ホワイトハウス
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ミステリー 2023年04月08日 23時00分
CIA職員やホワイトハウスを襲った「ハバナ症候群」原因は秘密兵器?それとも心身症?
以前、リアルライブではキューバ・ハバナでアメリカとカナダの大使館職員を襲った「ハバナ症候群」について紹介した。 「ハバナ症候群」は2016年後半から2017年にかけて起こった。アメリカとカナダの大使館職員らが奇妙な音を耳にしたと同時に頭痛や目まい、吐き気に襲われるという症状が発生したことから名付けられている。 この時、「ハバナ症候群」の症状がある種の衝撃波やマイクロ波を受けたときの症状に似ていた。何らかのマイクロ波を放射する武器が用いられていたのではないか、という説が出ていた。 >>カナダ政府も独自のUFO研究「スカイ・カナダ・プロジェクト」の始動を発表<< トランプ政権はアメリカの外交官が標的にされたとしてキューバ側を非難。職員の帰国とキューバへの渡航警告を出すなどの対応に出たため、アメリカとキューバの関係が非常に悪化した。 ハバナ症候群は前述の通りマイクロ波を放射する武器の影響を受けたという説があるが、実在は確認されていない。またその背後にいる存在についても論争の的となっている。 2019年の事例ではホテルの部屋の近くでモスクワの連邦保安局(FSB)のエージェントが確認されたと報告されている。 さらに2人の職員が後に台湾に旅行に行ったとき、同じ事態が再び発生したとも言われている。そのためオーストラリア戦略政策研究所のピーター・ジェニングス氏は「これまで『ハバナ症候群』と言われていたものはロシアの諜報活動によるものである可能性が最も高い」と指摘した。 現在に至っても明確な結論は出ていないが、調査は行われていた。当初考えられたのは「ある種の音波兵器」説だが、これは2018年に行われた研究で「19人の患者が何らかの音波兵器による内耳の損傷によって目まいを起こしていた」という報告による仮説だ。 しかし後の調査で研究内容に欠陥があること、どんな音波兵器でも脳を選択的に損傷し、それ以外は損傷しないという証拠がないこと、生物学者が兵器と思われる音を録音したところキューバに生息するコオロギの一種であると特定したことから、現在では否定されている。 他にも「マイクロ波兵器」説というものがある。 こちらは2020年12月に米国科学アカデミーが、少なくとも一部の患者の症状の原因として「パルス高周波エネルギー」が有力と結論付けた報告書を発表したことで注目を集めた仮説だ。 確かに高エネルギーのマイクロ波を浴びると、耳や脳の神経細胞が直接刺激されて音が聞こえる「フレイ効果」と呼ばれる現象が起きる。 しかし、この効果で感じる音は被害者の証言した音とは似ても似つかないものだという。 指向性エネルギー兵器は確かに存在するが、いずれもハバナ症候群の症状や音を説明できるものではない。5年以上にわたる広範囲な捜索にもかかわらず、兵器の証拠も見つかっていないことから、「兵器説」はほぼ否定されている。 では、ハバナ症候群は何が原因だったのか。カリフォルニア大学ロサンゼルス校神経学教授のロバート・バロー氏は、集団心因性疾患の典型例ではないかと推測する。 集団心因性疾患は、通常ストレスの多い環境にいる人がある症状を病気ではないかと思い込み、連鎖的に症状が周囲の人々や他のグループへ広まっていくというもの。 ハバナ症候群はキューバに潜入した一人の諜報員、つまり非常にストレスの多い状況にあった人物の症状から始まっている。 この人物には実際に身体的症状が出ていたのだろうが、原因を「自分が聞いた奇妙な音」のせいにしていた。結局、大使館の同僚に広まり、さらにメディアや医学界でも注目を集めたことでさらに被害者が増えてしまったのでは、とのことだ。 興味深いことに、2020年12月の米国科学アカデミーの報告書では患者の症状、特に慢性症状を説明するには集団心因性疾患が妥当であるが、そうした診断を下すには「患者レベルのデータ」が不足していると結論付けられている。 謎の秘密兵器ほどセンセーショナルではないが、集団心因性疾患には歴史的な先例がある。また多種多様な症状が出ているにもかかわらず脳や耳の損傷がないこと、その後世界中に同様の症状が広まったことなどをまとめて説明できる。結局、現代の集団心因性疾患であったと考えるのが妥当なようだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中参考記事Is the mysterious 'Havana Syndrome' really a psychosomatic illness (unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/365351/is-the-mysterious-havana-syndrome-really-a-psychosomatic-illnessCIA agents attacked by 'microwave weapon'(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/340381/cia-agents-attacked-by-microwave-weapo'Directed energy attack' hits White House staff(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/346575/directed-energy-attack-hits-white-house-staff
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ミステリー 2023年02月19日 23時00分
ホワイトハウス、謎の気球騒動を受けて「新たなUFOタスクフォース」結成を発表
ここ数日アメリカ各地の上空で目撃され、注目を集めている謎の気球。2日にモンタナ州で白い気球が発見された後、データの分析方法を変更して探知の感度を上げた結果10日にはアラスカ州上空で、11日にカナダのユーコン準州で、そして12日にはミシガン州ヒューロン湖上空で謎の飛行物体が確認され、いずれも撃墜措置がとられている。 アメリカ政府関係者は、撃墜された3つの飛翔体はおそらく気球であり地上には無害なものであったと示唆する発言をしている。一方でホワイトハウス側はこのような謎の物体について「より良い理解を得るために」新たに省庁間チームの創設に着手すると発表した。 >>アメリカ国防総省、年次報告書にてUFO目撃情報「急増」を確認 - しかしその理由は不明<< 国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は、今回確認された飛翔体について情報機関が「これらは商業または研究機関に関連した気球である可能性があり、したがって『良性』な物体である」との見解が出ていることを示している。これを踏まえて3つの空飛ぶ物体の性質に関する評価が提出されたと報じられた。とはいえ、「今回のような特定の未確認飛行物体に関する暴露は、未知の物体による空中侵犯に関する政府と国民の懸念を鎮めることはないでしょう」ともされている。 そこで13日月曜日の記者会見で、カービー報道官は「安全またはセキュリティ上のリスクをもたらす未確認飛行物体の検出、分析、処分に関するより広い政策的意味を研究する」新たなタスクフォースの設立を発表した。 ホワイトハウスが今回の問題をいかに深刻に捉えているかを物語るかのように、ハービー報道官は「政府のあらゆる部門が、これらの事象を理解し、軽減するための努力を倍加させる」と宣言している。近々発足するUAP調査チームは、連邦航空局、国土安全保障省、国防総省など、さまざまな政府機関の代表者で構成されると伝えられている。 一方、墜落した3機の飛行物体の破片を回収する作業は、軍にとってある種の「挑戦」であることが判明している。マーク・ミルリー統合参謀本部議長によれば、どのケースでも「非常に困難な地形に落ちている」ため、現時点では3機共に十分に回収できていないとのこと。「いずれは回収できるが、全ての残骸を回収するには時間がかかるだろう」と記者団に答えている。軍部が最終的に全ての残骸を手に入れることができれば、飛翔体の性質をめぐる謎は最終的に解決されると推測されている。 一方で、地方議員からは不満の声も上がっている。アメリカ両議会の議員も14日、現在進行中の状況について機密扱いのブリーフィングを受けたが、ユタ州のマイク・リー上院議員は会合後に自身のツイッターで「答えよりも疑問が多いまま会合を終える」と不満を表明した。バイデン大統領にはさらなる情報の透明性を求め、ブリーフィングで得た追加情報をもってしても、この事件が「ホワイトハウスによって極めて重要な出来事が軽視されているのか、それとも取るに足らない事件が誇張されて大げさに報道されているのか不明」と嘆いている。 未だに情報が錯綜状態にある謎の気球騒動。今後の動きにも注意していきたいところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事White House Suggests Downed Objects Were 'Benign,' Forms New UFO Task Force(Coast to Coast AM)よりhttps://www.coasttocoastam.com/article/white-house-suggests-downed-objects-were-benign-forms-new-ufo-task-force/
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ミステリー 2021年05月16日 23時00分
CIA職員やホワイトハウスが謎の兵器の標的に!?「ハバナ症候群」
アメリカの政治の中枢であるホワイトハウスで「ハバナ症候群」が報告され、政府機関によって調査が行われているという。 「ハバナ症候群」は2016年後半から2017年にキューバのハバナで、アメリカとカナダの大使館職員らが奇妙な音を耳にしたと同時に頭痛や目まい、吐き気に襲われる症状が発生したことから名付けられた。この時「ハバナ症候群」の症状が、ある種の衝撃波やマイクロ波を受けたときの症状に似ていたため、何らかのマイクロ波を放射する武器が用いられていたのではないか、という説が出てきていた。 当時のトランプ政権はアメリカの外交官が標的にされたとしてキューバ側を非難、職員の帰国とキューバへの渡航警告を出すなどの対応に出たため、アメリカとキューバの関係が悪化することとなった。 その翌年、2018年にも中国に滞在していた外交官やその家族が同様の症状に襲われた。当時CIA長官だったマイク・ポンペオ氏も「ハバナ症候群と非常に類似している」事実を認め、職員と家族を中国から撤退させ、後に「健康事故」扱いになっていた。 しかしさらに翌年の2019年、オーストラリアを訪れていたアメリカの複数のCIA職員が、ホテル滞在中にハバナ症候群と思われる奇妙な体調不良を起こす事態が発生。そして今年に入ってから、なんとホワイトハウス周辺でもハバナ症候群らしき症状を訴える職員が出てきたのだ。今年は2例確認されており、1件はホワイトハウスの南側にある楕円形の芝生の付近で「狙われた」という。これは国家安全保障会議の職員を標的としたものとみられている。昨年11月には別のホワイトハウスの職員がバージニア郊外で標的にされたと伝えられている。 >>UFOに謎のUMA、アメリカ有数の異変多発地帯!謎に包まれたスキンウォーカー・ランチの実態<< 前述の通りマイクロ波を放射する武器の影響を受けたという説があるが、実物は確認されておらず、またその背後にいる存在の有無も分からず論争の的となっている。2019年の事例ではホテルの部屋の近くでモスクワの連邦保安局(FSB)のエージェントがいたと確認されたという報告がなされた。 さらに2人の職員が後に台湾に旅行に行ったとき、同じ事態が再び発生したとも言われているため、オーストラリア戦略政策研究所のピーター・ジェニングス氏は「これまで『ハバナ症候群』と言われていたものはロシアの諜報活動によるものである可能性が最も高い」と述べていた。だが、今も結論は出ておらず、アメリカの政府当局者らはこの問題が長年進展を見せていないことに不満を表明しているという。 政府やCIAは継続して調査する予定だというが、真相が明らかになる日は来るのだろうか。参考記事CIA agents attacked by 'microwave weapon'(unexplained-mysteries.com)https://www.unexplained-mysteries.com/news/340381/cia-agents-attacked-by-microwave-weapon'Directed energy attack' hits White House staffhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/346575/directed-energy-attack-hits-white-house-staff
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