丸佳浩
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スポーツ 2021年08月06日 11時30分
巨人・原監督がセンター・丸の定位置を剥奪? 無名助っ人獲得が急浮上、MLBを唸らせた守備力に期待か
「新外国人選手を獲る」ということで間違いなさそうだ。ハマれば、センター・丸佳浩外野手をコンバートすることになるだろう。 去る8月5日午後、巨人がシンシナティ・レッズ傘下のルイビル・バッツ所属のスコット・ハインマン外野手(右投右打)を獲得するとの一報が流れた。しかし、ライバル球団関係者やメディア陣の第一声は「まさか?」だった。 >>巨人・原監督が選手に「二流のピッチャー」発言でファン激怒 試合後の酷評が物議、「ホークス相手に投げさせる方も悪い」と指摘も<< 「巨人が補強を諦めていないとの情報は聞いていました。外国人選手と新たに契約する場合、新型コロナウイルスの関係で就労ビザの手続きができるのかどうか不透明な部分もあり、『補強するとしたら国内トレード』と予想されていました」(球界関係者) 「まさか?」の声が出た理由は、国内トレードという予想に反したからではない。 巨人は外国人選手を獲得する際、ネームバリューやキャリアにこだわる傾向も強かった。 メジャーリーガーとして出場した試合数は3季68試合、キャリアのほとんどをマイナーリーグで過ごした“無名選手”との契約は、これまでの補強とは全く違う。 「巨人の主な外野手と言うと、丸、梶谷、松原、亀井など。右バッターは、石川、陽といったところ。『右打ちの外野手』は補強ポイントでしたが」(前出・同) ハインマン側からの売り込みもあったようだが、“新体制”も少なからず影響していたようだ。「米国OBスカウト部」だ。 今年6月、米球界に関係を持つOBたちに声を掛け、外国人選手に関する情報提供を求めていくことにした。 その新役職に就いたのは、岡島秀樹、スコット・マシソン、ギャレット・ジョーンズ、ジョージ・アリアス、ケーシー・マギーの5氏。従来の駐米スカウトではカバーできなかったマイナーリーグの若手などの情報提供はもちろんだが、「日本球界に適応できるかどうか」のアドバイスも求められるという。 「米球界の中地区を担当しているのは、アリアス氏とマギー氏。今回のハインマン獲得にあたって、彼らもサポートしたようですね」(前出・同) ハインマンがレンジャーズに在籍した2019年から20年の話だが、外野守備範囲の広さではメジャーでもトップレベルにあり、打球に追いつく速さ、捕球から送球までの俊敏さ、スローイングの正確さでクリス・ウッドワード監督を唸らせていたという。 「でも、バッティングはマイナー。マーリンズ、SFジャイアンツの控え捕手だったタイラー・ハインマン(現マイナー)の弟ですよ」(米国人ライター) 打撃に関しては不安要素が残る。だが、外野守備センスの高さは、当然、原辰徳監督にも伝わっているはず。OBスカウト部のお手並み拝見といったところだが、本当に日本球界向きの選手だった場合、「左翼・丸、中堅・ハインマン」のコンバートも見られるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月30日 17時00分
広島・佐々岡監督に批判の声「理解できない」 敗戦を招いた継投策、同点打を浴びても続投させたワケは
29日に行われた巨人対広島の一戦。「11-8」で巨人が勝利したこの試合で、広島・佐々岡真司監督が見せた采配がネット上の広島ファンの間で物議を醸している。 >>ヤクルト・田口の投球を広島ファンが妨害? バックネット裏での不可解行動が物議、「目立ちたかっただけでは」と指摘も<< 問題となっているのは、「8-7」と広島1点リードで迎えた8回裏に飛び出た続投策。この回佐々岡監督は6番手として森浦大輔をマウンドに送り込んだが、森浦は2死から死球、四球と制球を乱し一、二塁のピンチを招く。さらに、迎えた丸佳浩にはセンターに抜けるタイムリーを浴び同点に追いつかれてしまった。 ただ、佐々岡監督は丸の同点打直後に首をかしげる仕草を見せたものの、森浦を降ろさずに続投させる。すると、森浦は打席の岡本和真に23号3ランを被弾。この一発が決勝点となりチームは逆転負けを喫する結果となった。 佐々岡監督の継投策を受け、ネット上には「四死球出した時点で危ないと思ってたら案の定打たれた」、「四死球連発後と丸の同点打後、少なくとも継投のタイミングは2つあったのになぜ動かなかったのか」、「被弾後に慌てて森浦を降ろしてたのも理解できない、それなら失点前から下げとけよ」といった苦言や批判が寄せられている。 一方、「森浦は右打者に相性いいから、同点打後も佐々岡監督が続投させたのは別に間違いでは無いのでは」、「四死球をきっかけに自滅したようなものだから、采配が悪いというよりは選手が悪い」、「なんか佐々岡ばかりが叩かれてるけど、そもそも悪いのは制球乱して大崩れした森浦ではないか」と佐々岡監督を擁護するコメントも複数見受けられた。 「森浦は連続四死球から左打者の丸、右打者の岡本にそれぞれ痛打を食らいましたが、左右の被打率は対右が『.176』、対左『.379』と、右打者に強く左打者に弱い傾向がはっきりと出ています。そのため、ファンの間では丸を迎えた時点で森浦を降ろすべきだったという意見がある一方で、岡本への続投策については理にかなっているとの主張も見られます。なお、森浦が今季与四死球率『7.13』と以前から制球難を露呈していることもあってか、今回の逆転負けは森浦が勝手に自滅しただけで佐々岡監督に非はないとの見方もありますね」(野球ライター) 29日の試合に敗れたことで、借金が今季ワーストタイの16に膨らんだ広島。佐々岡監督は同戦の逆転負けを今後の糧とすることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月08日 11時20分
巨人・長嶋終身名誉監督、突然の二軍訪問は選手激励のためだけじゃない? 首脳陣が丸の復調よりも重要視した狙いとは
長嶋茂雄氏が直接指導に乗り出した本当の理由は…。6月6日、終身名誉監督の長嶋氏が巨人軍の二軍施設を訪れ、丸佳浩外野手に打撃指導を行った。これには色々な目的があったようだ。 「指導が的確だったのでしょう。丸の表情が一変しました」(関係者) 長嶋氏がグラウンドに現れたのは、午前9時ごろ。これまでも選手たちを激励してきたが、シーズン中、それも二軍訪問となれば異例中の異例だ。 お目当ては、丸。打撃不振で二軍降格となった中軸バッターに「伝えたいことがあった」という。 「何人かの若手にも声を掛けていました。グラウンドで丸に指導した後、室内練習場に場所を移し、さらに一時間も付きっ切りになりました」(スポーツ紙記者) 長嶋氏の激励訪問について聞くと、巨人選手は“ゲン担ぎのようなこと”を思い浮かべるそうだ。 それは第二期原政権下から続いているもので、長嶋氏に「ガンバレ」の意味で肩をポンポンと叩かれた選手は、その年に好成績を収めているのだという。そのため、全選手が「自分も肩を叩いてもらいたい、声を掛けてもらいたい」と思い、また、長嶋氏もその話を聞かされているらしく、挨拶に来た選手には必ず肩を叩くなどしているそうだ。 「原辰徳監督、阿部慎之助二軍監督も、長嶋氏に相談したいこともあったのではないか? 今後の選手起用や補強のことで」(ベテラン記者) >>巨人エース・菅野のクローザー転向を提案? 高木氏の主張に「もったいなさすぎる」賛否、過去の前例から期待の声も<< 「補強」と言えば、日本球界への帰還を認めた山口俊投手とは、近く正式な交渉も行われる予定。今回の長嶋氏の激励が行われた前日、育成の戸田懐生投手の支配下登録も発表されたが、こんな指摘も聞かれた。 「巨人の支配下登録選手は66人。戸田を入れて、です。他球団は70人の上限ギリギリの68人とか69人を登録しています。山口が67人目となっても、人数的にはまだ十分補強ができます。交流戦が終わるのを待って、パ・リーグのどこかとトレードをやるか、出場機会を失ったベテランを獲るのではないかとも予想されています」(前出・同) そうなると、二軍でチャンスを待っている若手の出場機会が失われる。若手に対する客観的な評価も、長嶋氏から聞きたかったのではないだろうか。 先の関係者によれば、長嶋氏は自宅テレビで巨人戦をほぼ毎日チェックしているそうだ。ファーム戦に関しても同様で、気になっている若手選手もいるのかもしれない。 「今回の二軍訪問ですが、長嶋氏が元気だということを伝えるのが、最大の目的だったとも解釈できます。一時期、体調が優れないなんて情報も流れ、公の場に出る機会も激減し、他球団のスタッフも心配していましたから」(球界関係者) 原巨人にとって、坂本勇人の復帰と丸の打撃復調こそが“最高の補強”だ。「丸の復調に長嶋氏の助言があった」となれば、チームの雰囲気も好転する。訪問先は二軍だが、その効果は一軍で見られそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月02日 07時00分
「効果ない」「つまらないから見ない」「レベル落ちた」張本氏の痛快コメントに2021年も賛否
御年80歳の野球解説者、張本勲氏。2021年も『サンデーモーニング』(TBS系)にリモートながら出演して元気な様子を見せ、プロ野球を中心としたスポーツに「喝」や「あっぱれ」を送っている。 2021年の上半期に物議を醸した張本氏の発言を振り返ってみたい。・新しいトレーニングをバッサリ 1月の自主トレーニング期間中、巨人の丸佳浩がホームベース上に立ちバッティングマシンから投げられるボールを打つという練習を見た張本氏。 「打ち損じたら身体に当たるからね。だから真剣に必死に打つ、まあそれくらいの気持ちしかないですよ。技術的にはそんなに効果はない」と斬った。 さらに2月の春季キャンプでも、巨人の阿部慎之助二軍監督がロングティーと鉄アレイの筋トレを繰り返す練習を二軍選手に行わせた際にも「何のプラスにもならない。実戦はバットとボールだからね。鉄アレイというのは、筋力を強くするためにやるんだろうけども、余計なところに筋肉がつくとバットを振りも鈍くなる」と事実上全否定した。 張本氏の発言に「時代が追いついていない」「頭をアップデートしてほしい」という指摘が一部から上がることになった。 >>張本氏、Dリーグに「興味がない」「スポーツなのか」と笑い物議 ゲストの里崎氏がフォロー<<・横綱不在の相撲は興味ない 大相撲春場所について意見を求められた張本氏は、「興味ないね。これだけ好きな男がほとんど見ない。見たい白鵬もいないし、照ノ富士の一番見て、すぐチャンネル変えちゃう」とバッサリ斬った。 張本氏は2020年の11月場所でも、横綱鶴竜(引退)と白鵬が休場していたことに触れ「つまらない」と発言している。新型コロナウイルス感染拡大前は必ずと言っていいほど国技館に足を運ぶ姿を目撃されている同氏だけに素直な感想を述べたものと思われるが「コメンテーターでしょ」「公共の電波で興味ないというコメントは失礼」と批判する声も出た。・大谷翔平の活躍に「メジャリーグのレベル落ちた」 エンゼルスの大谷翔平が開幕から打撃好調で、メジャー通算50号ホームランを放つ様子を見た張本氏は「うれしいねえ」と笑顔を浮かべる。 ところが「それにしてもアメリカの野球はずいぶんレベルが落ちたねえ、大谷一人にかき回されているもんね」とメジャリーグのレベルを「落ちた」と断言。「素直にほめてほしい」「今言うことじゃないだろう」と批判が上がった。 良くも悪くも断言し、自身の理論を貫いている張本氏。数年前と比較すると「喝」を入れるシーンが少なくなった印象もあるが、それでも「炎上発言」は健在だ。
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スポーツ 2021年03月18日 15時30分
中日・高松が二塁塁審と激突! 大量失点のきっかけに「周り見えて無さすぎ」と呆れ声、避けなかった審判にも批判
17日に行われた中日対巨人のオープン戦。「2番・二塁」で出場した中日のプロ4年目・21歳の高松渡のプレーが、ネット上の中日ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「2-0」と中日2点リードで迎えた4回表無死で飛び出たプレー。この回先頭の巨人・丸佳浩が、中日先発・勝野昌慶が投じた5球目を打ったが差し込まれたようなフライに。二塁後方にフラフラと上がった打球は二飛になるかと思われた。 ところが、打球を追おうとした高松は背走開始直後、自身の進行方向上にいた審判と交錯。両名共に怪我はなかったが、この間に打球が地面に落ちたため、不運な形で丸の出塁を許すことになった。 >>広島・會澤のタックルで審判が転倒!「退場レベルのプレー」ファンからは賛否、「ヤクルト戦でもやってた」と指摘も<< このプレーを受け、ネット上には「おい審判何ぶつかってるんだ」、「野手の走路上に審判が避けもせずに立ってちゃダメだろ」、「審判の邪魔のせいでただの二飛がヒットになってしまった」といった審判への批判が多数寄せられている。 同時に、「高松周り見えて無さすぎだろ」、「事前に後方の審判の位置を確認してなかったのか?」、「審判との接触はぶつかり損なのに何してるんだよ」といった高松への苦言も複数見受けられた。 「公認野球規則では選手同士の接触、または打球と審判の接触については、状況に応じて守備・走塁妨害やボールデッドといった裁定が下されると定められています。ただ、審判と選手の接触については捕手との接触以外にはルールが定められておらず、今回のような内野手との接触ではそのままプレーが続行されます。そのため、選手と審判は基本的にお互いにぶつからないよう位置取りや動作を行いますが、それでも今回のように思わぬ接触が発生するケースはあります」(野球ライター) 中日は高松と審判の交錯が起こった4回表に4点を奪われ、その後試合も「4-9」で敗戦。結果的に勝敗を分ける重大なプレーとなったが、どちらに否があったのかはファンの間でも意見が分かれているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月31日 11時00分
ヤクルト・村上、最大の敵は巨人・丸と阪神・大山? 達成ならセ・リーグ最年少のタイトル争いの行方は
シーズンも最終盤に入り、順位争いより熱視線を注ぐファンも多くなってきたプロ野球の個人タイトル争い。投打共に複数選手が熾烈なタイトル争いが繰り広げているが、中でも特に注目を集めているのがヤクルトのプロ3年目・20歳の村上宗隆だ。 昨シーズン「.231・36本・96打点」といった数字を残し、セ・リーグ新人王に選出された村上。今シーズンも29日終了時点で「.316・26本・83打点」とバットは好調で、打率でリーグ3位、本塁打、打点は同2位とそれぞれ好位置につけている。 打率はトップのDeNA・梶谷隆幸(.331)に1分以上差をつけられているため厳しい情勢だが、本塁打、打点はそれぞれトップの巨人・岡本和真(27本・84打点)に肉薄しているため逆転でのタイトル獲得を期待する声も多い村上。本塁打(21歳)、打点(22歳)はそれぞれ獲得すればセ・リーグ史上最年少記録の快挙となるが、両部門には最後まで立ちはだかりそうな選手もいる。 本塁打で最大のライバルとなり得るのは、現在26本で村上と同じ2位タイにつける巨人・丸佳浩。数字だけで考えると1位の岡本や2位タイの阪神・大山悠輔がライバル視されてもおかしくはないが、岡本は10月の月間本塁打数が3本、大山も4本と今一つ。村上は10月に7本を記録しているため、この両名との争いなら勝ち抜ける可能性が高い。 しかし、丸はその村上を上回る9本の本塁打を10月に放っているため、ペースが変わらなければ僅差で丸の後塵を拝する計算となる。丸は広島時代の2018年にキャリアハイの39本塁打をマークしながら、41本を放ったDeNA・ソトに本塁打王を阻止された経験があるため、2年越しに訪れたチャンスへのモチベーションで今後もペースを維持する可能性は少なくない。 一方、打点王獲得へ最大の障壁となりそうなのは、現在リーグ4位の79打点をマークしている大山。現在打点ランキングは1位岡本、2位村上、3位中日・ビシエド(82打点)、4位大山が5打点差の中にひしめき合っているが、10月の村上は18打点で同12打点の岡本より上。また、ビシエドは29日に左肩の負傷で登録を抹消されておりここから大きく数字を伸ばすとは考えづらいため、この両名に対しては有利と言える。 だが、大山は今月20打点と、打点王獲得に向け村上以上のペースで上位を猛追している。阪神は2011年の新井貴浩(打点王)を最後に打撃3部門のタイトルを獲得した日本人選手がいないため、球団では9年ぶりのタイトルをかけ最後まで執念を見せてくる可能性は非常に高そうだ。 >>阪神・矢野監督、大山の“三塁外し”でファン大ブーイングタイトルがかかる打者を外野に追いやったワケは<< 本塁打、打点の両部門で自身を上回るペースの選手が存在するという状況の村上だが、彼らを抑えてタイトルを手中に収めるには得意球団からどれだけ数字を荒稼ぎできるかにかかっている。ヤクルトの残り試合は巨人が5試合、阪神が3試合、中日、広島がそれぞれ1試合と巨人・阪神戦が多いが、対巨人成績が「.343・3本・10打点」、対阪神成績が「.387・5本・18打点」の村上はこの両球団と戦う8試合での成績がタイトル獲得を左右しそうだ。 新人王を獲得した昨シーズンから、将来のタイトル獲得は確実という声は根強かった村上。最大のライバルと目される丸・大山に競り勝ち、球史に名を刻むことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月27日 11時00分
丸はプロ人生初の故障離脱に…西武・金子だけじゃない、ダイビングキャッチが仇となった負傷劇
24日に行われた西武対日本ハムの一戦。試合は「12-2」で日本ハムが大勝したが、同戦に「8番・中堅」でスタメン出場した西武・金子侑司の負傷交代に心配の声が集まっている。 金子がアクシデントに見舞われたのは、「4-2」と日本ハム2点リードで迎えた5回表1死の場面。日本ハム・渡邉諒が中堅方向へ放った打球に対し、金子はダイビングキャッチを試みるも捕球できず三塁打に。この際に地面に左ひざを強打した金子は顔をしかめながらその場に座り込み、駆け付けたトレーナーと共にベンチ裏へ。その後出場続行はできず負傷交代となった。 全力プレーで負傷した金子に対し、ネット上には「ナイスガッツだけど痛めた箇所が心配」、「思いっきり膝打ってるからなあ、重傷じゃなければいいが…」といった心配の声が多数寄せられている。一部では、「ダイビングで足を怪我っていうのは広島時代の丸を思い出す」、「丸みたいな怪我だったらシーズン絶望までありそうで怖い」といったコメントも見られた。 名前が挙がっている31歳の丸佳浩は、これまで広島(2008-2018)、巨人(2019-)でプレー。今シーズンは24日終了時点で「.283・17本・51打点」といった数字を残しているが、過去にダイビングキャッチが原因で戦線離脱をしいられたことがある。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 2018年4月28日、マツダスタジアムで行われた広島対阪神の一戦。当時プロ11年目・29歳の丸は、ここまで「.312・5本・16打点」と好調。「3番・中堅」でスタメン出場した同戦はヒットこそなかったが、四球を2つ選ぶなどチャンスメイクの役割を果たしていた。 その丸をアクシデントが襲ったのは、「5-4」と広島1点リードで迎えた5回裏1死二、三塁の場面。ここで打席の大山悠輔が放った中堅への痛烈な打球を、丸は前に倒れ込みながらダイビングキャッチ。ヒット性の当たりをファインプレーで犠牲フライにとどめた。 ところが、飛び込んだ際の衝撃で痛めたのか、丸は右足を引きずるような素振りを見せる。この様子を受け、広島ベンチからはすぐに廣瀬純外野守備走塁コーチとトレーナーが丸のもとへ駆け付けたが状況は変わらず。結局、丸は顔をしかめながらベンチ裏まで歩いて下がり、そのまま負傷交代となってしまった。 その後チームは「7-5」で勝利したが、この間に病院で検査を受けた丸は「右ハムストリング筋挫傷」を負ったことが判明し翌29日に登録抹消。丸の離脱を受け、緒方孝市監督は「出られないなら全員でカバーして頑張るだけ」と前を向いたが、右のエースである大瀬良大地は「丸さんがいないのは痛い」と落胆するなどチームにとっては大きな痛手となった。 故障が原因の登録抹消はプロ人生初で、2013年5月20日ロッテ戦から続いていた連続試合出場も700試合でストップすることになった丸。本人は抹消翌日の30日に「残念だけど、悲観はしていない」と気丈に語ったが、同年5月26日中日戦で復帰するまで約1カ月の戦線離脱をしいられた。 復帰後は再び好調を取り戻し、このシーズン「.306・39本・97打点」といった成績でチームのリーグ3連覇に貢献した丸。ただ、当時のファンの間では、負傷がなければトップと惜しくも2本差で逃した本塁打王のタイトルを含め、さらに良い成績を残していたのではと悔やむ声も多かった。 丸は今回の金子と同じく足を故障しているが、ダイビングキャッチには他の箇所を故障するリスクもある。巨人(1986-2006)、パイレーツ(2007)で活躍した桑田真澄は、巨人時代の1995年5月24日阪神戦で小フライに飛び込んだ際に右ひじを強打し靭帯断裂。これによりトミー・ジョン手術を余儀なくされ、同年と翌1996年を棒に振っている。 現在阪神でプレーする糸井嘉男は、2018年9月21日広島戦でダイビングキャッチを敢行した際に左肩を負傷。その後、病院で「左肩腱板部分損傷」と診断されたことで同月29日に登録抹消となりそのままシーズン終了となっている。 金子の負傷について球団は病院には行かずアイシング治療で様子を見る方針だと伝えられているが、翌25日の試合で金子はベンチ入りメンバーから外れている。負傷次第ではこのままシーズンが終了する可能性もあるだけに、軽傷であることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月17日 15時50分
元巨人・上原氏、巨人の伝統に「もういらなくないっすか?」 4番の“カウント”に疑問、「歴史を伝えるためには必要」と反発も
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が、16日に自身の公式ツイッターに投稿。巨人の4番打者を巡る風潮に疑問を呈した。 >>巨人・小林に「獲得チャンスあるかな」他球団ファンが期待 ドラ1澤村に続く電撃トレードあるか<< 同日に阪神と対戦し「7-6」で勝利を収めた巨人は、ここまで全試合で4番を務めた岡本和真が腰痛で欠場したため丸佳浩がスタメン4番で出場。これにより、丸はチームの第90代4番打者になったと広く報じられた。 しかし、自身のツイッターに投稿した上原氏は、「第何代の4番とか、もういらなくないっすか?」と歴代の4番を数える風潮を疑問視。「何のため? 誰か興味あるんかな?」と、数えることにそこまで意味があるのかと主張した。 上原氏の投稿に返信する形で、ツイッター上のファンからは「今は打順が流動的だから、第何代って数えるほど4番に重みはないと思います」、「1試合出ただけで名乗れるからそこまで価値があるかは疑問、丸も岡本が復帰すればまた3番とかに戻るだろうし」、「スタメン組む時に『無駄に4番を増やしてはいけない』って感じの縛りが生まれるリスクもありますよね」といった反応が多数寄せられている。 一方、「歴史の重みが感じられていいと思うけどなあ、何なら他球団もやってほしい」、「長年見てる身としては大事です、生え抜きが務めたりしたら『王・長嶋と同じ立場になったか』と感慨深くなりますよ」、「相撲や歌舞伎でもトップの地位とか名跡は第何代って表現されるし、歴史や伝統を広く伝えるためには必要ではないか」、「誰がなったと取り上げられること自体は良くないですか?その分メディアの報道量も増えますし」といった反発も複数見受けられた。 「12球団の中で、4番打者を『第〇代』として数えているのは巨人だけ。他の打順や投手などは数えられていない一方、4番だけが特別な位置付けとなっています。この風潮がいつから始まったのかは定かではありませんが、一説には1994年に落合博満が第60代4番に就いた際に『球団創設60周年の年に背番号60の落合が第60代4番になった』と各メディアが話題にしたことがきっかけともいわれています。その落合をはじめ長島茂雄、王貞治、松井秀喜といったそうそうたる打者が名を連ねているため、4番に特別な思いを抱いている巨人ファンは多いですね。ただ、途中出場や偵察メンバーとしての出場を除けば、1試合でもスタメン起用されれば歴代4番打者には数えられるため、中には1試合だけしか務めていない選手も複数います。また、現在は昔とは違いチームの看板打者が4番に座るという概念も薄れてきているため、それほど価値や重みを感じていないファンもいるようです」(野球ライター) 日本最古の球団(1934年創設)であり、リーグ優勝46回、日本一22回を誇る巨人。4番打者のカウントが賛否を呼ぶのもまた、歴史と伝統を積み重ねてきた証なのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2020年09月04日 20時30分
巨人・田口に「クオリティ高い」「馬鹿にしてんのか」賛否の声 吉川・丸・亀井…試合中の同僚モノマネが物議
3日に行われた巨人対DeNAの一戦。試合は「13-4」で巨人が勝利したが、同戦で巨人・田口麗斗が見せたプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>巨人・後藤コーチに「違反行為じゃ?」疑問の声相次ぐ 三塁ランナーへの“肉体的援助”、高津監督の抗議も実らず<< 問題となったのは、「13-1」と巨人12点リードで迎えた6回裏1死一、二塁でのプレー。ここで第4打席を迎えた田口だが、この打席ではそれまでの打席で見られた普段のバッティングフォームではなく、同僚の吉川尚輝、丸佳浩、亀井善行と酷似したフォームをそれぞれ披露した。 具体的には初球がバットを垂直に立てたフォーム、2球目から4球目がバットを寝かせて右足を後ろに開いたフォーム、そして5球目がバットを揺らしながら構えるフォームという順番だった。 田口は打席内で一度もバットを振らず見逃し三振に倒れるが、ベンチに下がった後声をかけてきた吉川に対し満面の笑み。また、田口から見て左斜め前に座っていたウィーラーも、ニヤリとした表情で田口を見ていた。 打席内で次々にフォームが変わった田口の姿に、ネット上には「これ絶対にモノマネしてるよな(笑)」、「吉川に突っ込まれてるところみると本当にモノマネしてたっぽいな」、「割とクオリティ高いのが笑える」といった反応が多数寄せられている。 一方、DeNAファンからは「大差ついてるからって余裕こきすぎだろ、馬鹿にしてんのか」、「練習中とかにやるならいいんだけど、試合中にやるのは相手をおちょくってるとしか思えない」といった批判も複数挙がった。 「今回話題になっている田口は、これまでにも球団が手掛ける公式ユーチューブチャンネルが投稿した動画などでたびたび同僚のモノマネを披露している選手。中には動きを大げさに誇張したものもありますが総じてクオリティが高く、動画内ではチームを率いる原辰徳監督が『似てる!』と評価する場面もあります。今回のモノマネもクオリティとしてはなかなかのものでしたが、巨人が大差をつけている状況だったため一部DeNAファンからは侮辱行為と捉えられているようですね」(野球ライター) 試合後の報道では、今回のモノマネについての田口のコメントは特に伝えられていない。本人的にはベンチを盛り上げようという気持ちだったのかもしれないが、気分を害したファンも少なからずいたようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月11日 17時30分
前代未聞のホームランにファン驚愕! 広島・西川も参考に? 巨人・丸が取り入れた「苦肉の策」
7月26日に横浜スタジアムで行われた広島対DeNAの一戦。「10-6」で広島が勝利した試合で話題を呼んだのが「1番・中堅」でスタメン出場した広島・西川龍馬のバッティングだった。 話題となったのは、「0-5」と広島5点ビハインドで迎えた5回表の第3打席。西川は相手投手・平良拳太郎が投じた2球目をスイングしたが、顔が左翼方向を向いたままにもかかわらず打球は右翼方向へ。DeNAの右翼・オースティンがフェンス際でジャンピングキャッチしたことでアウトにはなったが、フェンス直撃の長打になっても全くおかしくないほどの大飛球だった。 >>巨人・広島に「両チームともリリーフがあれ」 巨人・堀内元監督が苦言、昨季以上に失点がかさんでいるワケは<< この西川のバッティングを受け、ネット上には「今の西川の打ち方ツイスト打法っぽくない?」、「ファインプレーに阻まれたけど見事なツイスト打法だ」といったコメントが多数寄せられた。「ツイスト打法」とは、打つ瞬間に腰を捕手方向にひねることで体の開きを抑えると同時に、反動でバットのヘッドスピードを上げる打ち方のことだが、西川のスイングがこれに該当するとみたファンは多かったようだ。 一方、一部からは「去年の丸みたいなスイングだ」、「丸もハマスタで同じ打ち方してたよね」といったコメントも。名前が挙がっている「丸」は巨人に所属する丸佳浩だが、丸も昨シーズンの試合で西川と同じくツイスト打法でファンの注目を集めている。 2019年9月12日、横浜スタジアムで行われた巨人対DeNAの一戦。同戦に「3番・中堅」でスタメン出場した丸は1回表の第1打席で先制タイムリー、2回表の第2打席で四球を記録するなど結果を残し4回表の第3打席を迎えた。 1死一塁の場面で迎えた第3打席、丸は相手投手・武藤祐太が投じた2球目をスイング。打った瞬間顔は左翼方向を向いていたが、打球は右翼方向への大飛球に。これがそのままスタンドに飛び込む2ランホームランとなり、球場には歓声とどよめきが入り混じった。 さらに、丸は8回表2死一塁の第5打席でも、三塁方向の地面を見ながら放った打球が左翼席への2ランに。ツイスト打法で2本の2ランを放ち、チームの「8-5」での勝利に大きく貢献した。 身体に負担がかかり本来の打撃フォームが崩れるリスクもあるツイスト打法をなぜ取り入れたのか、その理由は試合後の報道で判明する。報道によると、同年9月は同戦前まで打率「.207」と不調だった丸は、同僚の阿部慎之助(現巨人二軍監督)にアドバイスを求めたとのこと。そこで阿部からツイスト打法を勧められたことを受け、「苦肉の策というか、わらにもすがる思い」で取り入れたという。 現役時代はツイスト打法を取り入れていた選手として有名だった阿部からアドバイスを受け結果を出した丸は、「ここまで結果が出るとは思わなかった」と驚き。ただ、同戦後は効果が続かず、本来の打撃フォームが崩れるリスクも考慮し、同年のポストシーズンには元の打ち方に戻したことが伝えられている。 今回話題となった西川は7月26日終了時点の打率が「.336」と、丸のように不調に陥っているわけではない。ただ、西川と丸は2016年から2018年にかけ広島で共にプレーした経験があり、丸の移籍後も試合前練習などで頻繁に言葉を交わしているため、もしかするとこの際にツイスト打法を“伝授”された可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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