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「個人情報売買」が地下アイドル業界に蔓延? 目的は“金儲け”や“いやがらせ”のためか

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画像はイメージです

 新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」のメンバー、山口真帆が、新潟市内の自宅マンションへ押しかけたファンの男2人に口を塞がれる、顔を掴まれるなどの暴行被害に遭っていたことが1月9日、わかった。

 山口が配信したSHOWROOMやTwitterなどによると、「あるメンバーに公演の帰宅時間を教えられ、あるメンバーに家、部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けと犯人をそそのかしていました」(現在非公開)と、NGT48のメンバー内に、犯人グループへ対し情報提供などがあった事を示唆している。

 NGT48は地元新潟でのライブ活動をメインにしているため、全国的な知名度こそないが、仮にもAKB48グループを構成するグループのひとつである。華やかなアイドル界を襲った突然のスキャンダルに、世間は大きな衝撃を受けている。

 さて、今回、山口が告発している「関係者による個人情報提供」であるが、真実はともあれ、地下アイドル業界では数年前から問題になっているのだという。

 かつて地下アイドルの芸能マネージャーなどの業務を担当していた人物はこう語る。

 「アイドルの守るべき個人情報ですが、悪意のある関係者によって売買されるというケースは実際にあります。自分が聞いた話だと、ライブを仕切っている主催者がお金目当てに高値で売ってしまったという話は本当にあります。売れていない地下アイドルだと、マネージャーがつかないこともあり、主催者が代わりに自宅まで送る事があるのですが、その際にアイドルの自宅住所を割り出しファンに売ってしまうのです。そのため、楽屋内でも本名や自宅を明かすのを禁止している芸能事務所もあります」(元芸能マネージャー)

 また、個人情報の売買は、仲間であるはずのアイドルの間でも平然と行われることもあるという。

 「ライバルを蹴落とすために、個人情報をバラまき引退へ追い込むという手口は、数年前から地下アイドル界で密かに問題になっていました。地下アイドルはフリーで活動している人も多いので、個人情報をバラされたら引退せざるを得ません。人気があった地下アイドルが突然引退することがありますが、ライバルが自宅住所をバラまくなどし、精神的に追い込んで引退させたというケースは決して少なくないのです」(前述の元芸能マネージャー)

 大事な個人情報が相手を追い込むために「悪用」されるとは、まさに夢も何もない世界である。

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