たった(のではないか)」と推測。ところが、球審の柳田審判はこの投球を死球と判定し、さらに多田野に危険球退場を宣告した。 予想外の判定を受け、日本ハム・栗山英樹監督は直ちに柳田球審の元へ近寄り抗議。栗山監督が詰め寄る間、古田氏が「これは間違い」、もう1人の解説者であった工藤公康氏(現ソフトバンク監督)も「当たってないから危険球ではない」とそれぞれ疑問を呈したが判定は覆らず。試合は無死一、二塁で再開されたが、古田氏は「当たってないから誤審ですね。はっきり言って」と最後まで納得いかない様子だった。 その後試合は「10-2」で巨人が勝利したが、試合後の話題は柳田審判の判定に集中。ただ、本人は「難しい判断ですが、自分の判断を尊重します」と誤審を認めず、加藤も「必死にプレーした。何が起こったのかなという感じ」と当たったかどうか明言しなかったため、ファンの間からは「明らかな誤審なのになんで認めないんだ」、「当たってないから明言できないんだろ、根性が腐ってる」と両者への批判が噴出した。 結局その後も判定は変更されないまま日本シリーズは巨人が制したが、2016年限りで引退した加藤は引退後に多田野の球は頭部に当たっていなかったことを明かしている。加藤によると、実際は引いたバットが頭に当たっていたとのことだが、「目もつぶっていたので、それが頭にボールが当たったのかとあの瞬間は思った」という。 投球直後は気が動転していたため死球と思い込んでいたが、ベンチに戻って映像を確認すると当たっていなかったという加藤。ただ、当時は自分の発言でチームに迷惑がかかるのではとの思いもあり、詳細を言い出すことができなかったという。 現在でも“世紀の大誤審”の1つとして数えられることも少なくない加藤への死球。今回のプレーは加藤の死球のような明確な誤審ではないが、当時物議を醸した柳田審判が球審としてジャッジしたということで、おとがめなしの判定にモヤモヤを抱えたファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月20日 11時00分
阪神・藤浪、監督激怒で前代未聞の罰!「故障したら責任取れるのか」賛否を呼んだ“161球続投”
15日に札幌ドームで行われたソフトバンク対日本ハムの一戦。試合は「3-2」で日本ハムが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンク先発・千賀滉大の“148球完投”だった。 同戦の千賀は2回裏に日本ハム・西川遥輝に2点二塁打を浴び先制を許すも、3回以降は立ち直り7回まで無失点。千賀は7回終了時点で球数が116球に達していたため降板も予想されたが、工藤公康監督は続投を決断。千賀は8回に再び西川にタイムリーを浴びたがそれでもマウンドを降りず最後まで投げ、「8回148球3失点・被安打9・6四球」で完投負けとなった。 自己最多の球数を投げた千賀と続投させた工藤監督に対し、ネット上には「負けはしたが気迫を感じた」、「無理に引っ張る必要はなかった」と賛否の声が多数寄せられた。一部では「数年前の藤浪みたいだな」、「藤浪は確かもっと球数投げてたな」といったコメントも見られた。 名前が挙がっている藤浪晋太郎は、阪神(2013-)でプレーする26歳の先発右腕。今シーズンは「1勝5敗・防御率5.87」と振るわず14日に一軍登録を抹消されているが、過去に今回の千賀を上回る球数を投げた経験がある。 >>阪神・矢野監督、藤浪二軍降格は覚悟の表れ? 負ければ“終戦”の対巨人戦、秘策は他にも「出塁率の高さに着目した」<< 2016年7月8日、甲子園で行われた阪神対広島の一戦。当時プロ4年目・22歳の藤浪は、ここまで4戦連続白星なしで勝敗も「4勝4敗」と不調。久しぶりの白星を目指した同戦も初回の3失点を皮切りに、7回表までで5点を失うなど今一つだった。 「2-5」と阪神3点ビハインドの7回裏2死、その藤浪にこの日3度目の打席が回ってくる。逆転を狙うならば藤浪を下げ代打を送り、8回以降はリリーフに継投というのがセオリー。ところが、当時の金本知憲監督は藤浪に代打を送らず、8回もそのまま続投させる選択をした。 7回表終了時点で既に131球を投じていた藤浪は8回、2四死球に自身初のボークも絡み2死満塁のピンチを招くと、広島・岩本貴裕に走者一掃の三塁打を浴び3失点。後続の田中広輔を抑えたところでようやく降板となったが、「8回161球8失点(自責点6)・被安打7・6四死球」という散々な内容。チームが「2-8」で敗れたため5敗目を喫する結果となった。 失点、球数共にかさんでいた藤浪を金本監督はなぜ8回も続投させたのか、その理由は試合後の報道により判明する。報道によると、同戦の藤浪はシーズン8度目となる初回失点を喫したが、この投球に金本監督は「去年14勝した投手のやることではない」と激怒。そのため、“懲罰”の意味も込めて藤浪をいけるところまで投げさせることを決断したという。 当初は「10点取られても投げさせるつもりだった」という金本監督は、「予定では10勝に行っていてもおかしくない投手。普通にやっておけば」と藤浪を叱咤激励。藤浪も「自分自身に腹が立つし情けない。そういう気持ちしかない」と自身の投球を反省していた。 藤浪への期待の裏返しが理由だった金本監督の“懲罰続投”だが、当時のネット上は「今日の悔しさをバネに一皮むけてくれるはず」、「ただのパワハラじゃないか、どこか故障でもしたら責任取れるのか」と賛否両論。また、同年以降の藤浪は制球難などもあり現在に至るまで低迷が続いているが、低迷の原因の一つとして同戦を挙げる声も少なくない。 今回の千賀は自分から続投を志願し、工藤監督も「お前が白黒つけてこい」と了承したことが伝えられている。4年前の藤浪とは事情が異なるが、球数がかさんだこともあり思い出したファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月14日 17時00分
ソフトB・工藤監督の采配に大ブーイング 裏目に出た強攻策に「スクイズするべきだった」ファンから批判噴出
13日に行われたソフトバンク対西武の一戦。試合は「1-0」で西武が勝利したが、同戦でのソフトバンク・工藤公康監督の采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-1」とソフトバンク1点ビハインドで迎えた9回裏の采配。この回ソフトバンクは一死二、三塁のチャンスを作ると、工藤監督はここで代打に川島慶三を起用。一打出ればサヨナラのチャンスだったが、ここまで5イニングで得点圏のチャンスをフイにしていることを考えるとスクイズも十分に考えられる場面だった。 ただ、工藤監督は特にスクイズなどの策を取ることはなく、結果川島は空振り三振。後続もランナーを返すことができず無得点に終わり、結局「0-1」で完封負けを喫する形になった。 >>「何でコールドにしなかった」ファン激怒 “雨天強行”のソフトB対楽天戦、選手のコンディションに心配の声<< 工藤監督の采配を受け、ネット上には「得点圏打率1割の川島に何で打たせたんだ」、「ここまで点取れてないんだからスクイズするべきだった」、「三塁ランナーは足速い周東(佑京/17盗塁)だからスクイズする価値は十分あったと思うんだが…」といった反応が多数寄せられている。 一方、「川島の犠打数考えたら別に間違ってないだろ」、「スクイズと比べたら打たせる方がまだマシだったと思う」といった批判に対する苦言や反論も複数見受けられた。 「これまで日本ハム(2006-2007)、ヤクルト(2008-2014)、ソフトバンク(2014-)でプレーしている36歳の川島は、今シーズン打率は『.250』と2割中盤ですが得点圏打率は『.120』と1割台前半に低迷。そのため、普通に打たせるよりスクイズの方が得点の期待値が高かったと考えているファンは少なくないようです。ただ、川島は今シーズンを含めプロ15年間で通算75犠打、2014年7月のソフトバンク移籍以降は18犠打しか記録していない選手。もし仮にスクイズを仕掛けていたとしても、成功する可能性は決して高くはなかったとも思うのですが…」(野球ライター) 試合後、工藤監督は「このようなギリギリの戦いが、チームにとって血となり肉となる」と前向きにコメントしたことが伝えられている。敗戦により2位ロッテとは1ゲーム差となったが、今回の采配を今後につなげることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月11日 17時00分
「何でコールドにしなかった」ファン激怒 “雨天強行”のソフトB対楽天戦、選手のコンディションに心配の声
10日に行われたソフトバンク対楽天の一戦。試合は「9-2」でソフトバンクが勝利したが、試合結果以上に話題となったが2度の雨天中断だった。 ソフトバンクは東浜巨、楽天は松井裕樹が先発して始まった同戦は、「0-0」と両チーム無得点の1回裏2死一、二塁の場面で雨により午後6時28分から37分間中断。東浜は集中力を切らさず再開後、ピンチを無失点で切り抜けたが、2回以降も雨は継続して降り続けた。 その後「3-2」とソフトバンク1点リードして迎えた7回裏。この回楽天はソフトバンク3番手・モイネロから1死一、二塁のチャンスを作るが、この午後9時54分の場面で試合は2度目の雨天中断に。中断直後の雨脚は雨天コールドとなっても不思議ではないほどの強さだったが、その後弱まったためグラウンド整備を経て、55分後の午後10時49分に再開された。 再開後、ソフトバンクはモイネロに代えマウンドに上がった松本裕樹が併殺でピンチを切り抜けると、8回に1点、9回に5点を記録し楽天を突き放す。一方、楽天はどちらの回も無得点に終わり、試合は開始から5時間38分後の午後11時38分にようやく終了した。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 2度の中断により日付が変わる直前まで行われた同戦だが、ネット上には「ソフトバンクは明日ホームなのに何でコールドにしなかったんだ」、「行きも帰りもバタバタ移動になったから選手のコンディションが心配」、「再開してボロ負けするくらいなら7回コールドで良かった」、「再開後に出た中継ぎ全員失点したからコールド負けよりダメージが大きい」と、試合進行を管轄する審判団への苦言や反発が多数寄せられている。 「ソフトバンクは11日から本拠地福岡で対西武3連戦が控えていますが、同戦の試合時間が長引いたことにより当日移動からそのまま試合に臨まなくてはならないことに。ソフトバンクは仙台入りする際も台風10号の影響で、空路移動の予定を1日前倒しして新幹線での移動をしいられているため、試合強行が選手の体調や疲労度に悪影響を及ぼすのではと不満を抱えているソフトバンクファンは多いようです。一方、楽天は11日から13日まで引き続きホームで対日本ハム3連戦のため移動はありませんが、7回の再開後に登板した牧田和久(1失点)、安樂智大(4失点)、池田駿(1失点)が全員失点を喫するなど中継ぎ陣を消耗。そのため、『これなら雨天コールド負けの方がマシだった』と試合続行を悔やむ楽天ファンも少なくありません」(野球ライター) 今回審判団が雨天コールドとしなかったことについて、球場周辺の雨雲レーダーを参照して続行すると判断したのではとの声も多い。実際、7回の中断以降の雨雲レーダーでは雨脚が23時前までに収まるとの予報があったが、試合続行の判断に関し、審判団からの説明はないようだ。 試合後、ソフトバンク・工藤公康監督は「(気持ちが)切れてしまいそうな雨だった」、楽天・三木肇監督も「いろんなことがあった」とどちらもお疲れムード。現在ソフトバンクは首位、楽天は3位につけているが、同戦は今後の優勝争いを左右する一戦となるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月07日 19時30分
ソフトB・工藤監督の発言に大ブーイング 対ロッテの苦戦を反省も、「遅すぎるだろ」ファンから批判噴出
6日に行われたソフトバンク対ロッテの一戦。試合は「4-2」でロッテが勝利したが、ソフトバンク・工藤公康監督の試合後のコメントがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>ソフトB・工藤監督に「采配ミス」反発の声 併殺を招いたバント指示、試合後の“お咎めなし”にも批判<< 首位ソフトバンクは4~6日にかけて2位ロッテと首位攻防3連戦を行ったが、結果は「3-4」、「4-5」、「2-4」と3連敗。これで今シーズンのロッテ戦は「3勝8敗1分」の借金5となり、ゲーム差も戦前の「3.5」から「0.5」まで詰め寄られた。 痛恨の3連敗となった6日の試合後、工藤監督は報道陣に対し「負けているという現実を受け止めて、しっかり対処しなきゃいけない」、「何か策を考えて当たっていかないといけない」とコメント。大きく負け越しているロッテ相手の戦略を見直す旨を口にしている。 工藤監督の発言を受け、ネット上には「いつまでもロッテにやられっぱなしじゃ優勝は無理、やるなら徹底的にやってほしい」、「ここまでは力負けではなく自滅してる印象が強い、ちゃんと対策して臆せずに戦えば十分勝てるはず」といった反応が多数寄せられている。 一方、「昨シーズンからカモにされてるのに遅すぎるだろ」、「今更感が半端ない、呆れてものも言えない」、「昨年も今年も課題は投手、いくらでも対策を練る時間はあったのでは?」といった批判や反発も複数見受けられた。 「ソフトバンクは昨シーズンもロッテに『8勝17敗』と大きく負け越し、その影響で西武と2ゲーム差でリーグ優勝を逃すことに。対戦チームの中で最も多く四死球(131)を与えている点が、苦戦の主要因との指摘は数多くありました。しかし、今シーズンもここまでロッテ相手に対戦チーム中で最も多い『82四死球』を与えるなどその傾向は変わらず、昨シーズンと同じようにカモにされています。もちろん、工藤監督の“対処”にはこの点も含まれているとは思いますが、シーズンも後半戦に入った段階で動き出しても手遅れなのではないかと不満を抱いているファンも少なくないようですね」(野球ライター) 今シーズン、ロッテとはまだ12戦を残しているソフトバンク。ここまでの苦戦ぶりを踏まえどこまで対策を練り上げられるかがこの12戦の勝敗、ひいては優勝の行方を左右することになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月03日 15時30分
ソフトB・工藤監督に「采配ミス」反発の声 併殺を招いたバント指示、試合後の“お咎めなし”にも批判
2日に行われたソフトバンク対オリックスの一戦。試合は「3-3」の引き分けとなったが、ソフトバンク・上林誠知が見せたプレーがネット上のファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-3」と両チーム同点で迎えた延長10回表に飛び出たプレー。この回ソフトバンクは先頭の中村晃がヒットで出塁すると、工藤公康監督はすぐさま上林を代走に起用。続けて、後続の松田宣浩にバントを敢行させたが、松田はオリックス・ディクソンが投じた2球目を小フライにしてしまった。 ところが、上林はディクソンが直接捕球するのか、それとも併殺を狙うためわざとワンバウンド捕球するのか判別できなかったためか一塁への帰塁が遅れてしまう。さらに、ここでスライディングせずに立ったまま帰塁した結果アウトとなり、その後のリクエストでも判定は覆らず。これによりソフトバンクは無死一塁から2死走者なしとなり、結局勝ち越し点を奪うことはできなかった。 >>ソフトB・工藤監督に「今シーズン最低の采配」批判噴出 池田氏も苦言「代え時が遅かった」、不可解な継投策に反発相次ぐ<< 今回のプレーを受け、ネット上には「スライディングして帰塁してたら普通にセーフだっただろ」、「代走で出てきて怠慢走塁するなよ、ちゃんと戻ってればまだチャンスあったかもしれないのに」、「明らかに集中力を欠いてる、一度二軍に落とした方がいい」といった上林への批判が噴出している。 一方、「普段あまりバントしない松田にバントさせたのが悪い」、「松田の通算バント数を考えると、工藤監督の采配ミスともいえる」といった工藤監督への反発も複数見受けられた。 「今回の場面は松田のバント失敗が上林の走塁ミスを招いたという場面ですが、松田は昨シーズンまでのプロ14年間のバント数がわずか『40個』、年平均で『2.86個』とあまりバントをしたことがない選手。上林がここまでパ・リーグ10位タイの盗塁数(7個)をマークしていることを含めると、バントよりもエンドランの方が進塁の期待値は高かったのではと思います。そもそも、どうしてもバントを成功させたいなら松田ではなく、プロ16年間で『82個』、年平均で『5.13個』のバントをマークしている控えの明石健志を代打に送った方が良かったのではとも思いますが…」(野球ライター) 試合後、工藤監督が「誰でも失敗はある。それをとがめることはない」と上林、松田の両名をかばったことが伝えられている。ただ、このコメントに対しても「????責しないのはさすがに甘すぎる」といった批判が寄せられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月21日 19時30分
ソフトB・工藤監督に「今シーズン最低の采配」批判噴出 池田氏も苦言「代え時が遅かった」、不可解な継投策に反発相次ぐ
20日に行われたソフトバンク対ロッテの一戦。試合は「5-4」でロッテが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンク・工藤公康監督の継投策だった。 問題となったのは、「4-2」とソフトバンク2点リードで迎えた延長10回裏。同点の8回はモイネロ、9回は森唯斗と勝ちパターンの投手で乗り切った末10回表に勝ち越したソフトバンクだが、工藤監督はここで右腕の泉圭輔を5番手として起用。しかし、泉は2死一塁から左打者のマーティンに2ランを浴び同点に追いつかれてしまった。 これを受けた工藤監督は泉に代え左腕・嘉弥真新也を送り込んだが、嘉弥真は後続の安田尚憲にヒットを打たれてしまう。すると今度は嘉弥真に代え椎野新を投入するも、椎野も井上晴哉に四球を与え2死一、二塁に。最後は佐藤都志也への四球が暴投となる間に、代走で出場していた二塁ランナー・鳥谷敬がホームインし逆転サヨナラ負けとなってしまった。 >>ソフトB・今宮に「怠慢プレーだ」批判の声 笘篠氏も苦言「最初のリードも狭い」、試合を分けた“ホームイン自重”<< 同日に放送された『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、出演した元阪神・池田親興氏や元横浜・高木豊氏ら球界OBが工藤監督の継投策にコメントしている。番組内で池田氏は「(被弾の場面は)ランナーが一塁でもう1人のアウトで終わりという状況だが、(打席には)ホームランのある打者。(ここで)嘉弥真を置いて(いれば良かった)」、「その後に投げさせてるわけだから(使えたはず)。ちょっと代え時が遅かった」と、嘉弥真を出すタイミングが遅かったと苦言。高木氏も「(試合を見ていて)『あれっ?嘉弥真に代えなくていいの?』って(思った)」と、マーティンを迎えた場面で嘉弥真を投入しなかった点に疑問を呈した。 完全に裏目に出た工藤監督の継投策については、ネット上にも「2点もリードしてたのに意味不明な継投でサヨナラ負け、間違いなく今シーズン最低の試合」、「左が続く打順だったのになぜ嘉弥真を使わなかったのか」、「嘉弥真を使いたくなかったなら、せめて同じ左の川原(弘之)を起用するべきだったのでは」といった批判が噴出している。 「10回裏のロッテ打線は先頭の福田秀平から順に左、左(代打)、右、左という打順だったため、打者の巡り合わせを考えると左投手を起用するのがセオリー。しかし、ブルペンには嘉弥真、川原とまだ左投手が2名残っていたにもかかわらず、工藤監督は右の泉を起用。その結果、泉は連続四球でピンチを招き、併殺で難を逃れたと思った直後にマーティンに被弾しました。試合後の報道で工藤監督は『ストレートと縦の変化球が投げられればそう打たれるものではないと思っていた』と泉を起用した理由を語っていますが、泉の状態を正確に把握していたのか疑問が残るところです。試合前時点の防御率で見ても泉は『1.62』、嘉弥真は『2.03』、そして川原は『1.42』と大差があるわけではなかったのですが…」(野球ライター) 工藤監督は試合後に「僕もまったく読めない展開だった」と弁明したことが伝えられているが、この発言にも「読めなくなったのは自分のせいだろ」、「他人事のようなコメントでさらにイライラする」といった批判が寄せられている。同戦の敗戦でソフトバンクはロッテに同率首位に並ばれたが、この調子なら21日の試合での首位陥落は避けられなさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月20日 11時50分
ロッテ・和田、覚醒は福浦コーチのおかげ? セオリーを無視した独自の指導、工藤監督も積極プレーに脱帽
3試合連続でスタメン出場を果たした千葉ロッテ・和田康士朗外野手が、また「足」で見せてくれた。 プロ初スタメンを果たした日本ハム戦では、いきなりヒットを放つと、第2、3打席でも快音を連発。いずれも二盗を決めている。「50m5秒8」のスピードは支配下登録を勝ち取った今年6月の会見でも伝えられていたが、和田の足が8月19日の福岡ソフトバンクでさらに強烈なインパクトを見せてくれた。 >>ロッテ・田村、お立ち台での発言に「余計なこと言い過ぎ」 ファンが危惧する不吉なジンクス、歴史的連敗に繋がったケースも<< 初回、和田が四球で出塁した。2番・中村奨の4球目、ヒットエンドランが決まり、和田は一気に本塁まで帰って来た。打球はセンターのやや右、通常、この個所に転がった打球で一塁から本塁へ突っ込んで来ない。ソフトバンクの中継プレーにミスはなかった。 試合後、ソフトバンク・工藤公康監督もこう評していた。 「本塁には行かれないという考えが(守っていた野手たちに)あったのかもしれない。走者は先を狙っているという意識を…」 この和田の走塁に、今年のロッテの怖さ、強さも秘められていた。2点ビハインドとは言え、リスクを犯して本塁まで行かず、無死一、三塁の場面で3番バッターに繋ぐ“手堅い選択”もあったはず。いや、次打者がクリーンアップなので、大半の選手は三塁で止まっただろう。しかし、「ほんのちょっとでも可能性があれば行く」という、積極的な攻撃がチームの好調さにつながっている。 この和田の経歴も興味深い。今さらだが、彼は高校野球を経験していない。中学、高校では陸上部に所属していたが、高校在学中、元球友が活躍するのをテレビで見て、「自分も!」と決心したそうだ。その後、独立リーグ・富山を経て、千葉ロッテに育成枠で指名され、3年目の今年に支配下を勝ち取った。 「和田のスピードからして、1番に固定したい選手ですが、従来の1番タイプのバッターとは異なります。ゴロやライナー性の打球を広角に打って出塁を狙うのではなく、フルスイングしてきます」(プロ野球解説者) その打撃力が昨季途中から急激に良くなったという。 「福浦和也二軍ヘッド兼打撃コーチの指導の賜物です」(関係者) 一般論として、スピードプレーヤーの教育を任された場合、フルスイングを止めさせ、出塁率を高めるコンパクトスイングに改造するが、福浦コーチは違った。フルスイングも和田の長所と捉え、「打ちに行く時、猫背になっているから直せ」とだけ指示したという。この背筋を伸ばす微調整がハマッて、打撃力がアップしたそうだ。 「福浦コーチは現役時代、打撃不振に何度も陥り、何度もフォームを改造しています。成功したものもあればそうでなかったものもあり、それでも、歴代コーチの指導、助言を素直に受け入れたことで奥の深い打撃論が構築されました。選手ごとにその特徴に合わせた指導をしています」(前出・同) チーム盗塁数「46」は12球団トップ。盗塁のリーグトップは和田の「14」だから、彼の台頭と同時にチームの機動力も高まったと解釈できる(同時点)。フルスイングで、足も速いタイプと言えば、トリプルスリー(打率3割、本塁打30本、盗塁30)のソフトバンク柳田が重なってくるが、「ロッテ一筋の苦労人コーチ」に巡り逢えたことも大きいようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月10日 11時45分
ソフトB、早期の復調は絶望的? 頼みの“切り札”にアクシデント、工藤監督の苦悩はますます深まるか
福岡ソフトバンクホークスが下位に低迷している。首位楽天との一戦に敗れて、早くも今季10敗目を喫した(7月9日)。各メディアが伝えている通り、開幕18試合目での10敗到達は、工藤公康監督にとって、指揮官に就任して以来「最速」となる。 >>ソフトB・工藤監督に「もう辞任しろ」ファン激怒 3連敗を招いた継投ミス、本人も「僕自身も見直して」と反省?<< 「打線の中核を担うデスパイネとグラシアルが新型コロナウイルスの影響もあって、来日できてません。打線が日替わり状態なのに加え、故障者が続出しています。選手層の厚いチームなので、『影響ナシ』というのが開幕前の大方の予想でした」(プロ野球解説者) 投打ともに“代役選手”を頼みにするようでは、厳しいと言わざるを得ない。10敗目を喫した首位・東北楽天との一戦だが、投手陣は4投手を投入して、計9失点。前日の同カードでも12失点と炎上している。工藤監督は「結果を受け止めないといけない」と、ひと言。冷静な口調でいられたのは、“切り札”が残っているからだろう。 「工藤監督は、故障で出遅れたエース千賀滉大と、再調整となったベテランの内川聖一の状態を気にしています」(球界関係者) 千賀は7日に初勝利を挙げ、内川は目下二軍調整中だ。エースの本格稼働となればもちろんだが、経験豊富なベテランが復帰するだけでチームの雰囲気は好転する。工藤監督が投打のキーマンの状態を気にかけるのは当然だが、こんなことがあった。 阪神対巨人戦、今春のセンバツ大会出場校による「甲子園交流戦」(8月10日~)の組み合わせ抽選会の取材で関西入りしていた7月8日だった。同日、日中に行われていた阪神とソフトバンクの二軍戦で、「内川が一打席も立たないで途中交代した」という一報が飛び込んできた。一塁の守備についていた内川が初回の守備で打球処理を誤り、右手親指に直撃させてしまったという。 「トレーナーに右手を支えてもらいながらベンチに下がっていきました。球団が診断結果を詳しく伝えていないので、それ以上は分かりませんが」(同時点/関係者) 5日の広島二軍との試合では快音を連発させ、格の違いを見せつけていたという。工藤監督も期待していたはずだが、内川の合流は遅れそうだ。 一方の千賀だが、昇格が前倒しになった。6月20日、オリックス二軍との一戦に先発し、こちらもやはり「格の違い」を見せつけていた。 「初回、先頭打者に投じた初球でした。いきなり、157キロを計測しました。オリックスベンチから出た、『すげえ~』の声が内野フィールドまで聞こえて(笑)」(チーム関係者) 千賀は失点もしているが、同関係者によれば、現在、習得中のシンカー系の変化球をテストしていたためだという。 「もう一度、二軍でテスト登板させ、問題がなければ一軍というスケジュールがこの時点で確認されました」(前出・同) 先発の一角であるムーア、一時は代役4番を務めた長谷川も故障し、頼みのバンデンハークも本調子ではない。千賀の一軍昇格について前倒しの話が出たのも致し方ないところだが、「それが故障の再発に」なんて事態になったら、取り返しがつかない。 精神的支柱がいなければ、選手層の厚さもストロングポイントにはならない…。工藤監督はチームスポーツの難しさを痛感しているのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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