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トレンド 2011年05月11日 11時45分
「映画界のドン」岡田茂さん死去で、東映の今後はどうなる!?
東映の名誉会長、岡田茂さんが9日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。87才だった。 岡田茂さんは『網走番外地』『仁義なき戦い』などのヤクザ映画を数多く手がけ、映画会社としての東映を一世代で大きなものにした。 「東映を一流にした男」「邦画の基礎を築いた男」とまで言われた岡田茂さんだけに、業界からは悲しみの声が続出している。 さぞ、東映本社でも大騒ぎになっているだろう…と思いきや、実はそうでもないらしい。 「東映の作品は全て見ている」と豪語する映画ライターのHさんはこう語る。 「東映社内は全然いつも通りだったらしいです。今の東映の若い社員は『網走番外地』も『仁義なき戦い』も全然見てませんし、岡田茂の名前も知らない人も多いんですよ。東映のヤクザ映画はなんだかんだで、もう下火ですし…」 東映社員があの岡田茂の存在すら知らないとは、何とも残念な話だ。さらにHさんは東映の現状についても教えてくれた。 「今の東映は『相棒』以外全然客が入らないので、ひたすら赤字続きなんです。では何で儲けているのかというと、『仮面ライダー』に『プリキュア』なんです。 仮面ライダーやプリキュアは映画も出せばヒットするし、おもちゃの収入もプラスされるので驚くくらいに利益が出る。岡田茂さんの息子の岡田裕介社長も最近は『困った時には仮面ライダーやプリキュアが助けてくれるさ』と口癖のように言っていると一部で話題になっています」 「映画界のドン」が、草葉の陰で泣いている…。 (蟹山)
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トレンド 2011年05月11日 11時45分
サンマーメンについて
「サンマーメン」をご存じだろうか? 「にしんそば」と同じ発想で「秋刀魚」が乗ったラーメンでは、と思われるかもしれないが、それにしてもなぜ「マー」と延ばすのか疑問が残る。 実は、「サンマーメン」とは、戦前から神奈川県に伝わる、もやしや肉野菜のあんかけが乗ったラーメンのことなのだ。「サンマーメン」の名称の由来については、もやし・肉・野菜の三種類を使うので「三馬麺」とした説や、生きの良い材料を使うので「生馬麺」と名づけた説などあるそうだ。 最近は、コンビニエンスストアのご当地弁当フェアや、デパートのグルメ祭りなどで、神奈川県のご当地グルメとして「サンマーメン」が活躍する場面を見かけるようになった。 記者は高校を卒業するまで神奈川県の横須賀市で育った。いきつけのラーメン屋では、いつも「サンマ」と告げて注文を済ませていた。その店の「サンマーメン」は、しょうゆ味の細麺で、とろみが効いていた。また、繁華街に出ると、塩味のあっさりしたあんが太麺に乗せられていたり、酢で味つけがされていたりと、店によって様々な「サンマーメン」が提供されていた。初めてのラーメン屋でも、とりあえず「サンマ」と頼めば、メニューになくても「すみません、うちは、もやしそばになっちゃうんです」などと済まなそうに答えてくれた。 それが、東京に来てから、ラーメン屋で「サンマ」と頼むと、「は?」といぶかしがられた。最初はなぜ「サンマ」で通じないのかがわからなかった。じきに、「サンマーメン」がローカルであることを悟った。讃岐からの上京者が「天ぷら、ちょうだい」と頼み、(天ぷらうどんではなく)天ぷらそばが出てきて腰を抜かすのと同じかもしれない。 「サンマ、ちょうだい」と告げるだけで、全国のラーメン屋から「あいよ」と生きの良い返事が聞かれるまで、「サンマーメン」には活躍してもらいたい。(竹内みちまろ)
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スポーツ 2011年05月11日 08時00分
緊急トレードか!? プロ野球 計算外の不振&嬉しい誤算(埼玉西武編)黄金ルーキーはなぜ出て来ない?
1番・片岡、2番・栗山、3番・中島、4番・中村。若手成長株の浅村栄斗(20)に実戦経験を積ませるため、一塁手で起用。銀仁朗(23)も正捕手への階段を駆け上がり、ドラフト3位の秋山翔吾外野手(23)もスタメンを経験した。若くして実力を兼ね備えた好選手が多い。打線を固定できたチームは他にもあるが、彼らは全員、生え抜きである。その点では、西武のレギュラー野手陣は12球団トップではないだろうか。 また、先発投手陣も良い。エース・涌井を筆頭に、岸、帆足、新人の牧田和久(26)。右のオーバーハンド、左腕、アンダースローと、レパートリーも豊富だ。その埼玉西武ライオンズが、序盤戦は最下位争いに甘んじた…(7勝12敗1分け/勝率3割6分8厘)。 新人・牧田のプロ初勝利が5月6日まで遅れた。4試合目の先発でやっと勝ったが、過去3回の防御率は2.78。先に2敗を喫しており、まさに味方打線の援護に恵まれなかったわけだが、序盤戦の展開を見る限り、試合主導権を握れない『薄氷の勝利』も多かった。 何故、勝っていても主導権を握れないのか−−。まず、絶対的な守護神(クローザー)がいないこと。セットアッパーを含めた救援投手陣にこれといった人材がいないため、先発投手は責任イニング(5回)以上を投げなければならない。先取点を挙げた試合でも、精神的に追い込まれているから、試合主導権が掴めないのだ。 当初は昨季33セーブのシコースキーと、復活を目指すグラマンが予定されていたが、震災による一時帰国で調整に失敗したのだろう。岡本篤志(29)が孤軍奮闘していると言ってもいいだろう。この問題は人材が豊富なだけにいずれ解消されると思われる。しかし、『黄金ルーキー』が出て来ないのは問題だ。それも、2年続けて…。 雄星(19)は開幕一軍入りを果たしたが、1球も投げずに二軍降格となった。大石達也(22)は『先発挑戦』の課題を消化できず、一軍昇格の目処は立っていない。 「大石のストレートは澤村(=巨人)に勝るとも劣らないものがあります。早大時代は主に救援投手として活躍していました。学生時代から典型的な救援タイプと称されてきたのは、まず、球種が少ないこと。それと全力投球することによって長所が発揮されるタイプだからです」(在京球団スカウト) 先発となれば、1試合で100球以上投げなければならない。ストレートによる力勝負を5イニングも6イニングも続けるのは体力的に無理だ。そうなると、7割から8割程度の力加減で変化球を折り曲げながら打ち損じを誘う投球を修得しなければならない。 そのための投球フォームの改造に失敗し、重量感溢れるストレートが投げられなくなってしまったというのだ。 「救援投手は『短命』です。先発投手として、エースとして大きく育てたいという球団の意向は間違っていない」(球界関係者) 西武はドラフトで逸材を発掘し、チームの中核選手に育て挙げていく球団でもある。当然、1年目から結果を出すタイプもいれば、3年以上を要する“遅咲き”もいる。投打ともに主力選手に生え抜きが多い。よって、スカウティングは間違っていない。2位以下の指名選手が一軍に上がり、他球団との競合の末に獲得した黄金ルーキーが出て来ないとは、育成に何か問題があるのだろうか。 『育成の新敗』と結論づけるのはまだ早いが、大石は大卒投手である。22歳で獲得した新人が一軍戦力になるまで3年以上を要するとなれば、渡辺監督以下、首脳陣の指導能力が問われることにもなりかねない。 救援陣に一抹の不安を抱えながらの試合展開が続いている。ここに、大石がはまれば「問題解決」となるのだが…。 5月6日、エース・涌井秀章(24)の右肘の違和感で登録を抹消された。球団は「軽症」と伝えていたが、わざわざ「一軍登録を抹消してまで様子を見なければならない」のだから、完全復帰まで時間が掛かるのではないだろうか。首位戦線に浮上するためにも『投手陣の再整備』は急務である。(スポーツライター・飯山満)
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トレンド 2011年05月11日 08時00分
AV女優、成瀬心美ちゃんのエロカワ声で朝を迎える
朝が苦手なアナタに朗報! 身長147cmのロリ系AV女優、成瀬心美ちゃんが起こしてくれる、ちょっとエロくて超カワイイ、アラームアプリが登場した。その名もズバリ、「成瀬心美の目覚ましアラーム」(http://itunes.apple.com/jp/app/id431032184)。 設定した時間になると、「起きたー?」「ねぇ、はやく起きてよぅ」、「起きないとお仕置きしちゃうよ?」と、ちょっとけだるいエロカワ声で起こしてくれる。アラームを解除するにはフーフー、シェイク、タッチのいずれかのアクションが規定回数必要だから、否が応でも起きるというもの。 心美ちゃんの甘〜い声で起こされたら、ちょっぴり幸せな朝が迎えられること間違いなし! 1分ごとに画像が変わる置き時計モードもなかなか癒されますよ〜。(谷りんご)
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芸能 2011年05月10日 15時30分
AKB48総選挙 躍進が期待される? メンバーたち
AKB48最大のイベントとも言われている総選挙。3回目となる今年は6月9日に武道館で開票イベントが開催される。今までにも様々なドラマが繰り広げられた総選挙。そこで、今回、躍進が期待できるメンバーを分析したい。 まずは昨年19位ながらも、メディア露出が多い指原莉乃。24時間テレビでは、“さしこ”に一時的に改名して話題となり、今年1月からはAKBメンバーが単独で冠番組を持つのは初めてだ。他のメンバーからも、「秋元(康)先生の評価が一番高い」と言われている彼女、メディア露出が多い分だけ世間へ顔が知れたはずだ。“へたれ”というキャラ付けもしっかりできていることから、躍進する可能性が高い。 指原とともに、ユニット『Not yet』に参加している横山由依は昨年の選挙では圏外であった。ただ、研究生としてバラエティ番組に出演したこと、さらに同期のメンバーでは最速で研究生から昇格してチームKに加入したことで注目を集める。AKBでは唯一の京都弁をしゃべる彼女、今回は選抜入りも期待されている。 「フレッシュレモンになりたいの〜!」との衝撃的なキャッチコピーで話題となっているのが研究生の“みおりん”こと市川美織。頭回りはハンドボールよりも小さく、さらに独特の声でマニアのハートを鷲掴みしている。彼女の成長が今後のAKB48を左右すると言われているほど期待されている彼女が、順位をどこまで伸ばすのか目が離せない状況になっている。 以上の3名が、AKB48の躍進とともに、メディア露出が増えたメンバー。当然、世間に認知されれば、獲得票数も増えるのではと期待されているわけだが、芸能ライターが厳しい意見を口にする。 「テレビで彼女たちを見てファンになった人たちが投票するかと言えば、そうはならないかも。投票するまでの行動を起こすのはやはり昔からのコアなファンに限られる。昔からのコアなファンが投票するメンバーを変えることはない。ふたを開けて見れば、今までとさして変わらなく、順位変動も限定的なのでは」 逆に言えば、彼女たちの躍進があれば、AKB48は一部のヲタだけでなく、広く世間に認められた存在になったと言えるのかもしれない。
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社会 2011年05月10日 15時30分
アイドル女子プロレスラーを殺人予告メールで脅迫したファンが逮捕される!
アキバ系アイドルレスラーとして人気がある春日萌花選手(26=WAVE)に脅迫メールを送ったとして、神奈川県警都筑署は5月9日、大阪府泉大津市の無職・小林直記容疑者(34)を逮捕した。 逮捕容疑は、2月3日と7日に、携帯電話で「やっぱり殺さなきゃだめ、許さない、殺したい」などのメールを送って脅迫した疑い。小林容疑者は否認しているという。 同署によると、小林容疑者は春日選手のファンクラブの会員。09年11月のファンイベントで、春日選手に「胸を触らせろ」などと無法な要求。拒否されたことを逆恨みして、ファン向けに公開しているメールアドレス宛てに、少なくとも500通以上の殺人予告メールを送り続けていたと見られている。 アイドル女子プロレスラーのファンのなかには、オタク系の人も多いといわれているが、この事件は言語道断。春日選手は命の危険すら、感じたことであろう。2度とこのような事件が起きぬことを願いたい。(坂本太郎)
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トレンド 2011年05月10日 15時30分
石田三成を考える 『義に生きたもう一人の武将・石田三成』三池純正著
我々はイメージを通して歴史を認識するのだろうか。『義に生きたもう一人の武将・石田三成』(三池純正/宮帯出版社)は現地調査を基に石田三成像を検証する本であり、同時に、冒頭の疑問への一つの回答となっている。 本書の「序章」で、著者は、「関ケ原合戦図屏風」に石田家の家紋が描かれていないと指摘している。それは、「徳川家康に配慮して絵師が三成の家紋を故意に描かなかったのだとされている」という。しかし、いっぽうで、江戸時代の複製と考えられる石田三成の肖像画には、家紋が描かれているそうだ。著者は、その肖像画の三成を「横柄な役人タイプでとっつきにくい感じすらする」と評す。 また「序章」では、石田三成の骨から科学復元された顔写真が肖像画とかけ離れていることが指摘されている。本書の本編は5つの章で構成され、「第五章・関ケ原合戦」では、のちの2代将軍徳川秀忠が戦場に遅参したため、徳川本隊を欠いた東軍が、三成が築いた防衛陣地に誘い込まれたと指摘されている。三成ゆかりの石田村を訪れた著者が、村人たちの三成への崇敬を紹介する「終章」で結ばれる。 科学分析による三成の身長は、秀忠と同じく、推定156センチ程とのこと。戦国大名というと、大柄な男というイメージがわくが、現実は必ずしもそうではないようだ。 「三成に過ぎたるものが二つあり、島の左近(さこん)と佐和山の城」と落首された三成の居城・佐和山城は、黄金の茶室や大坂城で知られる豊臣政権の象徴の一つだったことも記されていた。「島の左近」とは三成の家臣・島左近のことだが、「第一章」で、その佐和山城の山頂まで登った著者が、石垣や礎石などの痕跡が何も残っていないことに疑問しており、「終章」で、佐和山城解体と彦根城築城のエピソードが紹介されている。 本書の結末にある石田村の伝承は、我々に、「歴史」というものを考えさせる。(竹内みちまろ)
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トレンド 2011年05月10日 15時30分
滋賀県東近江市発! 豊臣秀吉が愛した幻の銘茶「政所茶」
「政所(まんどころ)茶」は、戦国武将・石田三成が幼少の頃、豊臣秀吉に出したとされる「三杯の茶(三献茶)」としても有名である。秀吉は生涯、政所茶を愛したといわれ、後に朝廷や彦根藩にも献上された銘茶である。 政所茶の産地は、琵琶湖東部の山間にある滋賀県東近江市永源寺町政所である。政所の他にも九居瀬・黄和田・箕川・蛭谷・君が畑の六ヶ村は、政所六ヶ畑と総称される。また、「政所茶と木地師の里」ともいわれ、「宇治は茶所、茶は政所、娘やるのは縁所〜宇治は茶所、茶は政所、味のよいのは九居瀬の茶〜」と、茶摘み唄にも詠われるように全国に名の知れたお茶の産地である。 東近江市の名産品「永源寺こんにゃく」と並び、政所茶の歴史は古く、室町時代に永源寺5世管長の越渓秀格禅師が、政所の地質が茶の栽培に適しており、愛知川の豊かな水量によって発生する霧の作用に薬用効果を発見し、村人に薬用として茶の栽培を勧めたことが始まりとされている。また、「政所人ども夏は茶を多くつくりて出羽の秋田に出し、ここでもお茶が秋田へくだる〜」と、本居宣長の著書『玉勝間』にも記されており、東北の地にまで出荷されていた。 政所茶は、寒暖のはっきりした場所で無農薬、有機栽培され、今でも機械を使わず一葉一葉真心込めて丁寧に手摘みで収穫されているので、香りが良く、苦みの中にほのかな甘みがある。二番茶は摘まず、殆どが煎茶としている。茶葉の特長は、極太で艶もなく、どう見ても下級品にしか見えないのだが、これが超高級品なのである。「その香気と喉越しの良さは他に類がない」といわれており、地元の業者でも、ほとんど入手できない幻の銘茶となっている。 江戸初期には政所茶の生産量が増大し、幕末から明治にかけては飛躍的に生産が伸び、他県から山を越え千人を超える茶師が茶摘みの応援に訪れるほどであった。しかし、戦後、永源寺町では村人の集落離散や少子高齢化によって、政所茶の生産量は減少の一途をたどり、現在では30軒ほどの農家でしか生産されないため、さらに希少価値は増している。写真:「政所茶畑」滋賀県東近江市永源寺町政所(皆月斜 山口敏太郎事務所)
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スポーツ 2011年05月10日 15時30分
大相撲・技量審査場所「最強の“ガチンコ力士”は誰?」
大相撲の八百長問題を受け、本場所再開への「みそぎ場所」と位置づけられるテレビ中継・入場料・天王賜杯・懸賞金など「ないない尽くし」の大相撲・技量審査場所が8日から両国国技館で行われている。 ワイドショーやスポーツ紙によると、不正防止策として支度部屋への携帯電話持ち込みを禁止するための「預かり所」を設置しているが、「あんなのはただのパフォーマンス。ハッキリ言って、ダミーの携帯を出しておいても何にも言われない」(相撲担当記者)というから、根本的な体質の改善は難しそう。 そもそも、場所前に携帯メールが“証拠”としてみつかった元幕内・春日錦ら八百長に関与したと一方的に「認定」された25人の力士らを大量処分したのは“とかげの尻尾切り”だったという。 「春日錦は調査に全面協力したが、調査に対して名前をあげたのは09年以降に対戦した幕内下位と十両の力士のみ。“疑惑”がもたれている多くの幕内上位力士の名前が出なかったため、『春日錦が協会と取引したのでは』と疑われている。いわゆる星の貸し借りをする“互助会”的なグループはいくつもあり、ほかに八百長に関わった力士は大勢いる」(相撲協会関係者) 「認定」され、あっさりと各界をさる力士たちが多い中、元幕内・蒼国来や元十両・星風らが「八百長の事実がないのに不当な解雇処分を受けた」として、訴訟に踏み切ることを明かし、八百長問題は長引きそうだが、今後の展開はどうなるのだろうか? 「2日目を終えて、早くも横綱・白鵬、大関・把瑠都の横綱・大関に土がついた。“ガチンコ力士”として期待されている稀勢の里、豊ノ島は気負いすぎているからか身体が動いていない。白鵬の優勝は堅そうだが、史上空前の“ガチンコ場所”だけに、今場所の結果が現在の実力とおもっていいだろう」(元力士)
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スポーツ 2011年05月10日 15時30分
緊急トレードか!? プロ野球 計算外の不振&嬉しい誤算(阪神編)「魔の8回を託せるセットアッパーは…」
GWを終えた5月8日時点で、9勝12敗1分け。勝率5割ラインをウロウロ…。この序盤戦の躓きは、経営陣も考えられなかった大誤算だろう。 阪神・南信男球団社長が電鉄本社内での『定例オーナー報告』に臨んだのは、4月25日。同社長がタイガースの現有戦力について、電鉄本社で話し合ったのは、これが初めてではない。オープン戦も“本番モード”に突入していた3月7日、同社長は『緊急トレード』に関する進捗状況をわざわざ確認している。 「当時、阪神が探していたのは大型野手。できれば外野手というのが、編成部に伝えた要望でした」(チーム関係者) 阪神は主砲・金本知憲外野手(43)の復活に疑念を抱いていた。同関係者は「金本の復活がベスト」と前置きしつつも、クリーンアップを託せる大型外野手をトレード補強できるなら、「それ相応の出血も覚悟していた」とも言う。つまり、「金本の復調にまだ時間が掛かる」と見て、阪神フロントは打撃陣の戦力ダウンも懸念していたのである。 「去年の打撃陣の成績は出来過ぎの感もありました」(同) 阪神フロントの不安は予測通りになったわけだ。 どの球団もそうだったが、東日本大震災の影響で『開幕直前トレード』を遠慮している。選手とその家族に及ぼす負担を配慮したためだ。南社長は4月25日の『オーナー報告』後、「30試合が終わったくらいで(戦力を)検証すればいい」とコメント。ブラゼル・2割3分1厘、マートン・2割5分3厘、金本・1割7分5厘、城島・2割3分9厘…。チーム平均打率2割4分6厘(5月7日時点)。昨季12球団トップの2割9分を誇った(同部門)打線は落ち込み、スタメンで3割強の打率を保っているのは新井貴だけである。『大型野手の補強トレード』は避けられないようだが、他球団は今季の阪神について『別の見方』をしていた。 救援投手陣の再編があるのか否か…。 トリプルK(久保田、小林宏、藤川球児)。昨季8イニング目に献上した総失点は81点。09年40点であり、先発投手陣が責任イニングの5回まで持たずに降板した試合が、09年の「23」から「36」まで増えた。8イニング目を託せるセットアッパーは『先発陣の蘇生』にも影響するウィークポイントであり、真弓明信監督(57)は、そこに前千葉ロッテのクローザーだった小林宏(32)を据えた。その小林宏の不振で『トリプルK』が『勝利の方程式』に発展しないのである。 その小林宏が「魔の8イニング」に登板して、逆転負けを喫したのが5月7日の横浜戦。この時点で11試合登板し、防御率5・23。真弓監督はトリプルKに、新人左腕の榎田大樹(24)を絡める救援再編にも着手しつつある。暫くは榎田に託すことになるが、二軍戦11試合(15イニング)を投げ、無失点とマークした若竹竜士(23)をテストしてみるのも面白いと思うが…。 林威助(32)の好調ぶりを見ると、大型外野手を外部補強しなくても済むのでは? 7日のファーム戦を観たが、先発・鶴直人(24)も緩急を駆使し、7回1失点と好投していた。投打ともに「一軍で使ってほしい」と思わせる選手はたくさんいるのだが…。 小林宏の復調が待たれるが、「魔の8イニングを託せる」救援投手に補強ポイントを変更してきた場合、ライバル球団は大型外野手の加入以上に脅威を感じるだろう。(スポーツライター・飯山満)※南信男球団社長のコメントは共同通信記事を参考に致しました。
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